Ewin2レビュー
●外観

「環境に良い」と書くだけあって、Ewin2の箱は非常にシンプルです。
NDSと同じ程の大きさの箱で、中にはカートを包む箱があるだけです。
GBAのソフトを思い浮かべれば分かりやすいと思います。
ボンさいさんによるとGBMの箱にそっくりだそうです。

Ewin2本体の外観です。
これはminiSD版なので、上からカードを差すようになっています。
大きさはGBAカートと同じで、旧DSにぴったりフィットします。
差し込み/取り出しに違和感は無く、特に不便と思えるような点はありません。

裏から見ると、以前他のサイトでも紹介されていたようにGBA用のチップが無い事が分かります。
●動作
手元にあるSuperKey(ロゴなし)を使用してEwin2を起動しようと試みましたが、ホワイトアウトしてしまいました。
ロゴが無いバージョンなら問題無いと思っていましたが、起動出来ないようです。
仕方がないのでFlashMe済みのDSで起動します。

無事動作しました。
起動すると初めに「EWIN.SAV」というファイルが自動作成されます。
これは、miniSDを別の物に取り替えた際にSRAM内のデータが消えないように、
「EWIN.SAV」に退避しているのではないかと考えています。
miniSDには何も入っていないので、画像ではファイル表示はありません。
●ファイルリスト

上画面がファイル選択で、下画面はロゴ表示と日付/時計表示です。
ファイル選択画面では、選択中のファイルの背景が赤くなります。
この状態で[X]ボタンを押すと表示するファイル形式を変更できます。
標準では「NDS」ファイルのみですが、[X]ボタンを1度押すと「NDS/SAV」ファイルを表示し、
もう1度押すと全てのファイルを表示します。

セーブファイルを選択すると、SD→SRAM転送又はSRAM→SDへの保存が可能です。

この状態で[Y]ボタンを押すとヘルプを表示する事が出来ます。
このヘルプによると、ファームウェアのアップはスタートキーで行うようです。
セレクトで選択ファイルを削除します。
●ファイルの実行
クライアントで変換したNDSファイルを選択してAボタンを押すと起動する事が出来ます。
選択後約2秒で起動可能です。
その間には画面に「Load arm9 code」,「Load arm7 code」と順番に表示されます。
miniSDはトランセンド製80倍速を使用していますが、動作自体に特に気になる点はありません。
ボンさいさんによればテトリスDSが動かなかったそうです。
●自動セーブ
自動セーブ機能が動作するタイミングは他のマジコンとは違います。

M3やEZ4は電源投入時に毎回SRAMからSDへセーブされ、起動時にはSDからSRAMへ転送されますが、
一度電源を切った後にもう一度同じタイトルを起動する場合はその作業は無駄になります。
(SRAM内のデータは同じなので、いちいちSDへ保存したり読み直したりする必要が無いからです)
Ewin2はそういった同じタイトルを実行する際の無駄を無くすように設計されています。
あるファイルを起動し、再起動後もう一度同じファイルを起動した場合は自動セーブは動作しません。
あるファイルを起動し、再起動後別のファイルを選択した場合は、そのファイルを起動する前にセーブ画面が出ます。
そしてSRAM内のセーブデータをSDへ移すかどうかの選択をする事が出来ます。
どう感じるかは個人によって違うと思いますが、私は特定のタイトルをよく起動するので、
毎回セーブやロードに掛かる時間が勿体無いと思っていたのが見事解消です。
●GBAモード
BAモードで起動してみようと思いましたが、GAMEBOYのロゴ画面で止まってしまいました。
初期なのでGBAモードはカットされています。
GBAモードで起動するとロゴ画面でフリーズします。

開発が足りなかったのかチップが足りなかったのか…理由は分かりませんが、
NDSモードの出来が良いだけにGBAモードにも期待がかかります。
●クライアント
クライアントはとても簡単に操作が可能です。左にボタン、中央にリストがあります。

「Add Roms」を選択し、変換したいファイルを選択します。
するとそのファイルがリストへ表示されます。
オプションはシンプルで、「セーブパッチ」,「トリム」の2つだけです。
これらの設定が終わると、一番上の「Out Path」に出力先フォルダを指定します。
後は「Output」ボタンを押せば変換は完了です。
このクライアントは他言語版も簡単に作れるようにエディタが内蔵されています。
早速日本語用のファイルも作ってしまいました。とても簡単です。
一部足りない点もありますが、ほぼ使用する上では問題ありません。

●総括
物理的な問題は特に見当たらず、ローダーも英語表記である点を除けば使い易いと思います。
自動セーブのタイミングについては人によっては不便と感じるかもしれません。
クライアントも使い方が簡単で、設定もシンプル(逆にいうと少ない)です。リセット機能が無いのは残念です。
クライアントの日本語化が容易なので、日本語用の言語ファイルを先に用意しておけば操作に困りません。
初回版という事でGBAモードが完全に使用不可能である点は残念でした。
これだけ出来が良いだけに勿体無く感じます。
後は読み込み速度等の細かい点です。
あまり細かい点まで調べ上げていないので分かりませんが、
DMA転送のM3と比べるとEZ4のように速度に差が出るかもしれません。
ざっとですが触った感じは以上です。
値段が他のマジコンと比べてかなり安く、特に目立つような欠陥も無いので面白い一品となると思います。
GBAモードの詳細については明らかになっていないので細かい点は分かりませんが、GBAモードが搭載された頃が狙い目かもしれません。
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