詳細は省きますが...まぁそういうことです。
日本人同士の結婚であれば、極端な話「婚姻届けを出せば終わり」のところ、外国人との結婚手続きはめちゃくちゃ大変だったので記録として残しておきます。
なお、今回は訳あって自力でやりましたが、行政書士に頼めば10万円~ぐらいでやってもらえるようです。お金で時間を買える人は買った方がいいかも。
]]> まず決めること「どっちで先に婚姻届を出す?」「そろそろ結婚しますか」となったらまず決めるのが「日本と中国どちらで先に婚姻届を出すか」。
このへんはWeb上にも情報が多いので簡単に書くと、
※これは「外国人と結婚する際、どちらの国の法律が適用されるのか」の話で、簡単に言えば「日本はお互い自国の法律を適用」「中国は婚姻届出をした国の法律を適用」というルールの差があるため、先に日本で届出さえしてしまえば中国側の法律はスルーできるからだと思っています。
ちなみにうちは結婚証が欲しかったので先に中国で婚姻届出をしました。
というのも、日本で先に届け出をするとその後に中国側で届出する時に困ることがあると記載があったから(先に日本で届出した方が楽なんじゃなかったのかよ、とは思いますが)。
婚姻手続きの順序としては、本来、日本と中国のどちらが先でも法律上問題になることはありませんが、日本側の手続きを先に行うと、中国側の結婚登記の際に届けを受け付けてもらえなくなることがあり、下記のような点に注意が必要です。
中国側へ婚姻届をしようとする場合、婚姻登記機関から「独身証明」を要求されます。日本側への婚姻手続きをまだ行っていない場合は、日本政府発行の「独身証明」を取得することが可能ですが、既に日本側の手続きが済んでいる場合は、日本政府は「独身証明」を発行することは出来ません。
一方、中国の末端機関では、たとえ婚姻相手が同一人物であっても、「独身証明を出せないのなら、独身とはみなされない」として、手続きが進まないケースも散見されます。
ということで、まずは中国での婚姻届出に必要な書類を揃えます。
配偶者の居住地にあわせて在重慶日本国総領事館のページを参考にしました。
日本人側:
中国人側:
要注意なのが「重慶市・四川省の場合」という記載。省によって必要書類が違うらしいので、届出先地域の情報をチェックしておきましょう。
あとネット上の情報は古いこともあるので注意。「健康診断書が必要」と書いているサイトもありましたが、最終的には上記の書類だけでOKでした。
(むかーーしは結婚前に健康診断が必要だったらしい。子供が生めるかどうかが重要ポイントなので、結婚前に確かめる意味合いがあったそうな)
必要書類なかで通称「独身証明書」がちょっと厄介で、日本国内で発行してもらう場合は
市役所で独身証明書発行➡日本語訳を作る➡日本外務省の認証を受ける➡中国ビザセンターで中国領事の認証を受ける※➡発行後3か月以内に婚姻届出
という流れになります。認証って何?超めんどくさいです。
もう一つ方法があって、
中国にある日本領事館で独身証明書発行(認証不要!)➡発行後3か月以内に婚姻届出
という流れ。超簡単。日本の領事が発行する文書は初めから正式文書として認められるわけですね。
ということで、現地に行って独身証明書をもらう➡その足で婚姻届出、という流れに決定。
ちなみに現地の領事館で独身証明書を発行してもらう場合は下記が必要です(重慶の場合)。
日本人側:
中国人側
戸籍謄本が必要になるので用意しておきましょう。
上記必要書類を持って中国に渡航します。
最近はビザなし渡航ができないので、トランジットビザ免除措置を利用して渡航しました。
(婚姻後は2年/180日のQ2ビザが貰えるからだいぶ楽になるよ!)
配偶者にも身分証と戸口簿持参で来てもらい、一緒に在重慶日本国総領事館へ行きました。
なかなか立派なビルに入っていて、まず一階の受付で身分証を提示して通行カードをもらい、エレベーターに乗って領事館があるフロアまで移動。
領事館の受付で名前を書き、金属探知機を通ったらスマホやカメラ類をロッカー預けて(厳重!)ようやく窓口へ。
窓口で申請書を書き、必要書類を渡して30分ほど待つと独身証明書がもらえました。費用は60元。
他に来訪者はおらず警備員が暇そうにしていたのが印象的でした。
必要書類が揃ったので婚姻届出に向かいます。
重慶市内で婚姻届出ができる窓口はいくつかあるのですが、外国人との婚姻を受け付けているのは一か所だけでした。
中国あるある「外国人はダメ」これ意外とひっかかる罠なので注意してください。事前確認たいせつ。
先に婚姻センターの窓口で資料で足りるかどうか確認してもらうと「資料はOK、後は写真だけね」とのこと。近くの写真屋を案内してもらい、写真を撮りました。
手続き自体は窓口の人が優しく教えてくれたので問題なし。
結婚証を受け取った後は写真撮影もしてくれたのでイベントとしてはなかなか良いものでした。
よし婚姻届出も無事終わったし帰ろう、ではありません。
中国で婚姻届出をした後、日本に帰ったら日本の市役所でも婚姻届出が必要になります。
それには中国側で発行した結婚証明書、国籍証明書(場合によっては出生証明書も)が必要になるので、これを貰いに公証処に行きます。
※可能なら先に日本の市役所に「外国人との婚姻届出には何が必要か」を問い合わせておくと安心です。
※結婚後に配偶者ビザの申請をする場合はそちらでも必要になるので必ず2部ずつ発行してもらいましょう。
申請時に一緒に日本語訳もお願いしたので即日発行できず、後日郵送となったのでちょっと時間がかかりました。
(そのまま持ち帰って自分で翻訳すればよかったと後悔...)
日本に帰ってきたら、市役所で婚姻届出をします。
必要書類は
でした。役所によって違うかもれしないので確認しておきましょう。
外国人との婚姻届の書き方はここやここなどネット上の情報を頼りに書きましたが「報告的届出の場合は証人は不要」という記載を信じて空欄で持っていったら「証人は必須です」と突き返されたのでちょっと焦りました。婚姻届の書き方は全国共通じゃないの...?
他にも色々あって時間がかかってしまい、結局24時間対応の夜間窓口に持っていく羽目に。
市役所は平日しか空いてないけど、婚姻届だけはいつでも提出できるのは知りませんでした。市によって違うかもだけど。
婚姻届出が終わり晴れて夫婦に!なんて喜んでいる暇もなく、次は配偶者ビザ申請の準備をします。
これがまぁ面倒くさい手続きでして。全体の流れはこちらが参考になります。
まずは「在留資格認定証明書交付申請」をします。
外国人を日本に呼ぶために短期滞在ビザ申請をしたことがある人はイメージしやすいと思いますが、短期ビザだとざっくり
という流れなんですよね。
ただ、配偶者ビザの場合は資料が膨大で現地の日本領事館で内容を確認しきれないから、先に日本の入管がチェックして「この人はOKだよ」の証明書を発行してもらい、それを郵送して現地でビザ申請→現地の日本領事館がビザを発行する、という流れになります。
在留資格認定証明申請に必要な書類は入管のWebサイトに書いてあります。
詳細はネット上にたくさんありますので適宜調べてほしいのですが、私は主にここを参考にしました。
いくつかつまずいた点を補足しておきます。
そもそも証明写真を撮ってなくて困りました(本人がまだ日本にいないので)。
現地の写真屋で撮ってデータを送ってもらい、こちらでピクチャンなどの印刷サービスを使って証明写真サイズに出力しました。
ここでは結婚証明書としか書いてありませんが、前もって取っておいた国籍証明書も一緒に提出しました。
万が一、後で追加提出を求められてもすぐに用意できない書類なのでフルセット用意しておいた方が無難です。
市役所で発行してもらった住民税の課税(又は非課税)証明書と納税証明書でいいみたいですが、銀行の残高証明書と証券会社Webの残高ページを印刷したものを添付しました。会社にお願いして在職証明書も作ってもらいました(金がある、仕事があることをアピール)。
何でPDFしかないの?手書きしろってこと?
いいえ、PDFからWordに変換してくれるサービスを使ってWord化して、パソコンで記入しましょう。手書きとかムリゲー。
これもPDFしかないのでWord化しました。デザインが崩れたりする場合は他の変換サービスを試してみましょう。
この質問書が一番の強敵。基本的には書き方を紹介しているサイトを見ながら記入します。
渡航歴とか具体的な日付が必要になるので過去のメールや航空券の予約履歴を確認するのが大変でした。
(基本的にGmailを使っているので、検索しやすかったのが救い)
あと別途申請理由書は作成しましょう。これが一番大事。
貴方達が出会ってから今に至るまでのラブストーリーをしたためて、配偶者ビザを勝ち取ってください。
過去の写真をかき集めて、A4の普通紙に4~6枚ずつぐらいカラー印刷しました。
ツーショット写真が案外少なくていい写真を選別するのに苦労しました。
(写真もGoogleフォトに全部アップしていたので、後で日付や場所を検索しやすかったのが救い)
あとはメッセージアプリの履歴をスクショ撮りまくって印刷。これも過去の投稿を遡るのが結構大変です。
こちらを参考にしました。貼り付ける切手の金額は必ず再確認しましょう(情報サイトに書いてある金額は古いことが多い)。
参考として現時点では定形郵便物(25g以内)84円+簡易書留料350円=434円ですが、これも古くなっている可能性があります。必ず再確認してください。
入管のサイトに「可能な場合には申請時に旅券(パスポート)の写しを併せて御提出ください。」とあったので、配偶者のパスポートのコピーも添付しました。また、日本渡航歴の証明としてスタンプ(ビザ)のページもスキャンしてもらい、こちらで印刷したものを添付しました。
資料が揃ったら最寄りの入管に持っていきます。
平日しか受け付けていないため親に持って行ってもらいました(外国人配偶者を基準に姻族三親等まで申請人になれる)。
※申請書類を提出する方の身分を証明する文書(戸籍謄本等)の提示が必要です。
ネットには1~3か月ぐらいかかると書いてありましたが、窓口で「1か月経って音沙汰がなければ確認の電話をしてください」と言われたそうなので、1か月以内には終わると思っていいでしょう(場所や時期にもよるでしょうけど)。
私の場合、一か月になる2日前になってもまだ来ないので辛抱たまらず入管に電話したら「まだ一か月経っていませんけど」と役所らしい無機質な感じであしらわれました。もうほぼ一か月なんだからそんな言い方しなくても...(結局一か月と1日で届きました)
割と厚めの紙で、二つ折りになって封筒に入っていました。
ネット情報だと初回は1年間と書いてありましたが、3yearsの表記を見てちょっと嬉しくなりました(頑張って資料を作った甲斐があった!)。
届いた在留資格認定証明書を中国にいる配偶者に郵送し、ビザ申請をしてもらいます。
中国側で配偶者ビザ申請に必要な書類は以下のとおりです。日本大使館のページを参考にしました。
(a)査証申請書(ダウンロード)(写真貼付 縦4.5cm×横3.5cm、背景は白、1枚、6か月以内に撮影したもの)
(b)旅券
(c)戸口簿写し
(d)居住証等の居住証明書(当館管轄地域内に本籍を有しない場合のみ)
(e)在留資格認定証明書(原本)またはその写し家族滞在、日本人の配偶者等、永住者の配偶者等、定住者 婚姻調査表
(注)婚姻同居を目的に在留資格認定証明書を取得された場合は、婚姻調査表を記載願います。
内容的には想定通り...と思ったら「婚姻調査表」というものが。なにこれ。
PDFをダウンロードして中身を見てみると、在留資格認定証明申請で書いた8.質問書の中国語簡易版のような内容でした。
これもWord化して入力していきましたが、最後の項目「双方认识的经过(尽可能详细说明,如本栏不够可使用背面)」が頭を悩ませました。
「二人の知り合った経緯をできるだけ詳しく」とのことで、内容としては8.質問書の申請理由書と同じことを書けばいいのですが、中国語で書かないといけないっぽいのがなかなか難しい。
自分で書くのはしんどかったので、申請理由書を配偶者に送ってその内容をベースに中国語で記載してもらいました。
ちなみにこの婚姻調査票が必要なのは中国だけらしいです。どんだけ疑われんねーん!
中国は主要国の中で唯一、査証申請時に婚姻調査票の提出を求められる国であり、当局が配偶者ビザの審査に慎重な姿勢であることが分かります
中国人による配偶者ビザ(結婚ビザ)申請方法Ⅲ
ちなみにこの後、12月になって年末調整の手続きをしたのですが、配偶者控除の手続きもなかなか面倒くさかったです。
配偶者や子供などの扶養家族が国外にいる場合でも「国外居住親族」として扶養控除の対象になるのですが、親族関係書類や送金証明書が必要になる上、各種申告書の書き方も日本人の場合と異なっていました。
(詳細は金融庁のページ参照)
でした。金融庁Q&A(PDF)では
①戸籍の附票の写しその他の国又は地方公共団体が発行した書類及び国外居住親族の旅券(パスポート)の写し
と定義されているのですが、これは日本人向けの案内です。罠です。
そこに書いてある通り戸籍の附票の写しを取得しても、私の名前しか載っていない紙切れが手に入るだけです。
外国人と結婚した場合、戸籍謄本に外国人配偶者の欄は作られず、私の「身分事項」欄に配偶者の名前が追記されるだけです。
(外国人は日本の戸籍を持たないので、これは仕方がないのですが...)
そして戸籍の附票の写しというものには戸籍構成員の名前と住所しか印字されないので、私の名前と住所だけが記載された紙切れが手に入るというわけです。なんじゃそりゃ。
というか、なぜ金融庁はわざわざマイナーな戸籍の附票の写しを指定するのかが謎。親族関係証明といえば戸籍謄本が基本だし、こっちなら間違えようがないのに...。
このように、婚姻届出から始まって手続き関係は何から何まで例外ケースに入ってしまうので、なかなか思うように手続きが進められません。
国際結婚の宿命なので仕方がないのですが、余計なことにリソースを取られるのがつらいですね。
]]>かなり昔Lubuntu(軽量化Linux)をインストールしてデュアルブートにしたのだが、VAIO Pが非力すぎて結局使い物にならず放置していた。
今更使うこともないだろうし、ディスク容量がもったいないので削除することにした。
デュアルブートのためにブートローダーをGRUBにしており、Lubuntuを削除する前にWindows Boot Managerに戻す必要がある。
流石に久しぶりすぎて覚えていなかったので備忘録として残しておく。
(UEFIが当たり前の今、こんな作業をする人は滅多にいないだろうが...)
]]> 「Linux デュアルブート 削除」とかでやり方を適当にネット検索してみたものの、UEFI前提のものばかりで古いやり方がなかなかヒットせず。やっと見つけた記事もWindows10ベースなのでちょっとやり方が違う。
Windows10では設定画面から「回復」→「PCの起動をカスタマイズする」→「今すぐ再起動」で修復モードに入れるが、Windows7はCD/DVDドライブを用意してシステム修復ディスクを作成してブートしないといけない。
↑この記事が一番わかりやすい。
外付けドライブは無いし流石に今更ディスクを焼きたくないので方法を調べると、Internet ArchiveにWindows 7のリカバリディスクがアップされているのを発見。
「Windows 7 SP1 x86 en-US」版とのことで大丈夫か?という不安と、ライセンス的に大丈夫なのか?という不安はあるものの、サポートも切れているし今更怒られることは無いだろう、ということでISOファイルをダウンロード。
Rufusでブータブルイメージを作成してUSBメモリに書き込んだら準備完了。
VAIO PのUSBスロットにUSBメモリを挿して電源を入れればWindows 7の修復ツールが起動する。
英語だがそんなに困らない。
キーボードだけ日本語キーボードを選択し"Repair your computer"を選択。
インストール済みのWindows一覧が表示されるので選択し"Command Prompt"を選択。
あとは3つのコマンドを入力し"exit"で終了。
bootrec /RebuildBcd
bootrec /fixMbr
bootrec /fixboot
これでブートローダーがWindowsのものに戻る。
再起動すればGRUBのOS選択メニューは表示さず、そのままWindowsが起動するようになる。
この作業が終わってから知ったのだが、Windows起動直前にF8キーを押すことで修復モードに入れるらしい。
らしい、ってか過去に何度もやった作業なんだけどすっかり忘れていた。
ここからでもコマンドプロンプトが起動でき、上記3コマンドを実行すればブートローダーの復元ができる。
あとはWindows 7上で「コンピューターの管理」→「ディスクの管理」からディスクのパーティションを確認。
画像
正常(プライマ リパーティション)となっている末尾3つのパーティションを削除し、未割り当てにする。
画像
(C:)のパーティションを右クリックして「ボリュームの拡張」を選択
画像
そのまま「次へ」を選択していくと、未割り当てだった領域が(C:)のパーティションに統合される。
画像
これで元の状態に戻すことができた。
Windows 7はサポートが切れており常用するのは難しい(バッテリーのいたわり充電モードを変更できるのがVAIOの設定ソフトだけなので残してはおく)。
そもそもスペックが足りなさ過ぎてOSを起動するのでいっぱいいっぱい。有効な使い道がないのが現状。
唯一PuppyLinux8.0(bionicpup32)などのx86のPuppyLinuxなら動かなくもないので、小型USBメモリにインストールして使えばワンチャン役に立つかも。
といってもブラウザでTwitterやYoutubeみたいなリッチコンテンツを開くのも難しく、正直スマホの方が100倍快適なので、唯一のメリットであるキーボードで文字入力ができる作業...ブログ更新ぐらいしか役目は無さそうだが。
非定期メンテナンスの度に「何かに使いたいな~」と思うだけで使えてないんだよね。
「VAIO P復活!?」みたいな話も出ているし、巷にはGPD PocketやOneMix、CHUWIみたいなUMPCもたくさん出ている今、わざわざVAIO Pを使い続ける理由も無くなってるんだけど。
せっかく手元に完動品があるのに眠らせておくのも勿体なくって、何とか活用できないか考えては諦め...を繰り返している。
]]>中国で最も利用されているメッセンジャーアプリといえばWeChatだろう。
日本でいうLINEに似た立ち位置のコミュニケーションツールだ。
ただ、皆WeChatしか使っていないかというと違っていて、QQを使っている人も未だに少なくない。
QQは古くからあるPC向けのメッセンジャー(チャット)ツールだが、今はスマホにも対応していて通話や支払い機能など、他のアプリと遜色ない機能を搭載ている。
今でもQQを使う機会が頻繁にあるため、スマホにはAndroid版のQQをインストールしているのだが
QQのダウンロードページでAndroidを選択すると、Google Playストアに移動する...わけではなく、apkファイルがダウンロードされる。
そう、公式アプリなのに野良apk配布なのである。
まぁ中国のAndroidアプリではありがちな話ではあるが、今の時代WeChatもWeiboもREDもBilibiliも(バージョンはちょっと古いけど)Google Playストアで配布しているのに、未だに野良apkとは...ちょっと信じられない。
]]> 遂にGoogle Playプロテクトに引っかかる背に腹は代えられないので野良apkからインストールして使っていたのだが、ある日Google Playプロテクトで有害なアプリとして認定されてしまった。
Playストアで配布しないということは、よからぬ動きをしていて審査に通らないんだろうということは何となく想像していたが、本当に引っかかるとは...。
ここまで来ると即アンインストールするレベルなのだが、他に代替案がないためどうしようもない。野良を許してないiOSを見習えよ。
これまではメッセージを受信したらすぐ通知が出ていたのが、この頃から自分でQQアプリを立ち上げないとメッセージを受信しなくなってしまった。
有害アプリ認定されてバックグラウンドの動きを止められてしまったのだろうか。
とにかく不便で仕方がないので、自宅PCにWindows版QQをインストールしてPCから音が鳴るようにすることで、自宅にいる間はメッセージに気付けるようにはなった。
スマホ版のQQは同時に1台しかログインできないが、PC版は並行ログインして使えるので助かった。
スマホ側のタスクキルを止めたりQQが裏側に行かないよういじったりしてみたが改善されず、もはや正攻法は通用しなさそう...。
ということで、PCのQQでメッセージ受信したらその内容をLINEでスマホに伝える仕組みを作ることにした。
自宅PCは普段つけっぱなしなので理論上は24時間対応できるはずだ。
まずはQQのチャットウィンドウから文字情報を読み取るツールを作って...と考えていたが、同じことをやってくれるツールが既にあったためこちらをトライ。
しかし、この方法ではウィンドウ内部の文字列を読み取ることはできなかった。
流石にそこまで簡単に読み取れてしまうとセキュリティ的にダメか。
次はログファイルやメッセージファイルの取得。
ログファイルはC:\Users\{ユーザー名}\AppData\Local\Tencent\QQGuild
に出力されているようだが、
各ファイルの更新日付を見てもメッセージ受信の度にログが更新されているわけではなさそう。ダメだ。
次に探すのはメッセージデータが保存されているファイル。
QQの個人フォルダはC:\Users\{ユーザー名}\Documents\Tencent Files\{QQ ID番号}
に作成される。
このフォルダを見ると、メッセージを受信する度にファイルがいくつか更新されている。
見つけたぞ、ここに受信したメッセージが格納されているに違いない...!
これら.dbファイルをテキストエディタで開いてみるとSQLite header 3
と書いてあり、SQLiteのデータベースファイルだということが分かる。
ということで早速SQLite3をダウンロードして中身を覗いてみたが...
なぜかデータベースファイルとして認識できず、中身を見ることはできなかった。
Google検索してみると、同じことを試した人がいたようだ。
やり取りから類推するにSQLiteを暗号化するSQLCipherというものが使われているのだろう。
残念ながら暗号化されてしまっているのであれば中身を見るのは難しそうだ。
まぁ今回はメッセージを受信したことさえ分かればいいので、上記データベースファイルが更新されたら通知する、というシンプルな仕組みにしよう。
Windows上で簡単なスクリプトを組むのであればPowerShell一択。LinuxならシェルとかPythonを使うんだけど。
$(Get-ItemProperty 001.txt).LastWriteTime
ファイルの更新日はこれで取得できるらしい。簡単だ。
PowerShellからLINE Notifyを経由してLINE通知を飛ばす方法はこちらを参考にした。
こちらもめちゃくちゃ簡単だ。
あとは定期的にファイル更新日をチェックし、前回から変わっていればLINE通知を飛ばすようにした。
# 監視するファイル(QQメッセージ受信時に更新される)
$filename = "C:\Users\{ユーザー名}\Documents\Tencent Files\{QQ ID番号}\Msg3.0index.db-journal"
# ファイルの更新日
$lastTime = (Get-ItemProperty $filename).LastWriteTime
# パラメータ設定
# Line Notify エンドポイント
$uri = "https://notify-api.line.me/api/notify"
# トークン
$token = "Bearer あなたのLINE Notifyアクセストークン"
# トークンをリクエストヘッダ内Authorizationに指定
$header = @{Authorization=$token}
# ファイルの更新日を5秒ごとに監視して変更があれば通知する
for(;;){
if ($lastTime -eq (Get-ItemProperty $filename).LastWriteTime) {
//前回と変わっていなければ何もしない
}
else {
echo "File Changed!" + $(Get-ItemProperty $filename).LastWriteTime
# POSTパラメータにメッセージを指定
$body = @{message="メッセージを受信したよ"}
# ★リクエスト実行
$res = Invoke-RestMethod -Uri $uri -Method Post -Headers $header -Body $body
# デバッグ用結果表示
echo $res
$lastTime = (Get-ItemProperty $filename).LastWriteTime
}
Start-Sleep -s 5
}
試しにQQからメッセージを送ってみると、
このようにほぼ同時にLINEにメッセージが届くようになった。
これでひとまずメッセージを取りこぼすことはなくなるだろう。
とりあえずメッセージの通知はできるようになったが、このままでは使いにくい点も多々ある。
「もうメッセージに気付いているのに延々とLINEでも通知が来てしまう」とか。
向こうからのメッセージに気付いてやり取りを開始したが、やり取り中もずっと向こうからの返信を検知して通知が来てしまうのが煩わしい。
また「自分が送ったメッセージでもLINEでも通知が来てしまう」という問題も。
自分が送ったメッセージもPC版のQQが受信し、データベースファイルを更新してしまうようだ。
これでは双方がメッセージを送る度に通知が来てしまい、ちょっと煩すぎる。
ファイルの更新日をチェックするという単純な方法のため、「スマホ側のQQを操作中はLINE通知をオフにしたい」というような複雑なロジックは組みづらい。
「前回通知してから5分間は通知しない」とか、単純な仕組みでもある程度は緩和できそうだが。
本当はこちらからコマンドを送信して一時的にオフにできるようにするとか、もっと機能強化したいところだが、あまり手の込んだことをやり始めると収拾がつかなくなるので可能な限りシンプルにしておきたい。
もうちょっといいやり方があったらいいんだけどなぁ、と思う一方で「ちゃんとアプリ作れよテンセント!」という思いがどうしてもこみ上げてしまう。頼むよ...。
]]>ビザ免除措置が再開されていない中国に入国するため深圳のアライバルビザを取ったり、観光ビザを申し込んだりしているが、実はもう一つビザなしで中国に入国する方法がある。
それは「トランジットビザ免除」措置である。英語では"transit without visa (TWOV)"というらしい。
「トランジットビザ」はトランジット(乗り継ぎ)目的で指定された都市に立ち寄るためのビザだが、特定の条件を満たせばこのビザ要求が免除され、ノービザでの入境(停留)が許される。
日本人の場合、都市によって最大144時間(6日)または72時間(3日)の滞在が許可される。
ただし、あくまで「トランジット」ビザの免除なので、異なる国または地域へ移動(乗り継ぎ)しなければならない。
第三国(または地域)を挟まないといけないので通常のビザ滞在と比べて無駄な時間とお金がかかってしまう上、滞在可能期間も短いが、面倒なビザ申請手続きをしなくても最大で6日間の滞在ができるのはかなりありがたい。
ちなみにマカオ、香港、台湾は別地域扱いで乗り継ぎにカウントされるので、ビザ免除目当てとりあえず乗り継ぎたい場合はこのへんが狙い目かも。
]]> 滞在が許される都市(2023/5/23当時)144時間の滞在ができる都市は、北京、天津、石家荘、秦皇島、上海、杭州、南京、瀋陽、大連、青島、成都、廈門、昆明、武漢、広州、深圳、掲陽、重慶、西安、寧波の20都市。
72時間の滞在ができる都市は、長沙、桂林、哈爾濱(ハルビン)。
※↑はわりと頻繁に更新されており、ネット上の情報が古い場合があるので注意(↓のWikipediaも古い)。
また、上には都市しか書いていないが、実際は入国できる地点(空港・駅・港)が限定されているので事前に調べておくこと。
北京・天津・河北行政エリアのように複数の地域内を移動できるケースもあるが、通常は入国した都市(の定められた特定の地域内)にしか滞在できないため、複数の都市を移動するような場合は利用できない可能性がある。滞在可能エリアも事前に調べておくこと。
ちなみに(都市を問わず)空港から出ない場合は24時間以内であればトランジットビザが免除されるが、この制度では空港から出られない(本当に飛行機の乗り継ぎしかできない)ため滞在目的での利用はできない。
先にも説明したように、この制度を利用するにはA国→滞在都市→B国へ乗り継ぐ必要がある。
これは直行便が飛んでいる都市でないと乗り継ぎを成立させるのは難しいということでもある。
例えば大阪から成都に移動して144時間滞在することを想定し、大阪→成都→香港→大阪と移動を画策したとすると...
大阪→成都の航空券を探すと、直行便がなく上海や北京経由になってしまう。これでは大阪→上海→成都と移動することになってしまい第三国への乗り継ぎが成立しない(大阪→上海までは良いが、その次は第三国に行く必要があるため。つまり当制度で中国国内で乗り継ぐルートを選択することはできないということ)
幸運にも成田→成都を飛ぶ四川航空の直行便があったため、大阪→東京と国内移動してから成田→成都と飛び、あとは成都→香港の直行便に乗れば第三国(地域)への乗り継ぎが成立する。
といったように、直行便で移動できないとトランジットビザ免除ルールに従った乗り継ぎをするのが難しいため、事前のルート決めが非常に重要となる。
ちなみに、上で書いた「複数の地域内を移動できるケース」であれば地域内の移動はできるため、大阪→北京→天津→香港とか大阪→上海→杭州→香港といったルートは取りは可能(とはいえ「複数の地域内を移動できるケース」は大抵が大都市なのでそもそも直行便がありそうだが...)
上で書いた「24時間以内であればトランジットビザが免除されるが、空港からは出られない」に関連して注意事項が一つ。
乗り継ぎが24時間以内で済んでしまう場合は24時間ルールの方が強いのか、空港から出してもらえない(72/144時間の停留許可が出ない)例が多数あり。
昨日乗り継ぎ時間24時間の瀬戸際で北京の乗り継ぎビザ発給所で入国不可、制限区域内で過ごせと最初言われて大揉めになったが、1時間半かけて奇跡的に1日だけいられるビザ貰えてよかったわ。
-- どーすー (@SFCcha2019) May 13, 2023
なお、北京で手荷物を受け取る必要あり、ホテル予約、高鉄の時間を百度翻訳で伝えたらなんとか入れてもらえた pic.twitter.com/YfHGqiqIwQ
北京首都空港にいます。滞在24時間以上じゃないとビザ無しで入国できないと門前払いを受け、19時間もトランジットを強いられるのにスタバ1軒しか開いてない中で雷雨で気持ちが落ち込んでる中で、唯一のご褒美をいただきました🙌 pic.twitter.com/Pkj72CAdh3
-- Kenneth (Kenny) (@Seizethemomen) May 12, 2023
そうですか。奇跡かどうかは分かりかねますが、私は単に中国の友人に会いに行く予定でした。荷物受け取りを入境しないといけないそれなりの理由があれば入れると聞いたら言ってましたね。大兴からまた飛行機に乗るなども正当な理由です。
-- Kenneth (Kenny) (@Seizethemomen) May 23, 2023
そうなんですね。北京では宿泊がない単なるトランジットは、その場でビザ手続きを断られてましたが、実際はどうなんでしょうね。
-- Mt.SZEBL (@MSZE15) May 12, 2023
トランジットで北京に8時間。
-- shiro🌈✨ (@janjan_72213) May 3, 2023
残念ながら入国はさせて貰えなかったらしくて、夜中すぎまで空港内を散策するしかないって😭💦
今のところ战战達の広告には出会えてないらしい🥲でもウィチャットで元気そうな写真送られて来て一安心🥰
少しでも中国の空気感じて楽しめるといいなーーー!! pic.twitter.com/Anhsert8vA
北京に到着しました。ここで23時間15分の乗継時間があるので、北京空港でトランジットビザを取って中国へいざ入国!と思いきや、な、なんと『今は空港でトランジットビザは出さない!日本で取ってこい!』との中国入管局職員の耳を疑うようなお言葉!
-- にっしゃん@パキスタン (@nissyannissyan) May 1, 2023
わんこさん
-- にっしゃん@パキスタン (@nissyannissyan) May 1, 2023
メッセージありがとうございます!
僕はバゲッジスルーにしていました。
まあ、元々バゲッジスルーにするつもりではいたんですが、中国国際航空大阪支店にトランジットビザについて確認したときには、バゲッジスルーにしないといけないと言われましたよ。
同様の報告が北京に集中しているのは...なんなんだろうか。
24時間以内の場合は(同一都市の別空港で乗り換えなど)どうしても入国しないといけない理由がないと難しいのかも。
(一番上のツイートの方のみ例外的に24時間の臨時入境許可が貰えている)
中には「スルーバゲージでないとダメ」というコメントがちらほらあるのも気になる。
規定上は「联程机票(連続したルートの航空券)」でないといけないらしい?という話と関係がありそうだ。
3.トランジットの航空券は、その都市で「乗り継ぐ」事前に通しで発券された1枚のチケット(联程机票)である必要がある。つまり、例えば「東京→上海」と「上海→香港」という2枚の片道チケットを別々に持っていてもダメで、「東京→上海→香港」という一枚のチケット(航空券番号が1つ)でなければならない。
確かにビザ申請サイトでは「144小时内已确定日期和座位前往第三国/地区的联程机票,可免办签证自有关口岸入境」と記載がある。
ただ日本語版では「外国人は座席が確定された乗り継ぎ航空券を所持して」という文面になっている。どっちが正しいのか...。
でも最大で6日も滞在するのに一繋がりでスルーバゲージの航空券なんてあり得る?
「联程」という単語は確かに「繋がる」「一繋がりの」と読むことができる。
「同一チケット、同一航空機でのフライトを指す」と解説している記事もある。ただこの記事でいう"联程"とは、途中で別の飛行機に乗り継ぎをする"中转联程"との対比として狭義の(フライトの途中で何度か経由地に着発する同一の飛行機に乗り続ける)"联程"を紹介しているように見える。
実際、辞書を見る限りでは「乗り継ぐ.~机票/乗継便の航空券.」と書かれており「乗り継ぎ」と解釈するのが自然だろう。
百度百科の「联程机票」ページでは「それぞれのセクターでフライトが異なり、さらに航空会社も異なるため"途中降機"が必要となるもの(DeepL翻訳)」と書かれており、やはり複数フライトが前提で書かれている。
また当該ページに掲載されている写真↑を見る限り(航空会社こそ同一だが)2枚のチケットが映っていることからも「联程机票」が「一枚のチケットでないといけない」と読み取ることはできない。
実際のところバラ券でも大丈夫だったという成功報告は複数観測済みなので問題はないと思われるが、文言の解釈違いや時期や空港によって変動する可能性もあるため断言することはできない。
行きたい都市にもよるが、距離や航空便の多さを考慮すると一番のおすすめは香港。
日本からも中国大陸からも便数が多くて利便性が高く、航空券の値段もだいぶ下がってきている。
空港によっては深夜便もあるので、前日夜~朝方に香港へ移動し、当日の午前中に目的地へ移動するようなスケジュールを組むこともできる(ちょっとハードだけど...)。
あとマカオも案外と日本への直行便が多くて値段も安めなので狙い目。逆に台湾は未だ便数が少なく意外と時間がかかる。
LCCのセールなどをうまく活用すれば韓国を経由するルートも開拓できそうなので調べてみてほしい。
もちろん「一度行ってみたい国」があるのであれば、トランジット本来の目的通り、中国大陸を乗り継いでその国へ行くのが一番だが。
直近で杭州に訪問する用事があったため、香港を経由してトランジットビザ免除での中国入国にトライしてみた。
旅程は日本→香港→杭州→日本。
日本を深夜に出発して早朝に香港着、翌朝には杭州に飛ぶことで、香港を挟むことで生じるタイムロスを圧縮した(寝不足確定)。
まずはこちらのサイトで「杭州市の杭州蕭山国際空港から入国する場合、上海市、江蘇省、浙江省に144時間滞在することができる」との記載を見て、杭州蕭山国際空港からトランジットビザ免除で入国可能であることを確認。
次に航空会社の選定だが、日本→香港は特に制限はないので適当に香港航空を選択。
(公式サイトから購入したがWebシステムの動作が怪しく、予約後に個人情報が消えたり、クレジットカードは全然決済が通らなかったり酷い有様だった)
香港→杭州、杭州→日本は上で挙げた厦門航空がどちらも飛んでおり、トランジットビザ免除対応も明言しているため適任と判断。
ホテルはTrip.comで適当に選択。ただし滞在可能地域(今回なら上海市、江蘇省、浙江省)であること。
eチケットの控え、ホテルの予約表に加え、厦門航空Webの中国語版と中国政府の「日本人へのトランジットビザ免除再開」発表ページ(下部参考リンク参照)を紙に印刷して用意しておく。
受託手荷物があったため香港航空カウンターで手続きすると、片道切符だったためか「香港在住ですか?」と聞かれる。
「日本→香港→大陸と移動します」と答えると「中国大陸のビザがないようですが...」と言われた。やはりその話になるか。
トランジットビザ免除措置の説明が面倒だったので「短期滞在ができるのは持ってます」とボカして言ったが深く追及はされなかった。まぁ日本→香港のフライトでは直接は関係ないもんね。
その他は特に問題なく香港に到着。空港で一晩を明かす。
一つ目の難関である杭州行きのチェックイン。
厦門航空のカウンターでパスポートを見せると案の定「ビザがないのですが」と言われたので、事前に印刷しておいたWebページを見せて「これを使って入国したい」と伝える。
旅程表とホテルの予約表も一緒に渡すと、流石に自社のWebサイトに書かれている内容なのですぐ理解してもらえた。
スタッフ間でしばらくやり取りがあった後、「杭州蕭山国際空港の税関に連絡が必要なのでしばらく待ってくれ」と言われた。
カウンターの横で待っているとスタッフがしきりに電話をしており、「あー結構面倒くさい手続きなんだなぁ。参考にしたブログ主も皆スタッフに対して申し訳なさそうにしてたのはこういうことか」などと考えていると、
スタッフから「スタッフ→厦門航空の専門部署→向こうの税関というルートで連絡が必要なのでもう少し時間がかかる」と説明があった。申し訳ない。
結局20分ほど待ったところでチケット発行。「万が一何かあったら搭乗ゲートで呼び止めるね。大丈夫だと思うけど」と念を押された。
中国あるあるの突発的な理不尽への予防線か。航空会社も大変だ。
搭乗ゲートで呼び止められることもなく無事飛行機に乗り、杭州に到着。
そのまま入国審査場まで進むと「72/144小時臨時入境許可申請」の看板があり(こんなやつ↓)
矢印の方を見るとデカデカと「臨時入境許可申請」と書かれた専用のカウンターがあった。しかしカウンターは無人。
仕方なく整列のスタッフに紙を見せて「これで入国したい」と伝えると「ビザは無いのか?」「うん、無いよ」という会話の後、確認してくれることに。
確認の結果「臨時入境カードを書いたらそのまま入国審査に並べばいいよ!」という回答が。
「そんなわけあるかい!」と思いながらも臨時入境カードを書き、「書いたよ~」とスタッフに伝えて誘導されるがままに入国審査の列に並んでいると、別の若い入国審査員に呼び止められ「ちょっとこっちに来てもらえるかな?」と私一人だけ別室に連れていかれることに(絶望)。
入国審査で別室にお呼び出しされるのは初めてだし、ネットで調べた時にはそんな対応をされた例を見なかったので流石にビビる。
ただ書類上は何の問題もないはずなので、初手で持っている書類を全部出し、航空券も渡し、相手に委ねることに。
すると上司と思われる女性が入ってきて、マンツーマンでPCの入力方法を指導し始めた。
「ははーんなるほど。私を連れてきた若い入国審査員に臨時入境の手続きを教えるためにここで手続きするんだな」と思うとちょっと安心できた。
とはいえ、個室で二人に囲まれて拙い中国語で必死に説明するのはかなり大変だった。
上司が手取り足取り指導しながらパスポートや臨時入境カード、航空券をスキャンする姿を見届け、
旅程やホテルの宿泊日数を説明し、
日本→香港のチケットに書いてある「OSAKA TO HONGKONG」のOSAKAがどこか認識してもらえなかったので「OSAKAは大阪だ。日本だよ」と説明し、
例の顔写真と指紋を取る機械で生体情報を収集され、最後にパスポートに「臨時入境許可」のステッカーを貼ってもらった。
これさえ貰えればもう安心だ。よかったー。
「臨時入境許可」をもらった後は入国審査に向うかと思いきや、そのまま受託手荷物受取口の方へ通過させてもらえた。
入国審査員2人がかりで確認済みなので再度入国審査をする必要はないということだろうか。
事前に調べていた例では再度入国審査の列に並ぶというケースが多かったのだが。
この辺は空港によって、またスタッフによって対応が違うかもしれない。
ホテルでのチェックイン時、パスポートを渡すと毎回「ビザが無いのか?」と聞かれる。
杭州では臨時入境はそこそこレアなんだろうか。
「臨時入境だよ」と当該許可シールを見せると納得してもらえたので特に困ることは無かったが。
臨時入境カードは上下で入境と出境が切り離せるようになっており、入境側は「臨時入境許可」をもらう際に切り離され、残りの出境カードを受け取っていた。
出国時はこれとパスポートと航空券を渡せばいい。通常の出国カードと同じ扱いなので難しくは無いだろう。
出国審査でも特に問題は起きなかった。
どちらかというと「中国出国時も健康QRが必要」ということを知らず、そっちの手続きで手間取った。
WeChatミニアプリの方では「自分でコロナ検査した結果」を選択する項目がなくて心配だったけどそのまま通れた。誰もチェックしてないっぽい。
チェックイン時と臨時入境許可をもらう場面が難関ではあったが、何とかビザなし入国することができた。
前者は先に諸々を紙に印刷しておくことで対応できたのがデカかった。
後者はケースバイケースな点が多いので難しい所だが、手続き自体は書類に不備がなければ問題ないはずなので、そこに到達できれば大丈夫だろう。
カウンターが無人というのは他の空港でもあるあるらしいので、そういう状況を事前に予期しておき、近くのスタッフに聞くなり、近くにいなければ入国審査に並んじゃってそこで聞くなり、臨機応変な対応が求められる。
2023年3月14日に中国の各種ビザ発行が再開されてまだ2か月。ビザ発行の情報がなかなか出回っていない中、手探りで観光ビザの申請をしてみたので、その手順を記録しておく。
]]> 中国ビザ申請の全体の流れ※中国ビザ申請サイトは大阪、東京、名古屋で分かれているため間違えないよう注意。この記事は大阪ベースで書いている。
ビザ申請に必要な費用はこちら。ただしビザ申請時に請求された金額と微妙に違う...謎。
中国のビザを申請する際はまず中国ビザ申請サイトで「オンラインによる申請表」を入力・送信して、その後実際にビザセンターの窓口に行ってビザ申請を行うという流れになる。
そしてこの「オンライン申請表」を入力しようとすると、一番初めにぶつかる障壁が証明写真である。
↑一番初めの「第1部分」でいきなり証明写真のアップロードを要求される。
公式の規格や詳しい解説を見てもらえばわかるが、かなり厳格に規格が決められており、規定外の写真は一切受け付けられないことになっている。
写真屋に行ってプロに撮影してもらうのが一番だが、自分で用意する場合はスマホやカメラで撮影した画像をWeb提出時の寸法規定(ピクセル単位でサイズ指定あり、ファイルサイズ規定もあり)に従ってリサイズする必要がある。
またオンライン申請が終わった後、ビザセンターに行って窓口で申請する際はプリントした写真を持っていく必要があるが、この写真もmm単位で寸法の規定があるため、自前で用意する場合はかなり注意する必要がある。
プリント時のサイズ規定も異常に厳しいため、自分で写真を用意するならFreeDPEというサービス(600円)がオススメ。
までやってくれる。コンビニプリント代は実費(1枚30円)のみ必要。
スマホで写真を撮ってアップするだけで面倒なサイズ合わせを半自動でやってくれる。コンビニに印刷しに行くだけでいいのでとても簡単。
ちなみにスマホで自撮りする場合、インカメは広角レンズのせいで耳が隠れがちなのでアウトカメ推奨。顔に影が入らないようライティングも意識しよう。
FreeDPEは画像ダウンロードもできるので自分でL判サイズ印刷もできるし、課金後は1週間使い放題(背景色の白色への塗りつぶしは15回まで)なので、中国ビザ申請に限らず証明写真を使う予定がある場合は課金期間中に何パターンか用意しておくといいかもしれない。
ちなみに、オンライン申請で写真をアップロードした時「写真が規格に合っていない」と怒られた場合でも、繰り返し3回アップロードし直すと「窓口に来るときにはちゃんとした写真を出してね」と表示されて許される(次に進める)。
オンライン申請時点で規格に合った写真データが用意できない場合や、とにかく急いでいる場合はとりあえず不適合写真でも3回アップすればゴリ押しでオンライン申請と窓口予約まで進むことができ、窓口へ行く時までにちゃんとしたプリント写真を用意すればOKということになる。
ビザ申請時に窓口で提出したプリント写真をチェックされ、アップロードした写真と異なる場合はプリント写真をスキャンしてそのデータを使ってくれるようだ。
写真の準備ができたら、中国ビザ申請サイトでのオンライン申請表の入力を行う。
入力内容が非常に多く、名前、写真、パスポート情報、学歴、職歴、申請するビザの種類、家族構成、旅程、招聘者情報、緊急連絡先、過去3年に中国に訪問した履歴などなど、かなり事細かく入力が必要になる。
途中で入力内容の保存が可能なので、細かく保存しながらコツコツ入力していくのがいいだろう。
あと漢字は入力できるけどひらがなカタカナは入力できないので注意。アパート名がカタカナの場合はアルファベットにするなど工夫が必要。
具体的な記入方法については、下記サイトが非常に参考になったので紹介しておく。
オンライン申請表の記入と送信が完了したら、完了時に表示される申請番号を保管しておき、その番号でビザセンターの窓口を予約する。
時期によって混雑状況は異なるが、私が申請したときは1か月半ほど先の日程しか空いていなかった。
平日しか空いていない上にかなり先しか予約できないのが辛い所だが、後でキャンセル可能なのでできるだけ早い日程で予約してしまった方がいいだろう。
予約ページを何度も再読み込みしていると時々キャンセルで席が空くらしいので、急いでいる人は粘り強くキャンセル待ちしてみるといいらしい。
予約が完了したら予約表のPDFをダウンロード&印刷して申請書類と一緒にビザ申請時に持参する必要がある。
中国の駐日本大使館によると、ビザ申請時に必要なものは下記のとおり。
(一)共通申請書類
1、オンライン記入した「中华人民共和国签证申请表」;
2、パスポート原本及び写し;
3、日本に居住する第三国申請者の場合:在留カード、日本上陸許可または日本査証及び入国証印;
4、元中国籍を有する場合:
① 初めてビザ申請を行う方:旧中国パスポート及び帰化証明書;
② 過去にビザを取った方:旧中国ビザ。
5、証明写真1枚。
(二)各種ビザにおける申請書類(詳細はこちら)L(観光) 観光の目的で訪中する方
下記のいずれかの書類をご提出下さい:
◎往復航空券とホテルの予約表;
◎中国国内の関係機関または個人が発行した招聘状※1 個人が招聘状を出す場合にはその招聘人の中国身分証(表裏)の写し
◎クルーズ船で訪中する場合は、その日程表。
オンライン申請完了時にダウンロードした申請書と予約表のPDFを印刷して持っていく。
パスポート原本を持っていくだけでなく、パスポートの写真ページのコピーも必要なので忘れずに。
プリントした証明写真も1枚持っていく必要がある。
ちなみに、ビザセンターにはコピー漏れや写真不備の時のためにコピー機や証明写真機が置いてある。
「このページのコピーを取ってきてね」とか「この写真じゃだめだから撮り直してきて」と言われたときにその場で対応できるよう、現金を硬貨で持参しておくといいだろう。
(追記2:大阪では航空券は必須と言われたので注意!)
各種サイトやTwitterで検索してみると、ビザ申請時に航空券やホテル予約の提示が必要だったという書き込みと、不要だったという書き込みがある。
これはおそらく招聘状の有無によるものだと思っていて、招聘状がある場合は不要で、招聘状がない場合は旅程が確定していることを証明するために航空券やホテル予約が必要ということなんだろう。
中国ビザ申請サイト(visaforchina.cn)の日本語PDFでは、ビザ申請時の必要書類がこのように書かれている。
(中略)
●航空券(E-チケット控え)コピー
●下記のいずれか
①ホテル手配確認書
②中国国内機関発行の招聘状(FAX・写し可)
③中国在住者発行の招聘状(FAX・写し可)と発行者の身分証明書両面コピー(中国人)/パスポート、中国滞在証明の写し(外国人)
※招聘状の内容
☆申請人の名前、性別、国籍、生年月日等
☆申請人出入国日、観光地等
☆受け入れ先名称、連絡先、住所、社判、取締役代表者氏名の記名あるいは招聘人の署名
この書き方だと航空券は必須で、加えてホテルの予約確認書 or 招聘状が必要と読めるが...。
ただ、上で紹介した中国の駐日本大使館の情報や、大阪領事館のお知らせの中にあるPDFに書いてある内容を読むと、Lビザ申請時に必要なものは下記の通り...
提供以下材料之一:
◎往返机票和酒店订单 ;
◎中国境内单位或个人出具的邀请函※1。个人出具邀请函,需提供邀请人身份证件复印件。
◎乘船赴华旅游人员,需提供行程单。
航空券+ホテルの予約確認書 or 招聘状 or クルーズ船の日程表でいいことが分かる。領事館が原文で発表している最新資料なのでこちらが正解だろう。
なので、現地に知人がいる場合は招聘状を書いてもらい、そうでない場合はホテルや航空券の予約票が必要と考えられる。
(ビザセンターによって対応が異なる可能性もあるので注意)
分かります不安ですよね〜😭
-- モン🇨🇳 (@nihaohayo22) April 27, 2023
私が当日受付の方に聞いた限りだと、観光ビザの場合でも、招待状+身分証コピーがあればチケット等は不要だとのことでした。 @Xi_Chinese さんのツイートとても有益でしたので、先程リツイートしておきましたのでよろしければ見に行かれて見てください💕
ということで航空券は取らずに招聘状を持って大阪ビザセンターに行ったが「チケットがないとビサ貰えないよ」と門前払いされてしまった。
上記の大使館PDFを印刷したものを提示したが「それはどこの情報?」と聞く耳を持たず(おたくの国が出している一次情報だよ)。
念のためビザセンターの「具体的手順」に書かれているこのページ↓を印刷して持って行っており、
航空券やホテル予約表などの日程に関する書類、あるいは中国国内の関係機関、関係者が発行する旅行招待状。
という文言も見せたが「それどこのセンター?東京でしょ?」とか言い出す始末...(おたくの大阪センターが出してる情報だよ)
自分とこの情報すら把握していない職員...「これぞ中国!」ってな体験でワクワクしちゃった。
情報の整合性とか正確性なんてクソ喰らえの国なので、一次情報が何だろうが現場がダメと言っている以上はダメなんです(諦め)。
「ほんなら航空券取ってまた来ますわ」と言うと来週末まで保留にしてくれた。予約を取り直さなくていいのが救い。
2次ビザを申し込むので、二回分の航空券の予約表が必要とのこと。
でもあの職員、私が提示した大使館PDF&ビザセンターWebの紙をちゃっかり持って行ったので、後で読んでくれてるんじゃないかな(じゃないと怒るぞ。というか返せよ。人のものを無断で持っていくなw)。
たぶん大阪ビザセンターでは2017年の基準のまま仕事をしているのだろう。6年前だぞ?その間一度たりとも変わっていないと本当に思っているのか?思っているんだろうな。お目出たいことだ。
「理由があって旧ルールのまま運用しています」という話なら(納得はできないけど)まだ理解できるんだが、つい最近に自国の領事館が発表した内容を知ってすらいないというのは何とも残念な話だ。まぁ中国らしいと言われればその通りで何も言い返せないのだが。
さて、現地の知人などに招聘状(招待状)を書いてもらうとなると気になるのが招聘状のフォーマット。
商用ビザ用の招聘状サンプルはこことかここにあるのだが、観光ビザとなるとここぐらいしか見つからない。
上で引用したように、招聘状には厳格なフォーマットが決まっておらず、定められた内容さえ記載されていればいいということなんだろう。
※招聘状の内容
☆申請人の名前、性別、国籍、生年月日等
☆申請人出入国日、観光地等
☆受け入れ先名称、連絡先、住所、社判、取締役代表者氏名の記名あるいは招聘人の署名
とはいえ何か決められた書式がないものか...と検索していると「中国語版のサイトには招聘状の書式がある」という書き込みを発見。
もしや...と思いGoogleで「site:www.visaforchina.cn 邀请函」と検索してみると、日本以外の各国のページに招聘状(中国語で"邀请函")のpdfがアップロードされているではないか。
各国、各センターで独立してファイルをアップロードしているようで、同じようなファイルがたくさんヒットするしフォーマットも色々あるので迷ってしまうのだが、観光ビザであれば「(适用于申请 L/S 字签证/ Valid for L/S Visa)」と書かれているものであれば間違いないだろう。例えばこれとか。
このPDFは入力可能になっているようなので、
ことで招聘状を準備することができる。
招聘状は基本的にはファックスや印刷したものでいいが、場合によっては原本が求められる場合もあるらしい。
三、注意事項
(一)招聘状はファックス、コピーあるいはプリントしたものも使用可能ですが、領事官員が原本の提出を求める場合もあります。中国国内の個人が発行する招待状には、身分証のコピーを添えてください。
(二)申請情況によっては、領事官員が他の証明書類や追加書類、又は申請者との面談を要求する場合があります
(三)申請者の具体的申請内容によって、領事官員がビザ発給の可否、ビザの有効期間、入国回数および滞在期限を決定します。
また招聘人が個人の場合は身分証両面のコピーも必要なので忘れずにもらっておく必要がある。
追記1:結局2次30日の観光ビザを申請することになり、上記で紹介したPDFでは足りない(1回分の旅程しか記入できない)ためWordで自作することに...。
上で紹介したこちらのサンプルをベースに、旅行社が公開している各種ビザの記入例を参考に簡潔に作成した。
参考にした各種ビザ記入例のリンク:邀 请 函 q290m.pdf 邀请函 邀 请 函 M査証用招聘状サンプル.pdf CH_invi_sample.pdf
ビザ申請の当日は、遅くても予約日時の10分前にはビザセンターに着くよう予約表に書かれている。
時期にもよるが大体いつも混んでいるらしいので、予約時間にかかわらずできるだけ早く行った方がいいだろう。
(この章は実際に窓口に行ってビザ申請をしてから追記する)
追記2:
午後2時の予約だったので10分前ぐらいに行って整理券をもらうと前に12人並んでおり、30分ぐらいで順番が回ってきた。
時間帯にもよるんだろうけど、大阪センターはそんなに混んでないみたいで助かった。
書類に致命的な入力ミスがあり焦ったけどその場でボールペン訂正OKだったのでこれも助かった。
が、申請手続き自体は上述のとおり「航空券がないとダメだよ」と門前払いされたのですぐ終了。
急ぐ人が多いからか「今日中にチケット取ってくる?営業時間内に来てくれたらいいよ」と言われたけど、焦って変な航空券を予約したくなかったので「後日また来ます」と伝えておしまい。
ネットで窓口訪問日を予約する時に印刷した「予約表のPDF」を表紙にして申請資料を渡したのだが、その表紙に鉛筆で「D补 x月x日まで保留」とメモ書きをして返してくれた。
追記3:
2次ビザ申請なので2回分の往復航空券を予約し、eチケット(旅程表)PDFを印刷したものを持って再度ビザセンターを訪問。
受付で「先日来たけど資料が足りなくてまた来ました」と言うと「补资料」とメモ書きされた整理券を貰えた。
初回申請時(追記2のとき)は「V0065」みたいな整理券番号だったけど、今回は再申請だからか「D00**」だった。ちなみに受け取りは「F00**」。
大阪センターの様子。ビルの一室に入ってるためそんなに広くない。
窓口が全部で6つあり、Fに1つ、Dに1つ、Vに4つ割り当てられている感じ(変動しているかも)で、Dは母数が少ないのか10分ぐらいで順番が回ってきた。
資料一式を提出すると「こんなに航空券はいらないよ」と2回目の旅程表を返却されそうになったので「2次です、ダブルを申請したいんです」と言うと、ようやくちゃんと資料を見てくれた。頼むから手元にある文字を読んでくれ~。
デザインが酷くてクソ読みづらいことで有名な香港航空の旅程表と、なぜか都市名を省いた空港名を表示するTrip.comの旅程表に悩まされるオバちゃん係員には内心謝りながら旅程や日付を説明したら5分ぐらいですんなりOKが出た。
「x月x日以降に受け取りに来てください。ダブルなので1万500円です」と受取票を渡されて終了。やったぜ。
(申請ができても領事判断でビザが下りない可能性はあるけど)
ビザの受け取りは基本的には申請したビザセンターの窓口に取りに行くことになるが、オンライン申請時に「郵送で受け取り」という選択肢があったため、そちらを選んでみた。
中国ビザ申請センター(大阪)では、発行された認証済み文書を郵送で受領することができます。
先日、窓口にそのような表示がされているのに気付いたのですが、これまでにもあった取扱いなのか、それともコロナ対策としての新規サービスなのかはわかりません。
特に遠方の申請者にとっては、受取りのために再度訪問する必要がなく、便利なサービスかと思います。
郵送返却の料金は、手数料¥2,750、送料¥1,650とのことで、高めです。
中国ビザ申請センター(大阪)郵送での返却 | 法務・翻訳事務所オーロラ
こちらの記事によると、大阪のビザセンターは郵送に対応しているらしい。
費用は結構高めだけど、申請と受取でそれぞれ2日も平日に時間を取るのが難しい人にはありがたいサービスでは。
ただ、ビザ申請料金の支払いは窓口でビザを受け取る時に支払うはずなので、郵送受け取りにした場合はどのタイミングで料金を支払うのか気になるところ。
追記3:
ビザセンターで申請時に「郵送で受け取れますか」と言うと「やってません」と言われた。終了。
ただでさえ申請に2日も平日を潰されたのに、また受け取りのために平日休みを取らないといけないのは面倒だなぁ(仕方ないけど)。
受取票さえ持っていけば本人以外でもいいみたいなので、代理を立てるのもありだろう。
これから中国ビザ申請する方へ
-- tomo@6/1-6/5四川 (@tomozhong_guo) May 16, 2023
参考になるか分かりませんが申請時の気になる点を書きたいと思います。
・オンライン予約からビザ受け取りまで約1ヶ月後かかります。
・ビザセンターは午後に行くのが良いかと思います。(午前は代行業者が多いのでスムーズではありませんでした。)
→続きます。
中国観光ビザ申請についてまとめました😊
-- Hitomi (@Ratatouille30) May 10, 2023
①オンライン申請について
・写真がむずい。規定に合わず弾かれると進めない。奇跡的に「合ってないけど窓口でだしてね」というパターンはラッキー🥹
②書類提出について
・とにかく待つ😇
③書類提出について
・不備ある人が多すぎる気がする😂 pic.twitter.com/sgJZBl0ulP
【中国ビザ申請完全攻略〜web申請編】その①
-- しぃ🇨🇳推しと楽しむ中国語の世界 (@Xi_Chinese) April 16, 2023
これから中国ビザを申請する方必見!!👀✨
わたしが仕事終わりに夜通し調べまくって得たビザ申請のノウハウ、そして一番大変な申請予約についてまとめました!!
内容が非常に多いので3つのツイートに分かれていますが、ぜひ全てに目を通してくださいね! pic.twitter.com/GOUpLH9MUy
【中国ビザ申請完全攻略〜窓口申請編】
-- しぃ🇨🇳推しと楽しむ中国語の世界 (@Xi_Chinese) April 20, 2023
先日中国ビザの窓口申請に行ってきました!
そこで感じたことを共有します☺️❤️
中国ビザ申請を予定されている方必見ですよ〜👀✨
web申請の時と比べたらしんどさは1/30くらいでした......笑
web申請編とあわせてご覧いただけたら幸いです!😆 pic.twitter.com/7G509EmC2V
中国観光ビザ申請の当日の流れ。23/4/28 11時予約した時間に到着。列に並ぶよう指示される。1列、先頭の人から開いた窓口へ。2時間半後受付、一通りのチェックと番号札もらう。モニタに自分の番号が出るまで待つ。2時間半後、写真、指紋指10本撮影、修正必要な点修正して完了。この間5分。#中国ビザ
-- Makimarine (@marinesmaki) April 28, 2023
🇨🇳#中国ビザ申請 最新まとめ🥹
-- モン🇨🇳 (@nihaohayo22) April 21, 2023
当日までの商業ビザ申請&申請状況です。
予約は10:45〜、12:40には申請終了。
2時間の爆速完了で拍子抜け。
申請前に自分が不安&不明だった内容を備忘録として残しました。今後の中国ビザ申請が不安な方に届け!🫶 (1/2) pic.twitter.com/Lasbg5SeIm
]]>
2023年のGWに香港を訪問するにあたり、SIMカードやホテルの準備を行い、そして深圳にも行くためにアライバルビザを取得する方法を調べた。
これらの情報をもとに実際に香港を訪問したわけだが、深圳に入るためのアライバルビザである「深圳特区旅遊ビザ」で香港から深圳に入ることに成功したので、今回はこの部分について詳細を記しておく。
全体の旅程としては日本→香港→深圳→香港→日本という流れだった。
ちなみに「中国入国時のPCR検査が不要になる(セルフ抗原検査でOKになる)」前日の出来事だったわけだが、大陸側でも香港側でもPCR検査結果を求められることは一度もなかった。
]]> 事前情報以前の記事にも書いた通り、深圳の特区旅遊ビザを取得する上で最も困るのは「受付が終了してしまいビザの発給を受けられない」こと。
地下鉄で移動できる羅湖口岸は一番人気ゆえ、朝イチで並ばないといけないぐらい時間との戦いになる。
そのため、香港に着いてからビザを入手するまでは常に焦りながらの移動となった。
香港国際空港に到着したら、焦る気持ちを抑えてまずは香港ドルを入手する。
現金は何かと入り用になるので、すぐ深圳に向かうとしても入手はしておきたい。
ATMを探して到着ロビーをうろうろするが外貨両替用のATMしか見つからず、ようやく見つかったcitibankのATMは「手数料15ドルかかります」と表示され操作を中止。
結局Arrival Hall A出入口とB出入口の間にある階段の裏側(隠れていてぱっと見てわからない位置)に中国銀行のATMが並んでいたので、クレカキャッシングで現金を引き出した。
オクトパスカードの自販機も見つけたが、5,6人は並んでおり時間が惜しかったのでスルーして深圳に向かうことに。
深圳に行く方法はいくつかあるが、前回の記事で紹介した方法のうち、最も成功率が高そうな皇崗口岸から深圳に入ることにした。
皇崗口岸は車で通過する必要があり、バスを使うのがリーズナブルで一般的のようだが、今回は最も早く行けるであろうスカイリモ(乗合タクシー)を選択した。
スカイリモに乗るには到着ロビーにあるカウンターでチケットを買う必要がある。
着陸後、香港への入国審査を済ませてスーツケース等の荷物を受け取ると、到着ロビー(T1の「接機大堂」(Arrival Hall))に出ます。
到着ロビーに出たら左に向かってください。Arrival Hall「A」のエリアにSkylimoのカウンターがあります。
【News】注意!香港国際空港の深セン行き相乗りリムジン「Skylimo」カウンター・乗車位置が変更に
↑の通り、到着ロビーに出たら左奥の位置にカウンターがある(上記サイトと風景は変わっているが位置はだいたい同じ)。
到着ロビーに着いてすぐ左を向くと巨大スクリーンがあるのでそちらの方の進むと右手に5つ並んだカウンターが見える筈だ。
↑到着ロビーに着いて90°左を向いた時の写真。
巨大な透明スクリーン(SAINT...の文字)に向かって右奥にM01~M05まで5つのカウンターがある。
このうち、右端の2つ(M04とM05)がスカイリモのカウンターだ。
もしかしたら他にも会社があるのかもしれないが、見つけられなかった。
2つ並んでいるカウンターはそれぞれ別の会社。競合が隣り合わせということで客引き合戦も熾烈。
私が行ったときはM04が激込みでM05は閑散としており、仕方なく空いている方のオバチャンに「皇崗口岸 什么时候出发?」と聞くと「马上」との返事。
中国人の「马上」は信じるなと言われて育った(誇張)ので「马上?什么时候?」としつこく食い下がるも、カウンターのオバチャン達は「はよしなはれ!」と言わんばかりに「现在!」と連呼するので思わず150HKDを渡してしまった。
そしたら「はよ行け!走れ!」と言われて本当に走る羽目に。どうやら本当にすぐ出発する便があったようだ。疑ってごめんオバチャン。
↑参考までに今回利用したスカイリモのレシート。
利用した方の話によると、カウンターだけでなく乗車位置も変更になっているとのこと。
途中でエレベーターに乗り、エアポートホテルの地下で乗車するようです。(スタッフが先導してくれます)
【News】注意!香港国際空港の深セン行き相乗りリムジン「Skylimo」カウンター・乗車位置が変更に
↑の通り、スタッフの誘導のもと地下の駐車場まで急ぎ足で向かうと、中国人の若い男女4人組が既に車内で待っていた。
完全にアウェイだが待たせるのも悪いので急ぎ乗り込む。運転手に「パスポートを渡せ」と言われたので渡したら出発。
GW期の香港の気温は日本より10度ぐらい暑く、車まで走ったこともあり汗だく。45分ほどで高速道路の料金所のようなところに着いた。
↑高速道路メインなので結構なスピードで荒い運転だが目的地には無事到着することはできた。
料金所のようなところに着いたらドライバーがパスポートの束を係員に渡す。
そういえばパスポートには香港入境時に貰ったスリップも出国カードも挟んだままだった。失くされないだろうか。
なんて考えていたら係員がパスポートに書かれた名前を順番に呼び、本人確認をし始める。といっても一人ずつ顔を見るだけだが。
全員分が終わったらドライバーがパスポートの束を受け取り出発。しばらくしたら皇崗口岸に到着した。
車を降りてパスポートを受け取ったら皇崗口岸の建物に入る。
入るとすぐ改札のようなゲートが複数あり、スマホの健康申告QRコードをかざして通過する。
皇崗口岸まで来ると香港SIMの電波はほとんど入らず、手持ちの中国SIMはなぜか認識されなくて焦った。
事前にQRコードのスクショを取っていたのでそれで改札を通過することができた。スクショは絶対取っておいた方がいい(あとQRコードは1回使うと更新が必要なのでそれも注意)
健康QRコードの改札を通過後、そのままの流れでまっすぐ進んでしまいそうになるが、すぐ左(フェンスに隠れていて見つけづらい)にあるアライバルビザのオフィスに向かう。
(まっすぐ進んでしまうと深圳への入境審査場に着いてしまうが、まだビザがないのでそっちに行っても通してもらえない)
↑オフィスと言ってもガラス張りの向こうに係員が二人いるだけ。事前に写真を見ていた羅湖口岸と比べるとめちゃくちゃショボい。
(ガラスの向こうにいる係員に見られながら)カウンターの上に置いてあるアライバルビザの申込書を書く。記入例も貼ってあるので安心。
裏面にも記入欄があるので注意。署名を忘れないように。
書き終わったらすぐ左隣にある証明写真機(↓オレンジのやつ)で写真を撮って番号が書かれたレシートを取る。
申込書とレシートを係員に渡し、パスポートも求められたので渡したら終わり...と思ったらハプニング。
なぜか私のパスポートに他人の「香港入境時に貰ったスリップ」が挟まっていたようで、係員に「これは何だ」と問われる。
「他人のスリップと入れ替わってしまったのか...」と予想外の展開に焦ってしまう。
「入れ替わっていて自分のがなくなっていたら深圳に入境できないのでは...」と軽く絶望しながら「これは私のものではないです」と言うと、次に係員は私のスリップを提示してきた。
ワシのもあるんかい!と思いながら「それが私のだ!」と言うと申請は受理されたようで一安心。
クレジットカードで168元を支払って、カウンター前に2つだけ置いてある椅子に座って待つ。
待っている間に4,5人ぐらい申込者が現れた。
来たばっかりなのに「もう写真はあるから」と証明写真機で撮らず申請しようとしている人もおり、よくよく話を聞いてみると「朝に羅湖口岸に行ったものの受付が終了していたため引き返して皇崗口岸まで来た。羅湖口岸で撮った写真(レシート)を持ってきた」とのこと。やっぱり羅湖口岸は修羅の道のようだ...。
羅湖口岸で撮った写真(レシート)でそのまま皇崗口岸に申請できるのはちょっと驚き。システムは繋がっているのか。
なんてことを考えていたらビザが完成したようでパスポートが返ってきた。念願の特区ビザをゲット。
↑これまでは15日間のビザ免除でしか入国したことがなかったので、初の中国ビザだ。
ビザが手に入れば怖いものはない。先ほどの道をまっすぐ進み、荷物の安全検査を終えると入境手続きだ。
審査員の列に並ぶ直前に薄っぺらいカウンターがあり、そこに入国カード(新しいフォーマットの水色のやつ)があるので記入する。
裏面にも記入欄があるので注意。
審査では旅程を聞かれ「今日香港に着いてそのままここに来た。今日深圳に入って明日香港に戻る」と回答。
手渡したパスポートが更新後の真新しいものだったためか「中国に来るのは初めてか?」と聞かれたのにはヒヤっとした。
というのも「更新直後だとアライバルビザ申請時に旧パスポートを求められ、提示できないとビザ発給を拒否された」という過去の情報があったため。
そこで、質問には「はい初めてです。このパスポートでは。」という狡い言い方をした。
審査員が新人っぽかったため何とか誤魔化せたようだが、一挙手一投足すべて隣のオバチャンの教育を受けながらの審査だったのでかなり時間がかかってしまった。まぁビザさえ貰えればもう時間に追われる必要はないので、焦らずに構えることができたのはよかった。
審査が終わりスタンプを押してもらえばもうそこは深圳だ。
建物を出ると左右にロータリーがありバス等に乗れそうだが乗り方が分からない。
仕方がないのでそのまま真っ直ぐ歩いて歩道橋を渡り、そこから徒歩で地下鉄の皇崗口岸駅まで向かった。
地下鉄にさえ乗れれば後はどうとでもなるだろう。
と言いつつ、深圳通(交通カード)の買い方を忘れていたり、買えたはいいもののチャージし忘れてて残高ゼロで乗れなかったりハプニングは尽きなかったが(結局WeChatのミニアプリをインストールしてQRで乗車した)。
出境(香港に戻る)のは皇崗口岸を通らなくてもいいらしい。というかどこから出てもいいみたい。
せっかくなので深圳福田から高速鉄道で香港西九龍駅まで向かうことにした。
外国人は有人カウンターでしかチケットが買えなかったり、改札にパスポートをかざして通れるのか不明だったり(結局通れた)不安はあったものの無事西九龍駅に到着。
駅に着いたらエスカレーターで移動して大陸側の出境審査、香港の入境審査を受けたらおしまい。無事香港に戻ってくることができた。
ネット上の体験談や情報もかなり増えてきたようで何より。ありがたい。
地下鉄とバスを乗り継いて皇崗口岸を通るYoutube動画は映像付きなのでかなり参考になる。今は皇崗口岸ですらこんなに混んでるのね...。
そんなこんなで香港旅行の準備が進んでいるわけだが、そもそも香港に入るためのルールを確認する必要がある。
日本から香港への渡航はビザ免除が再開したことでかなり楽になったうえ、以前は必要だった入境前の抗原検査↓についても4/1で不要になったらしい。
香港入国のための抗原検査💉
-- 矢口優太🇯🇵Yuta Yaguchi (@yuta69nroll) March 3, 2023
無事陰性😮💨
結果の出た検査キットに、名前と検査日時書いて、写真撮ればいいらしい。自主検査でも🆗
検疫や税関も今どうなってんのかな? pic.twitter.com/c7Y1gwRgIi
香港入境について
-- ひゃんこ🐥@タイプーケット🇹🇭今は日本 (@hyan_phuket) March 15, 2023
入境審査は特に何も聞かれず普通に入れました☺️
迅速抗原検査 (RAT)によるコロナの陰性証明が必要とのことで、検査結果を写真保存してたのですが、それについても触れられませんでした。
2枚目の紙を書いて提出して完了です。 pic.twitter.com/XRcCPKg0nn
元々ほとんどノーチェックだったみだいけど...自前でいいとしても毎回検査するのは結構面倒くさいからねぇ。
公式に検査不要になったのは非常に助かった。
中国が未だに48時間以内のPCR陰性証明を求めている(※追記あり)のに比べると天と地ほどの差がある。
というかもうコロナ前と変わらない。ありがてぇ香港。
]]> 深圳特区旅遊ビザ(特区旅游签证)の存在を知るさてこれで香港行きの準備はOK、と思っていたらこんな記事を見つけてしまう。
なんと深圳市内に限り5日間のアライバルビザ(VOA)があるらしい。
ビザの正式名称は深圳特区旅遊ビザ(特区旅游签证)。英語では"Shenzhen Special Economic Zone (SEZ) Tourist Visa" とか"Shenzhen 5-Day Visa"というらしい。
確かに1/29にアライバルビザが再開されたと発表はあったが、当時はこのビザの存在を知らず「ビザ免除じゃないのか~」と流してしまっていた。
このアライバルビザ自体は結構昔からあったようだが、日本人はコロナ前までビザ免除措置があったから使う人は殆どいなかったのだろう(ビザ免除措置制度が開始する前は使ってた人がいたらしい)
行けるなら行きたい。ということで、何とか深圳を旅程にねじ込もうと画策を始めた。
と言っても予定はもう決まってしまっているので、深圳に入れるとすれば初日の一泊だけ。
香港エクスプレスなど比較的安いチケットは午後発で夕方着が多いのだが、アライバルビザを発給している入出境査証事務所の営業時間が9:00~16:30なので安チケットでは当日中に深圳に入れない。
香港に着いたらその足でアライバルビザをもらってすぐ深圳に行けるよう、朝イチの便を取ることにした(キャセイパシフィック高かった...)
朝イチで飛び立って13時頃に香港に着く便が予約できてホクホクしていたのだが、驚愕の事実が発覚。
上記サイトのコメント欄によると、14:30の時点で受付が終わっているとの情報が...。
羅湖口岸査証申請事務所14:30到着、申請しようとしたが、整理券発行機に「No Number」と書かれていたので、「整理券ください」とお願いすると、「受付不可」と。
(中略)
特区旅遊ビザはあるのかもしれないが、事務所営業時間16:30までの中、14:30に行っても申請不可となるような曖昧な制度なら、制度として使えるメリットは低い。また、香港に戻るのに合計1.5時間の待機時間まであるのなら、リスクが高すぎると感じました。報告まで。
13:00香港着、空港を出られるのが13:45頃、羅湖口岸まで1時間程度...この時点で14:30を超えてしまっている。
その後、なんなら午前中にもう受付終了しているという情報まで入ってきて絶望。
羅湖の中国のビザ事務所、今日、午前10時半ごろ友達から深圳行けない、整理券発券してないと連絡が。湾仔のビザセンターで予約必要だと言われたそう。湾仔で羅湖の予約してると思わないので、受付許容人数超えて受付停止なのかもしれないけど。 https://t.co/tnUdwzfJtF
-- IkuyoHK (@IkuyoHK) April 15, 2023
やっぱり、羅湖の深圳ビザ申請、利用する人が増えすぎて、処理許容能力超えてるのかも。
-- IkuyoHK (@IkuyoHK) April 15, 2023
速く日本パスポートの中国ビザ免除復活してほしい。 https://t.co/s9hUhN9fcj
どないすんねんこれ...。困った。
先ほどのサイトによるとアライバルビザに対応しているらしい中国側の口岸は下記4つとのこと。
宝安国際空港は深圳の空港なので深圳の直行便に乗らないと到達できない(しかもビザ発給してるか未確認らしい)ので却下。
羅湖口岸は上述のとおり時間的に間に合わないので却下。
皇崗口岸は車で通過しないといけないらしく難易度が高め。
蛇口口岸はフェリー専用。
この中で一番確実なのは蛇口口岸だろう。
香港国際空港のサイトによるとCSKという会社のフェリーが香港空港→蛇口口岸を運航してる。
ただ13時に香港に到着した後、近い便が15:00出発しかなく、所要時間+30分で最短15:30に着く計算に。
この時間だと間に合うかちょっと微妙では?と調べているとまた新たな事実が...。
香港空港から蛇口口岸へのフェリーに乗る場合、驚くことに、空港へ到着した後に香港への入境審査へ向かわずにそのままフェリー乗り場に向かうことになるらしい。
言い換えると、空港から蛇口へのフェリーに乗ると香港に入らず直接深圳に入ることになる。
冒頭に書いたように、4/1以降は香港への入境はノーチェックになったのだが、日本から中国へ直接入国する場合は依然としてPCR検査の陰性証明が必要(※追記あり)。しかも紙で。
うわーめんどくせえ、と思うもアライバルビザのためには背に腹はかえられない。
もう少し調査を続けているとまた新たな問題が。
受託手荷物を預けた状態で香港に到着した場合、購入できるフェリーのチケットは90分より後に出航するのものだけらしい。
「どうして???」と思ったら、受託手荷物を飛行機からフェリーへ移送するのに1時間ぐらいかかるらしいのだ。
通常香港へ入境する場合は、飛行機が空港に着いたら香港の入境審査を通過した後に空港のターンテーブルで受託手荷物を受け取るが、フェリーに乗る場合はそもそも入境審査まで行かず直接フェリー乗り場へ行くことになるため、ターンテーブルで荷物を受け取ることができないと。
じゃあ荷物はどうなるのかというと、飛行機から直接フェリーに運ばれる。だから結構な時間がかかるということらしい。
飛行機が13時に着いて15時のフェリーに乗るまで2時間もあって結構時間に余裕があるように感じるが、この90分ルールがあるため実はあんまり余裕がないということになる。
ちなみに、受託手荷物がない場合は30分後からチケットが買えるらしいので、取れる飛行機の中で最も早い12時香港着の便に変更して到達後30分以内にダッシュしてチケットを買えば13:00時のフェリーに乗れなくはない。ギリギリすぎて多分無理だけど。
もう一つの皇崗口岸について調べてみると、こちらは車で通過しないといけない分だけ自由度も高そうだ。
通常はバスを乗り継ぐか「スカイリモ」と呼ばれる乗合タクシーで皇崗口岸まで行くことが多いらしいが、金にものを言わせてタクシーを呼んで行くこともできるので、時間との闘いになるのであれば皇崗口岸ルートの方がいいかもしれない。
なお、スカイリモで行く場合はこちらの記事が参考になる(※乗り場はターミナル1に変更されている)。
値段は150HKD/130CNY(クレカOK)、所要時間は約45分とのこと。
13時香港着、空港を出られるのが13:45とすると、そこから+45分で最短14:30には着くことができそうだ。
(乗合タクシーなので定員が集まるまで待つ必要があり、あくまで最短)
私が4月11日羅湖で申請した時は9時半ごろビザ事務所到着で、ビザ出るのに2時間以上。友達が4月15日土曜に羅湖行った時は10時半ごろ、すでに整理券配布不可で、急遽、皇崗口岸に移動、皇崗で深圳特区ビザ取得でなんとか深圳入り。混み具合によっては申請すらできないこともあると思ったほうが。
-- IkuyoHK (@IkuyoHK) April 19, 2023
羅湖に比べて皇崗口岸はまだ余裕があるようで、午後でもアライバルビザが取れた報告もあるため少し安心。
ただGWは人が増えて道路も混雑しているだろうし、他の口岸でダメだった人が流れてくることを考えると、皇崗も第二の羅湖みたいになる可能性はある。あまり楽観できないな...。
未だに答えは出ていない。
時間でいえば皇崗口岸の方が早く手続き開始できるが、羅湖からアライバルビザ申請者が流れてきたらこちらも早々に締め切ってしまう可能性がある。
蛇口口岸はフェリーの時間が微妙で、事務所が閉まる1時間前に手続き開始となり時間的に不安なのと、直接中国に入るということで手続きの違いがありそうで不安要素が残る。
どちらも一長一短なので、ひとまず他の情報を収集しながら結論を出したいと思う。
蛇口口岸ルートの時にも書いたが、日本から中国に直接入国する場合は中国側の水際措置として紙のPCR陰性証明書(48時間以内)が必要になる。
(追記)2023年4月29日から中国入国時はPCR検査の代わりに抗原検査でOKになった模様。
2023年4月29日をもちまして、中国へ渡航する際、PCR検査の代わりに、出発時刻から48時間以内に抗原検査を実施することが可能になりました。今後、航空会社による検査報告書の確認はなくなります
原文を読むと「登机前48小时内抗原自测替代核酸检测」とあるので、自主検査でいいみたい。
チェックイン時の航空会社の確認もなくなるので、抜き打ち検査以外は実質ノーチェックになることに。
記事冒頭で紹介した2023年3月時点での香港の自主抗原検査みたいな扱いになるのかな。
(追記終わり)
じゃあ香港から中国に入る場合はどうかというと、香港政府のコロナ対策ページに以下の記載がある。
香港から中国本土へ渡航される方(3歳以下の方を除く)で、香港から中国本土へ渡航する前7日以内に台湾または海外に滞在された方は、中国本土の要請により渡航前48時間以内に核酸検査を受け(当該地域の中国大使館・領事館が発行する「旅行者における感染症の予防と管理に関するガイドライン」で別途指示がある場合は迅速抗原検査の代わりに)陰性となる必要がございます。(機械翻訳)
重要なのは太字の部分。直近7日間で香港外からやって来た人は該当するため、私も48時間以内のPCR検査結果が必要になる。
(結局PCRの陰性証明は必要なのか...)
ただ「紙で」とは書かれていない。実際スマホ画面で検査結果を見せればOKだったという報告もあるので、そこはちょっと助かる。
48時間以内にPCR検査→香港へ渡航→深圳へ移動を行うのは時間的に結構タイトな上、PCR検査結果はメールで受け取る場合が多く、紙にプリントアウトする余裕がなかったりするので。中国側で求められるかもしれないから出来るだけ紙で持っていきたいけどね。
香港を経由するかどうかにかかわらず、中国入国の際は「中国税関出入国健康申告」の事前申請とその結果を示すQRコード提示が必要になる。
これはWeChatミニプログラム「海関旅客指尖服務」、アプリ「掌上海関」またはWeb「出入境健康申报」から可能とのこと。
具体的な手続き方法についてはこちらを参考にしてほしい。
一度申請すれば次以降は前回入力した内容を引き継ぐことができるため、出発前にひとまず1回入力しておくことをお勧めする。
地味に入力項目が多いので、現地に着いてから一つずつ入力するのは結構手間がかかる。
そのため、先に入力情報の保存のために1回申請しておいて、中国へ向かう直前に再度申請してそのQRコードを提示するのがいいだろう。
(追記)繰り返しになるけど2023/4/29以降は抗原検査でOKになってます。
結局PCR検査は必要ということが分かった。次の問題は「どこで検査を受けるか」。
中国渡航向けのPCR検査機関はたくさんあるが、たいてい1万円から1.5万円ぐらいする。たけぇ。
そんな中でひときわ輝いて見えるのが安価と信頼の木下グループ。
場所にもよるがPCR検査が約2500円で済むうえにパスポート番号を入れるのも+1000円。
(パスポート番号はできればということなので無くてもいいのかもしれないが、念のため)
ただ、一番近いPCR検査場では15時までの検査で翌日中、15時以降なら翌々日中に検査結果が出るという。
前日の15時前に受けたとしても結果が届くのが当日の夜になっちゃったら話にならない。
前々日の15時直前に受ければ前日中に結果がもらえるが、当日15時までに深圳に入らないと48時間の期限を超えてしまう。結構ギリギリだ。
仕方なく他の検査場を探したところ、空港併設の検査センターであれば15時までの検査で当日中に結果をくれるらしい。
空港までまあまあ距離はあるが背に腹は代えられない。
フライト前日の朝イチで検査を受け、その足で出勤し、帰宅する頃には検査結果が出ているはずなので念のため印刷して持っていくことにする。
フライト当日も朝早いのに前日も同じぐらい早起きしないといけないのはなかなか辛いが...。
最後に帰国時の手続きについてだが、5/8以前に入国する場合はVisit Japan WebというWebサイトから事前手続きが必要になる。
私はワクチン4回接種済みなので、事前手続きとしてワクチン接種証明書をアップロードする必要がある。
この証明書は接種証明アプリから画像形式で保存することができるため、それをアップロードした(念のため紙にも印刷して持っていくつもり)
健康申告QRコードと同様に早めに申請できるので、出発前の時間に余裕があるうちにに入力してしまった方がいい。
日本到着の6時間前までに申請する必要があるので忘れずに手続きしておこう。
※なおこちらに記載があるように、GWを過ぎたら必要なくなるらしい。
新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置づけが5類感染症に変更される令和5年5月8日以降に入国される方については、有効なワクチン接種証明書又は出国前検査証明書の提示が不要となります
GW中に帰ってくる予定なのでギリギリまだ必要ということになる。
久々の渡航ということもあり、出発直前まで色んなことでドタバタとしてしまっている。
コロナ対策での手続きの煩雑化+現地の状況がコロコロ変わるため、なかなか予定を立てるのが難しいのが現状だ。
実際に行くまでは何が起こるか分からないが、帰ってきたら体験談を加筆したいと思う。
]]>Agodaでホテルを予約する時に「後払い」を選択すると、独自レートと称して5%ぐらい高い料金を請求されるぞ。
さらに換算方法も意味不明で、実際の為替レート変動以上の金額を請求されるぞ。マジで意味が分からない。
詳しくは先達の嘆きを見てくれ。
GWに香港へ行くことにした。いつもなら飛行機もホテルもTrip.comで予約するのだが、
コロナ後で価格や掲載ホテル数が不安定だったため、個人的評判はあんまりよくないAgodaで予約してしまった。
香港のホテルがコロナ前と比べると尋常じゃないぐらい高かったのでつい安さにつられてしまったのだ。
ホテルの選別が完了して予約を行う際、最後の確認画面で「後で支払い」という項目がオンになっていたようだ。
自分で選択したわけではなく、初めからオンだったが。よく考えずそのまま予約したのがすべての間違いだ。
どうやらこれを選択すると現地通貨で決済されるわけではなく、Agodaが勝手に決めた手数料マシマシのクソ高レートで日本円に換算された金額が請求されるらしい。
1か月ほど経ってAgodaから届いた「支払いが行われました」というメールで金額がかなり高くなっているのに気づいた。
ネット検索してみたら阿鼻叫喚。今更キャンセルできないので後の祭り。終わってる。詐欺だろこれ。
これはまぁわかる。
予約と請求に1か月程度の時間差があったため、その間に為替レートが変わっていた場合は当然ながら差額が出る。
その分だけ高くなっているなら理解できるのだが、今回は為替レートの変動分以上に請求額が増えていた。
おいやっぱり詐欺だろこれ。
個人的に最も罪深いと思うのがこれ。
初めから現地通貨で表示されていれば為替レートの差異が生まれることに気づけたのだが、Agodaは終始日本円でしか表示せず、最後の確認画面にだけ小さい文字で「レート変動のリスク」が書いているだけなのだ。
それをもって「書いてたよね?見落としたあなたが悪いよ!」という論法だ。
だが、普段買い物をするとき商品に「1万円」という値札が貼ってあれば、誰もが1万円を請求されると思うだろう。
でも蓋を開けたらびっくり。「実は1万円じゃなくて100米ドルなので今のレートで1.3万円請求しま~す」とか言ってくるのだ。頭大丈夫か?
レジを通すときに小さい字で「実は外貨決済されます」なんて書いていても、買い物のプロセスのほとんどが日本円表示なわけで、レジ前の一瞬だけ「外貨ですよ」注意書きしたからといって許されるわけではないだろう。
また、単純に現地通貨から日本円に換算して5%を上乗せした額を請求してると思っていたが、それも違うらしい。
Agodaの利用規約によると、後払い時はについてこう書いてある。
請求日のブルームバーグ レートに5%を追加したレート(「ブルームバーグ レート+5%」)を用いて計算されます。
上記に関して、各通貨への計算には、仲介通貨(通常はUSドル)が使用される場合があります。
何と後払い時は5%の上乗せだけでなく、いったん米ドルに換算されてから更に日本円に換算されるらしい。
おそらく注文時に現地通貨→米ドルに換算した金額で注文が確定し、実施の請求時に米ドル→日本円に換算した金額が請求されるんだろう。
なので、現地通貨と日本円のレート差だけでなく、現地通貨と米ドル、日本円と米ドルのレート差も関係してくるわけだ。
わざと複雑にしてバカから金を搾り取るリボ払いと完全に同じ。今回見事にやられたバカがここにいるんだが(クソ~)。
こちらやこちらの記事のように、サポートに問い合わせたら差額が返金になったケースを確認した。
これは試す価値がある。こちらを参考に電話でサポートに問い合わせた。
初めは「終始日本円で表示されているだろう。こんなのは錯誤を招く仕組みで、為替レート差損の存在に気付けるはずがない」
という筋で攻めたのだが、「じゃあスクショをメールで送ってください」という言葉からメールでの対応に切り替えられ、最終的に「書いてたよね?見落としたあなたが悪いよ!」(意訳)でこちらの言い分は聞き入れてもらえなかった。1敗。
いったん仕切り直し、過去のレートを確認できるサイトで香港ドルの注文時と請求時のレートを比較。
その差額以上に請求されていた(レート差額の2倍ぐらい多くなっていた)ため、改めてサポートに問い合わせてその旨を伝えた。
(その際に「実は一旦米ドルに換算していて...」という事実を教えてもらったわけだ)
それでようやく「いったん社内で協議してみます」という言葉を引き出すことができた。
なるほどこの筋なら通るんだな。やはり過去の先達のやり方に倣うのが一番だ。
その後サポートから折り返しの電話がかかってきた。
普通ならメールで回答が来るのだが「回答は電話でお願いできませんか?」と言っていたのだ。
メールだと即座にその場で追撃や追加質問ができず、相手のペースに持ち込まれてしまうのが分かっているからだ(上での1敗もそれが原因の一つ)。
電話で対応してくれたお姉さん(とてもいい人だった)には大変心苦しいのだが、同じ轍は踏まんよ。
んでサポートの言い分は「差額を返すことはできるが、Agodaポイントでしか返却できない」とのことだった。
ちなみに「ポイントは6か月で消える」。そして「6か月以内にAgodaを使う予定はない」(というか今後使うつもりは一切ない)。
ということで「いやーーー、6か月以内に使う予定は無いんですよ~~!(クソデカ溜息).........何とかクレジットカードで返金できませんか?」と聞いたら、渋々だが「再度協議します」との回答を引き出すことができた。
電話で返事をもらうことにしておいて本当によかった。
メールだとこんなやりとりはできず「ポイントで返金します。以上」と返事が来て終わっていただろう。
しばらくして再度折り返しの電話があり「差額をクレジットカードに返金します」との回答を得ることができた。
粘り勝ちだ。電話でのやりとりを継続した作戦勝ちでもある。
「カード会社によって日数は異なるが、最大で30営業日(1~1.5か月程度)で返金される」とのこと。
返してくれるなら少々遅くても構わない。勝ったぞ...!
(追記:結局、数日でカード請求額が修正されていた)
これだけネットに被害報告が上がっているにもかかわらずAgodaが紛らわしい表記を改めていないことを考えると、ほぼ確実に狙ってこの詐欺的仕組みを活用していると考えざるを得ない。完全にリボ払いとおなじスキームだ。
それはそれで一つの戦略なんだろうが、このようなプラットフォームを積極的に活用したいかと言われると明確にNOである。
今回は例外的とはいえ不慣れなサイトで予約したことがそもそもの間違いではあるので、そこは反省点として残しておきたい。
これからAgodaの仕組みを調べ上げてうまく活用(搾取)する側に回るか、使い慣れたサイトに戻って安心を手に入れるか、ユーザーはどちらを選んでもいい。
個人的にはこのような詐欺的ともいえる仕組みにはもう加担したくないので、後者を選ぶつもりだ。
最後の最後に。
もし同様の経験をしてしまい当サイトに流れ着いたかたがいらっしゃれば、少しでも参考になれば幸いです(経験談などコメント残していただけると助かります)。
]]>中国の観光ビザは3年ぶりに再開されたものの、15日間のビザ免除措置は停止されたまま。
Lビザ(観光ビザ)も取れなくはないみたいだが、未だハードルは高い。
そこで注目したのが香港。なんと2022年9月から90日間のビザ免除措置が再開されているようだ。君に決めた。
と思い情報収集をしてみたが、必要なのは日本入国前にVisit Japan Webという入国手続サービスへの登録ぐらい。
パスポートもコロナ禍でパスポートセンターがガラ空きの間に更新したし、飛行機も減便はされているが元々航空会社が多いので問題なし。
GW期間中でも香港エクスプレスなら受託手荷物なしで5万円以下で買えるので(以前よりは高いものの)中国本土と比べればお手軽だ。
]]> 香港プリペイドSIMは暗黒時代にさて本題。今の時代スマホは必需品なので、海外渡航時にはプリペイドSIMカードを買うことになる。
香港SIMは過去に何度も買っていて記事にしているが、
残念ながらこれらの香港SIMは今は手軽には入手できない。
2022年3月から香港でプリペイドSIMに実名登録が必要になったことで、ほとんどが消えてしまったのだ。
↑安くて重宝していた「香港大中華SIM」なんて販売ページはそのまましれっとマカオSIMに入れ替わっている。
(香港SIM時代に2度購入した履歴はあるが、現在のマカオSIMに代わってからは買ったことがない)
過去の売り上げ実績を引き継いでいるので「香港SIM」で検索するとヒットしてしまうが、香港では使えないので注意。
とはいえ完全に無くなった訳ではないようのでAmazonで探してみた。
GW期間中に使用するので7~10日間ぐらいの期間のものをチョイス。
①が最も種類が多く、1日、3日、5日、8日、15日から好きな期間を選べるようになっている(15日だけ5GBの制限あり)。
②と③は値段もブランドも同じだが、前者が「8日間3GB+通話30分」後者が「15日間5GB定額」。
④は少し値が張るが30日50GB+通話200分とコスパは最高。
500円の違いなら④でいいかな、と思いもう少し調べてみることに。
このSIMカード、Easy Go Technologyという香港の会社が売っているようだ。
レビューの写真を見ると「HONG KONG MOBI」というロゴが見える。
これで検索するとCSLという会社のHemat 儲值卡であることが分かった。
写真にも写っているように元値は38香港ドル(日本円で約640円)なのでAmazon価格は約3倍だ。
元値の3倍と知ってしまうと「ボッタクリ!」と思わなくもないが、日本で入手できるSIMカードとしてはそこまで高くないのも事実。
また、現地で売られている旅行者用のプリペイドSIMは8日で118ドル(約2000円)、5日で$88ドル(約1500円)なので、それと比べてもお得。
おそらく現地民用の安いプリペイドSIMカードを輸入して日本で売っているのだろう。
ちなみに現地でこのHemat SIMは買えないのかな?と調べてみたが見つからず。通販専用とかなのだろうか。
もし現地価格で買えたら最強なんだけど、香港に着いてすぐスマホを使いたいので今回はAmazonで買うことに。
前述のように香港のプリペイドSIMは使用前に実名登録が必要。
やり方は同封の型紙の中面に書いてあるが、Web上にも説明がある。
①プリペイドSIMカードをスマホに挿して電波を受信できるようにしておく。
②こちらの実名登録サイトへ移動する。
③下の「Not Real-name Registered Customer」を選択。
④電話番号を入力。分からなければ左の「Prepaid SIM card No.」を選択。
⑤SIMカードまたは台紙裏に書かれている19桁の数字を入力する。
⑥「Get Verification Code via SMS」を選択するとプリペイドSIMにSMSが届くので、そこに書かれている認証コードを入力し「Next」を選択する。
⑦実名登録に使用する身分証の一覧が表示されるので「Passport」を選択。
⑧名前、誕生日、旅券番号などを入力し、「Submit」を選択して入力内容を送信する。
⑨スマホを再起動するとSIMが有効になる。
という手順で有効化できるようだ。
使用感などは実際に使ってみた後に追記したい。
]]>以前から存在は知っていたが何となく敬遠していた。
最近Bing AIを使い始めたことでにBing検索の活用頻度が増えたので、ついでに登録してみた。
]]> ミッションはほぼBing検索のみ一応Microsoft Storeで商品を買うことでもポイントは貯まるが、基本的にはPCとスマホアプリでBing検索をすることでポイントが貯まる仕組み。
デイリークエストもあるが、クリックしてその単語を検索するだけorクイズ形式(何回ミスしてもOK)なのでクリアは簡単。
多少の変動はあるものの、一日で300強のポイントが貯まる。
15日ほど続ければ5250ポイントでアマギフ600円分が貰えるぐらいにはなる。
手間暇かかる割に30日みっちりやって1200円と思うとかなりしょっぱいが、いわゆる「ポイ活」といわれる活動の中では割のいい数字ではある。一応。
これを機にスマホのBingアプリを入れてみた。
見た感じ「ただのBing検索アプリか」「Edge起動した時の画面そっくりだな」という感想だった。が、実はブラウザとして割としっかり作られていて、タブ機能とかニュースとかも揃っている。
他アプリで文字を選択して検索🔍すると
Bingが検索用のアプリケーションとして選択でき、タップすればそのままBingがブラウザとして立ち上がるため、シームレスに検索が可能になっている。
ホーム画面に検索ウィジェットを追加することも可能なので、ほぼGoogle検索と同じ感覚で使えるのはありがたい。
また、設定画面ではAdblock Plusが使えることも分かった。
Firefoxのように拡張機能が使えない代わりに、アプリ単体でも痒い所に手が届く仕様になっているのは素晴らしい。
毎日スマホで20回、PCで30回検索することで150ポイントが手に入る。
スマホの方は普段からBingで検索するようにすればクリアできるのだが、PCの方はChrome+Google検索が定着してしまっており、思い出した時にEdgeを立ち上げて使用する程度。これではなかなか回数が稼げない。
あんまりやりたくはない手だが、「とりあえず何か検索して回数を稼ぐ」方法を確立したい。
Googleトレンドを使えば「今日のホットワード」をずらっと取得できる。
これをBing検索に放り込むことで毎日のトレンドを把握してみよう。ついでに検索回数も稼げるし。
Windows環境でWebからデータを取ってきて簡単な加工をするのであればPowerShellが手軽だ。インストール不要で開発・実行できるし、他のWindows環境に持って行っても大抵は動く。
Googleトレンドの急上昇ワードはAtom(XML)で取得できる。
https://trends.google.co.jp/trends/hottrends/atom/hourly
日本語の内容を取得したい場合はこっち
https://trends.google.co.jp/trends/trendingsearches/daily/rss?geo=JP
PowerShellでこのようなWeb URIからデータを取得するにはInvoke-WebRequestを使用する。
[xml]$Response = Invoke-WebRequest -Uri "https://trends.google.co.jp/trends/hottrends/atom/hourly"
これで$Responseに取得データが格納される。
※XMLデータとして認識されないことがあったので型指定を追加
そして取得した内容はechoで表示できる。
入れ子構造(構造体)になっている場合は.(ドット)で繋げばいい。最終的に
$Response.rss.channel.item
にトレンドワードが複数格納されていることが分かった。
titleがワード自体で、ほかにも画像へのリンクやトラフィック数も格納されている。
今回必要なのはtitleだけだが。
foreachを使用して複数のitemからtitleだけを抽出してみる。
ForEach ($msg in $Response.rss.channel.item){echo $msg.title}
このようにワードだけを抽出できた。
あとはBingの検索URLと合体させ、
ForEach ($msg in $Response.rss.channel.item){echo "https://www.bing.com/search?q=$($msg.title.Replace(" ", "+"))"}
とすることで即座にBing検索できるURLを生成することができた。
スペースを+に置き換えているのは、空白があるとそこでURLが切れてしまうから。
スペース以外にも'とか特殊な文字が入ると切れてしまうのだが、細かいところは割愛した。
Power Automateとかを使えば更に全自動化もできるんだろうけど、あんまりやりすぎると不正利用としてみなされてしまう恐れもある。
今回はあくまで「Bingでトレンドワードを検索して流行を把握したい」が目的なので、一つずつ手動でページを開いて検索結果に目を通しやすい方法を採った。
もしページを開くところまで自動化するのであれば、echoをstartに置き換えて
ForEach ($msg in $Response.rss.channel.item){start "https://www.bing.com/search?q=$($msg.title.Replace(" ", "+"))"; Start-Sleep -s 3}
あまりにも早くページを開きすぎるとポイントが加算されないことがあるので、1つのリンクを開く度に3秒待機させることで、3秒ごとに順番にページを開くことができる。
また、Edgeを「通常使うブラウザ」に設定していないがEdgeでリンクを開きたい場合は以下のようにすればよい。
ForEach ($msg in $Response.rss.channel.item){start microsoft-edge:"https://www.bing.com/search?q=$($msg.title.Replace(" ", "+"))"; Start-Sleep -s 3}
これまでお手軽バッチスクリプトはBATやVBSを使っていたが、Webアクセスしようとすると難易度が急激に上がるし、構造体や配列、リストといった概念を持ち込むのも難しい。
PowerShellなら上記のようにWebもリストも簡単に扱える上、C#やVB.NETのコードを動かすこともできるなど拡張性も高く、近代的な言語に慣れている人にとっても扱いやすい。
バッチスクリプトとして使用しようとすると実行ポリシー(セキュリティ設定)が壁があってちょっと面倒くさいものの、使い勝手は抜群なので今後もちょくちょく使っていきたい。
]]>このように、同じメールアドレスで2つのアカウントを作成することができる。
これはこれで便利なのだが、2つ作れることを知らず「個人用」を作ってしまい、いやいや仕事で使うのだからと「職場用」を作り直した結果、2つのアカウントが残ったままになっている。
知らずに「個人用」アカウントで登録しちゃったサービスがあるため消そうにも消せない。
「職場用」でログインしたつもりが「個人用」になってたり、その逆だったり。
パスワードも別々で管理しないといけないのでけっこう厄介。
まるでUSBメモリの表裏問題のように、パスワードを入力→「パスワードが違います」→じゃあもう片方を入力→「パスワードが違います」→また元の方を入力→ログイン成功、みたいなことがよくある。
一応パスワードはGoogle Chromeのパスワードマネージャーで管理しているのだが、同じメールアドレスに2つのアカウントがあるとどっちがどっちか分からなくなる。
]]> 職場用パスワードを紛失してしまうそして今回困った件。
職場のPCがWindows11になってMicrosoftアカウントでサインインするようになったのだが、これもどうやら「個人用」になっていたようで。
「パスワードの期限が近づいています」という通知が出たので更新し、パスワードマネージャーに登録したのだが、その時に間違えて「職場用」のパスワードを上書きしてしまった。
メールアドレスが同じだからパスワードマネージャーは判別できなかったのだろう。よく見ずに「更新」を押しちゃった自分が悪いのだが。
個人用のパスワードをリセットするのは簡単だが、職場用はちょっと厄介。
ログインに失敗して「パスワードをリセット」リンクをクリックすると
account.activedirectory.windowsazure.com に飛ばされて「古いパスワード」が要求される。それが分からんから困っとんねん。
いろいろと試しているうちにパスワードリセット ポータルというページにたどり着いたので試してみたが「管理者に問い合わせてください」と出るだけ。
どないせいっちゅうねん。終わってる。
しかもご丁寧に(自分を含む)管理者に↑こういうメールがばら撒かれた。
なんじゃこりゃ、と思ったが「ユーザーが自分でパスワードをリセットできる」と書いてるじゃないか。こりゃ素晴らしい。やってみよう。
リンク先によると、職場用アカウントはAzure Active Directoryで管理されており、そこで設定を変更する必要があるらしい。
幸運にもブラウザのログイン状態は維持されていたため、Azure Active Directory 管理センターにログイン。
「パスワード リセット」タブへ移動する。
「パスワード リセットのセルフサービスが有効」が「なし」になっているので、「すべて」に変更するか、「選択済み」に変更して自分が所属するグループを選択すれば、パスワードのリセットが可能になる。
これでパスワードをリセットできた。助かった。
こんなことは二度とご免だ。
パスワードなんて使うから更新したりパスワードマネージャーが必要になったりするわけで...いっそのことパスワードレス化してしまおう!
ということで調べてみたところ、個人アカウントのやり方はすぐ見つかった。
職場アカウントのやり方は...分かりやすい解説がなかったため、Microsoft公式のドキュメントを参考にした。
設定は先ほどと同じAzure Active Directory 管理センターから行う。
「セキュリティ」から「認証方法」タブを選択すると
このようにログインに使用できる認証方法の一覧が出てくる。
デフォルトではすべて「いいえ」になっていたため、Microsoft AuthenticatorやSMSなど使いそうなものを有効にした。
これでグループの設定は完了。
個々のアカウントの設定はこちらのページから行う。
電話番号しか登録していなかったためMicrosoft Authenticatorを追加。
そこで表示される指示に従い、手元のスマホにアプリをインストールし、先ほどリセットした新しいパスワードでログインするとAuthenticatorでの認証が可能になった。
以後、ログイン試行→スマホに通知→Authenticatorで許可→ログイン成功という流れでログインが可能になる。
また、SMSでの認証を可能にしたことで電話番号をユーザー名としてログインすることも可能になったようだ。
もし何らかの問題でAuthenticatorでの認証ができなくなっても、電話回線が生きていればログインが可能になる。これでひとまずは安心か。
上に書いたやり方で、アプリの「Authenticator」タブに職場用アカウントを登録することはできた。
ただ、アプリの最下部にある「パスワード」や「アドレス」などのタブをタップするとまた「Microsoftアカウントでログインしてください」と表示され、ここでメールアドレスと職場用パスワードを入力すると「パスワードが一致しません」エラーが。
もうこのエラーは見飽きたよ。正直うんざり。
「今入力しないといけないのが職場用なのか個人用なのか」が表示されないので、ひとまず入力してエラーが出たらもう一方を入力するしかない。バカみたい。
とりあえず個人用ならログインできたので、「さらにアカウントを追加」から今度は職場用のパスワードでログインしたら成功。なんだこの意味不明なクソ仕様は。
ログイン先のサービスが職場アカウントでのログインを許可しているかどうかでログイン時の挙動が変わるんだろう。
後者の場合、個人用アカウントでしかログインできないが、そのことが明記されないため混乱が起きやすい...ということだと思う。どうにかならないのこれ。
そもそもアカウントの管理もMicrosoft 365 管理センター(admin.microsoft.com)(portal.office.com/AdminPortal)だったりマイ アカウント(myaccount.microsoft.com)だったりバラバラで、どこで何を管理しているのかイマイチ分かりづらいのもどうかと思う。
個人用アカウントでログインしようとしているときはlogin.live.comへ、職場用だとlogin.microsoftonline.comへリダイレクトされるため、ログイン時に「どっちでログインしようとしているか」が分からなくなったときはURLを見ると判断できる。
ただブラウザでログインするときしか分からないので、アプリ内でログインするするときは結局分からない。ダメじゃん。
Authenticatorアプリ下部の「パスワード」をタップすると、なぜか普段Chromeで管理しているパスワードが全て表示された。
ChromeとMicrosoftのアカウントは全くの別物で、パスワードも別管理しているのに、なぜ・・・。
と思ったら、EdgeがChromiumベースになった際に勝手にパスワードを移行する動作が追加されたらしい。
新しい「Microsoft Edge」が勝手に「Google Chrome」や「Firefox」からデータを抜き取る? - やじうまの杜 - 窓の杜
確かにこんなウィンドウが出た記憶がある。
必要ないので「×」を押したのだが、実はこの画面が出た時点で勝手に移行が完了していて、「インポートしないで続行」を選択すると削除される仕様らしい。どうかしてる。
MSの不手際はMSに処理させよう、ということで、今流行りのBing AIに聞いてみたところ、
「閲覧データのクリア」からパスワードやらお気に入りやらを消せるらしい。なかなか役に立つね君。
]]>ClosedXMLは図形(Shape)に対応しておらず保存時に全部消えるから気をつけな!(コメントも消えるっぽい)
EEPlusは図形に対応してるみたいだけど商用ライセンスだから気をつけな!
IT土方あるあるネタの一つに「エクセル勤務表」というものがある。
その名の通り「Excelで勤怠管理をすること」を指すのだが、
単純に勤怠管理システムが存在せず(IT企業なのに!)Excelを使っているだけだったり、いわゆるSESで入っている他社メンバーの勤務実績を受け渡しするのにExcelファイルが便利だったり、理由は色々あるが、未だに根強く残っているのである。
]]> 実際の話エクセル勤務表自体はそれほど悪いものでもない。
大抵の場合、出退勤時刻を入力すればあとはマクロや数式によって自動計算される仕組みになっている。流石にIT企業なのでそれぐらいは実装されている。
Excelを起動して時刻を入力するだけなら毎日1分で済むので、これだけであれば大した負担にもならない。
そう、Excelに罪は全くないのだ。問題はシステムにコストをかけようとしない企業にある。こういう企業は何かと「人の手」で解決させようとしてくる。IT企業なのに。
愚痴は程々にして、具体的に何があったのかというと「管理強化のため今後は週報を送ってください」とExcelシートが送られてきたのだ。
まぁ週報はよくある話なのだが、大仰なExcelを作ってあれもこれも事細かに報告をさせようとするのには辟易としてしまう。何かしてくれるならいいんだけど、結局は「上に報告するための資料」でしかないわけで。
それだけでは飽き足らず、更には「月次の勤務実績に加え、週次での勤務実績も週報と一緒に送ってください」という指示も来た。
つまり週次でも勤務表を送ってこいという話なのだが、たたでさえ週報を書くのに手間がかかっている上、既に月次で送っている勤務実績を週次でも送付するとなると時間がかかって仕方がない。
(その後、更に週次で電話での状況確認も加わったことは割愛する。何なんだ一体)
毎日の出退勤時刻を入力すれば月次の勤務表、週報(週次の勤務表)Excelがアウトプットされるプログラムを作ればいい。
ということでC#.NETで入力画面を作り、データをSQL Serverに保存する仕組みをサクッと作った。
これでボタンポチで勤務表と週報Excelファイルに勤務実績が転記される。完璧だ。
Excel出力にはClosedXML(V0.97)を使った。.NET FrameworkのBindingSourceを使ってDBテーブルとDataGridViewの連携をやってみたかったので良い教材にもなった。
気分上々で出来上がった勤務表を送信したが、後日「送ってもらった勤務表が一部欠けている」と連絡があった。
出力したExcelファイルをよく見てみるとテキストボックスやレクタングル等の図形が消えてしまっている。
誤操作で消してしまったのかな?と思い復活させたが、またポチると消えてしまう。なんてこった。
調べてみたところ、ここに書いてある通りClosedXMLは図形(Shape)には対応していないらしい。
GithubのIssueには「保存時に図形が消える」問題が報告されており、これがまだ解決していないのかもしれない。
図形がないExcelシートならよかったのだが、ふんだんに使われているご立派な勤務表なので困ってしまった。
そこで先ほどの記事で紹介されていたEPPlusを試してみた。
Nugetからパッケージ(最新版6.1.1)をインストールすれば使用できるが、Ver.5以降は商用ライセンス(非商用/無料版もあり)なので注意。
記法はClosedXMLとそう大きく変わらないので移植は簡単だったが、保存(WorkBook.Save())時にInvalidOperationExceptionとぬるりで落ちる謎の問題が発生してしまい、結局使えなかった。
おそらく勤務表Excelファイルにシートパスワードなり特殊な設定がしてあるのにEPPlusが対応していないのが原因だと思われるが、ClosedXMLでは起きていなかったのでEPPlusも完璧ではないようだ。
大変残念だが外部プログラムからExcelファイルを更新するのは諦めた。
最後の手段「COM参照」が残ってはいるが、あれだけは避けたい。
結局はExcelのPower QueryでSQL Serverのデータをシートに取り込み、VLOOKUPで当該日時のデータがあればセルに表示するようにした。
Excelファイルを起動する度にSQL Serverからのデータ読み込みを待たないといけないのは手間だが、変にExcelファイルが壊れるよりはいいだろう。
OSSでExcelの仕様を完全に再現するのは難しいようだ。商用ライセンスのあるEPPlusでも思い通りのことはできなかったのは想定外だが。
「何で使い勝手の悪いCOM参照を使うんだろう」と思っていたが、色々やろうとすると何だかんだCOM参照に頼らざるを得ないんだなぁと思うなど。
結局Excelのことは(直接か間接かはあるが)Excelにやってもらうのがいいということなんだろう。
]]>「ボリュームの修復に失敗しました」と出てマウントされない。
ディスクの管理を見ると「RAW」となっており、正常に認識できていない様子。
イベントビューアにもマウントに失敗していることを示すエラーが複数出ている。
イキってReFSになんてするんじゃなかった。大した使い方もしてないのに。
]]> まずは情報収集エラーメッセージでググってみたが、日本語では1件しかまともな情報は見つからなかった。
refsutil salvage -FAというコマンドで復旧できることは分かった。
英語でもちらほら情報はあるものの、これいといって参考になりそうなものはなかった。
ちなみに頼みの綱TechNet ForumではMicrosoftモデレーターが「バックアップから戻せ」みたいな的外れな回答を寄こしており、不安が募るばかり。
他にも情報がないか探してみると、Twitter上で同様のエラーを報告している人がいた。
いつの間にかReFSのパリティドライブが見えなくなっていた
-- 不可思議絵の具 (@YgkbJp) February 9, 2020
イベントログには「ボリューム F: ReFS でフォーマットされていますが、ReFS はこのボリュームをマウントできません。ReFS は状態 ボリュームの修復に失敗しました。 に遭遇しました。」
再起動しても直らず
結構致命的かもしれん・・・
壊れた記憶域ボリューム、色々やったが復活しないので「refsutil salvage -FA」コマンドで救出開始
-- 不可思議絵の具 (@YgkbJp) February 11, 2020
寝る前に流し、今見たら救出を始めた所だったので、洗い出しだけで12時間は掛かったということか(容量9TB)
先は長いw
この方もrefsutil salvage -FAコマンドで復旧したようだ。どうやらこの方法が良さそうだ。
refsutilコマンドは名前のとおりReFSUtilというユーティリティのことを指すようだ。
コマンドを実行するにはソース ボリューム、作業ディレクトリ、ターゲット ディレクトリ(とオプション)を指定する必要がある。
refsutil salvage -FA <ソース ボリューム> <作業ディレクトリ> <ターゲット ディレクトリ> <オプション>
上記ドキュメントにはそれぞれどのように指定するか説明がある。
また、オプションについては以下の説明がある。
つまり、今回壊れたドライブを「W:」、復旧したデータを退避させるドライブを「F:」とすると、
refsutil salvage -FA W: F:\temp_recv F:\rescued_data -x -v
のように指定すればいいということになる。-x -vオプションは念のため指定した。
今回ぶっ壊れたドライブ「W:」は8TBほぼ満載状態だったので、退避先のHDDを用意するのに苦労した。
別で使用中の8TBがもう一台あったため、そこのデータを全て他のドライブに退避して「F:」とすることにした。
とはいえもう一台のHDDもそれなりにデータ量があったので、それを全て退避するのにかなり時間がかかってしまった。
壊れた記憶域ボリュームの救出処理が終わった
-- 不可思議絵の具 (@YgkbJp) February 13, 2020
容量9TBで63時間(2.6日)掛かった
昔消したファイルも修復しているようで、ファイルの出入りが激しいフォルダは正常ファイル・異常ファイルが混じってグチャグチャだ(汗
ただ、ぱっと見、ほぼ復活しているように見える
その後に待っている復旧にもかなり時間がかかりそうなので気が重い...9TBで63時間って...。
コピー先HDDのデータ退避中に暇だったのでもう少し効率のいい方法がないか調べてみた。
refsutilの-FAオプションはフルスキャン後に復旧データのコピーが入るようだが、これは結局フルスキャン(-FS)後にコピー(-C)を連続で行ってくれるだけのようだ。
ReFS Salvage にはスキャン フェーズとコピー フェーズがあります。自動モードでは、スキャン フェーズとコピー フェーズが連続して実行されます。
手動モードでは、各フェーズを別々に実行できます。進行状況とログが作業ディレクトリに保存され、フェーズを個別に実行するだけでなく、スキャン フェーズを中断/再開することができます。
となると、まずクイックスキャン(-QS)を単体で実行して素早く復旧できるかどうかを確認し、復旧できそうならそのままコピー(-C)。ダメそうなら諦めて(-FA)でフル復旧を実行するのがよさそうだ。
どのみち壊れたドライブはマウント不可でこれ以上データが壊れることはないため(これがReFSの仕様?狙い?)、最悪時間はかかるけど何度でも繰り返すことはできるだろう。
C:\WINDOWS\system32>refsutil salvage -QS W: F:\temp_recv -x -v
Microsoft ReFS Salvage [Version 10.0.11070]
Copyright (c) 2015 Microsoft Corp.
ローカル時刻: 12/19/2022 0: 48: 45
指定されたオプション: -v -x
ReFS バージョン: 3.4
ブート セクターは確認済みです。
クラスター サイズ: 4096 (0x1000)。
クラスター カウント : 1953497088 (0x74700000)。
スーパーブロックは確認済みです。
チェックポイントは確認済みです。
スキャン自体は正常に終了したが、F:\temp_recvに出力されるはずのfoundfiles.<volume signature>.txtが作成されなかった。
念のため-QAオプションも実行してみたが結果は同じ。クイックではダメのようだ。
諦めて-FAオプションで実行したところ、foundfiles.txtとスキャンログ?と思われるテキストファイルが出力され始めた。
コマンドプロンプトには見つかったファイル情報と思われる内容がどんどん出力されていく。
Identified File: Table[0x3a1d'0]\ファイル名
Size (0x0 Bytes) Volume Signature: 0x60d8d1fe Physical LCN: 0x3423ea0 = <0x6863ea0, 0x6863ea1, 0x6863ea2, 0x6863ea3> Index = 0x6
Last-Modified: 12/17/2022 12:37:58 PM TableId: 0x3a1d'0 VirtualClock: 0x116fb TreeUpdateClock: 0x170
半日ほどでスキャンが完了したようで、最終的にはこのようなファイルが出力された。ここまでで約14時間。
スキャンが完了すると引き続きコピーが実行され、コマンドプロンプトには復旧されたファイルがずらっと出力されていく。
コピー中: \\?\F:\rescued_data\volume_60d8d1fe\ファイル名...完了
コピー中: \\?\F:\rescued_data\volume_60d8d1fe\ファイル名...完了
コピー中: \\?\F:\rescued_data\volume_60d8d1fe\ファイル名...
パスを見たところフォルダ構造も保ったまま復旧されているようで、丸々元の状態に戻すことができそうだ。
ただし24時間近くたった時点で1TBしか復元されておらず、とにかく時間がかかるのは覚悟しておいた方がよさそう。
2日ほど放置していたら復元(コピー)が完了していた。総経過時間は49時間。
想定よりずいぶん早いなぁ、と思ってコマンドプロンプトを見ると、
コピー中: \\?\F:\rescued_data\volume_60d8d1fe\ファイル名...警告: 出力ファイルを開けません!
警告: ディスクがいっぱいであるため、操作が失敗しました
これが仮想プロビジョニング対応ボリュームである場合は、このボリュームをバッキングする物理記憶域がすべて使用されています。
コピー中: \\?\F:\rescued_data\volume_60d8d1fe\ファイル名...警告: 出力ファイルを開けません!
警告: オブジェクト パス コンポーネントがディレクトリ オブジェクトではありません。
コマンドが完了しました。
こんなエラーが。ああ、ディスク容量が足りなくて途中から失敗してたんだ...。
しかし同じサイズのHDDを用意したのになぜ容量が足りなくなるんだ?
と思いF:\rescued_data\を見てみると、$RECYCLE.BINというフォルダが結構な容量を取っていた。ゴミ箱のファイルまで復元してくれていたのね...。
復元された$RECYCLE.BINは要らないので削除。
容量不足でコピーされなかったファイル達は、偶然にもすべて1フォルダ内だけだったので簡単に特定できた。
あとはこれらのファイルをコピーし直したいんだが、このまま同じコマンドを叩くとまた49時間も待つことになる。それは勘弁したい。
上で書いたように-FAオプションはフルスキャン(-FS)後にコピー(-C)が行われる仕様で、フルスキャンの結果は作業ディレクトリに出力済みだ。
このfoundfiles.60D8D1FE.txtに復元対象のファイルがリストアップされている。
Volume Signature: 0x60d8d1fe
Identified File: \$RECYCLE.BIN\S-1-5-21-1159125001-2913831128-2118923469-1001\$I06MVUTファイル名
Size (0x96 Bytes) Volume Signature: 0x60d8d1fe Physical LCN: 0xa04704 = <0x1430704, 0x1430705, 0x1430706, 0x1430707> Index = 0x58
Last-Modified: 11/13/2022 09:14:36 PM TableId: 0x79b'0 VirtualClock: 0x1ad99 TreeUpdateClock: 0x110
Identified File: \$RECYCLE.BIN\S-1-5-21-1159125001-2913831128-2118923469-1001\$I0GSIY6ファイル名
Size (0x7c Bytes) Volume Signature: 0x60d8d1fe Physical LCN: 0xa04704 = <0x1430704, 0x1430705, 0x1430706, 0x1430707> Index = 0x59
Last-Modified: 12/18/2022 10:06:23 AM TableId: 0x79b'0 VirtualClock: 0x1ad99 TreeUpdateClock: 0x110
こんな感じでエグい行数のデータが出力されている。テキストファイルなのに76MBもある。
ここから不要ファイル行を抹消し、復元したいファイルだけを残してみた。
そして下記コマンドでコピーのみ実行してみたところ、
refsutil salvage -C W: F:\temp_recv F:\rescued_data2 -x -v
F:\temp_recv\foundfiles.60D8D1FE.txt を処理しています
コンテナー テーブルのエントリ ページを 4068 ページ処理しました (無効なページ数 0)。
コンテナー インデックス テーブルのエントリ ページを 1 ページ処理しました (無効なページ数 0)。
コピー中: \\?\F:\rescued_data2\volume_60d8d1fe\ファイル名...警告: ソ ース ファイルのファイルのエクステントを列挙できません!
警告: データ整合性のチェックサム エラーが発生しました。ファイル ストリーム内のデータは破損しています。
警告: データ ストリームをコピーできません!
警告: データ整合性のチェックサム エラーが発生しました。ファイル ストリーム内のデータは破損しています。
コピー中: \\?\F:\rescued_data2\volume_60d8d1fe\ファイル名...警告: ソース ファイルのファイルのエクステントを列挙できません!
警告: データ整合性のチェックサム エラーが発生しました。ファイル ストリーム内のデータは破損しています。
警告: データ ストリームをコピーできません!
警告: データ整合性のチェックサム エラーが発生しました。ファイル ストリーム内のデータは破損しています。
コピー中: \\?\F:\rescued_data2\volume_60d8d1fe\ファイル名...完了
コピー中: \\?\F:\rescued_data2\volume_60d8d1fe\ファイル名...完了
コピー中: \\?\F:\rescued_data2\volume_60d8d1fe\ファイル名...
目的のファイルだけコピーされ始めた。
いくつか壊れちゃってるみたいでチェックサムエラーが出ているが、残りは順調に復元されているようだ。
結局、この方法でほとんどのデータを無事救出することができた。
元ReFS、今はRAWになってしまったWドライブはサクっとNTFSにフォーマットし直し、Fドライブに復旧したファイル達を戻してやることで復旧が完了した。さらばReFS。
復旧できなかったファイルは0バイトで保存される様子。
「チェックサムエラーで復元できなかったので0バイトのファイル置いときますね」をやられるとなかなか辛い。
復元したすべてのファイルを確認できているわけではないので、気づいていないだけで他のファイルもボロボロ壊れてるんだろうか...怖いな。
すべての復元が終わった後、0バイトのファイルがないかドライブ全体をファイル検索してみた方がいいだろう(実際に検索してみたが、無くなっても支障のないファイルだけだったので助かった)。
というかコピー(-C)時のエラーログは別途ファイル出力するようにしてほしいなぁ...。
ReFSはトラブル時の情報が皆無なのが不安な上、何かあった時にドライブ丸ごとアクセス不可になり、復旧もドライブ丸ごとしかできないというのは非常に使い勝手が悪い。
その反面、異常があればすぐアクセスを止めて被害拡大を阻止してくれるので、FAT32の頃によくあった「いつの間にかファイルが壊れている」ということが起きづらい点は長所だろう。
元々サーバー等のエンタープライズ向けに作られていて、データ破損の防止や障害からの復旧など、信頼性を重視した設計であることを考えればこれらの短所、長所は十分に納得できる。
つまるところ「ReFSを選択することが本当にふさわしいか」を考慮して適切なファイルシステムを選択しなければならないというわけだ。
正直ここまで復旧が面倒くさいとは思わなかったので、信頼性と利便性を天秤にかけて自分の使い方にあった方を選んだ方がいい。
ちなみにReFSがいきなりRAWになる事例は過去にも起きていたらしい。
これは「ReFS でフォーマットされたリムーバブル ボリュームが RAW としてマウントされる、または、マウントできない」という事象で、今回とよく似ている。
原因ははっきりしていて「ReFSに対応していないリムーバブルメディアをReFSでフォーマットした」と書かれている。
考えたことなかったけどリムーバブルメディアはそもそも非対応なんだ...。
こちらの記事では、この制約は「ReFSのもともとの制限」で「2016年1月3日の時点からこの記載は存在していた」とのことで、意外と知られていないのだろう。
もし外付けHDDなどのリムーバブルメディアをReFSで運用していたら、面倒なことになる前にNTFSなど正式サポートされているフォーマットに変更した方がいいだろう。
]]>個人的にはYoutube Vancedを愛用しているのだが、Googleからの圧力により開発が終了している。
後続としてインストールしたNewPipeは「Youtubeクライアントの代替」とは違うコンセプトなので、この記事に書かれている通りのことがMi Videoで実現できるのであれば大変ありがたい。
早速Mi Videoを起動してみたが、スマホ内に保存された動画しか見ることができない。
これじゃあただの動画プレーヤーじゃないか。話が違うぞ。一体どういうことなのか。
]]> 思わぬ落とし穴があったPlayストアでアプリのレビューを見てみると、同様の問題に直面している人がちらほら見つかった。自分だけの問題ではないらしい。
気になって更に読み進めると、Mi Videoのスタッフが「Regionを確認してみて」と返信しているのを見つけた。
もしかして、これが原因か...?
そういえばカメラのシャッター音を消すために、スマホの設定から「地域」をアメリカに変更していたんだった。
実はXiaomiスマホは地域を変更することでカメラのシャッター音を消すことができる。
ので、購入直後にまず地域をアメリカに変更するのが習慣になっていた。
もしかしてこれが原因では...と思い地域を日本に戻してMi Videoを再起動してみた。
見事、このようにYoutubeが観れるようになった!
「おすすめ」など各ジャンルの動画が観られるだけでなく、右上の人形アイコンをタップしてGoogleアカウントでログインすれば、自分のGoogleアカウントで登録しているチャンネル等の情報を引き継いで視聴することもできる。素晴らしい。
無事Youtubeは見れるようになったものの、地域を日本に戻すとカメラのシャッター音を消せなくなる。
別にシャッター音が鳴ったとして困ることはないのだが、可能であれば消したい。でもYoutubeも観たい。
そんな欲張りなことを考えていると「他の地域にも変えてみれば両者のいいとこ取りができるんじゃないか!?」と思いついた。
いくつか適当な地域を試してみたところ、こういう結果になった。
地域 | シャッター音 | Mi Videoの状態 | 備考 |
日本 | 消せない | Youtubeあり | |
台湾 | 消せる | Youtubeなし | アメリカと同じ |
韓国 | 消せない | Youtubeなし | 最悪 |
香港 | 消せる | Youtubeなし | 代わりに映画タブが出現 |
やはり地域設定によって使える機能が違うということらしい。
どちらもダメな韓国は論外として、香港に変えたときに映画タブが出現し、中国ドラマ等が見られるようになるのは面白い発見だった。
個人的に中国語学習の一環として中国ドラマを見ることが多いので、これは活用させてもらおう。
Googleで「mi video region」などと検索してみると、地域設定によって他にも色々と機能が変わるらしい。
ここでオススメされていたイギリスとシンガポールを選択してみたところ、シャッター音は消せるしMi VideoにYoutubeがある状態になった。完璧だ。
ちなみにイギリスだとシステムアプリ内の広告が出てこない代わりに「テーマ」が消えるらしい。
シンガポールは最大音量の制約がないため、他の地域より大きな音が出せるようになるとか。
(機種によっても違うらしい)
ということで最高の視聴環境を手に入れた訳だが、Mi Videoには一つだけ欠点がある。
Youtubeは一つのGoogleアカウントに複数のYoutubeチャンネルを作ることができる(ブランド チャンネル)。
Youtube公式アプリやVancedではそれぞれのチャンネル毎にログインしてチャンネル登録や視聴ができるのだが...
このように、Mi VideoではメインのGoogleアカウントしか選択できない。
そのため、自身で動画投稿などをしていてブランド チャンネルを持っていたとしても、そっちで登録したチャンネルの動画を見ることはできない。
Mi Videoを使用する場合は、メインのGoogleアカウントでログインした状態でしか使用できないので注意が必要だ。
あともう一つ、地味に広告が多い。
確かに動画内の割り込み広告は出なくなるので十分ありがたいのだが、アプリ内の至る所に動画とは関係のない広告が出てきて邪魔に感じる。
動画視聴中も動画の下に広告が出てくる。結局広告を見ることになるんだったらYoutube Vancedでいいじゃない、ということに...。
どうやら地域を変更する度にその地域に合わせたアプリがインストールされる模様。
アプリ保管庫はXiaomi製(Google Discoverを有効化しているので役に立たない)。
TikTokは既にインストールしているのに、さらに勝手にインストールされて2つになってしまった。
LazadaはシンガポールのAmazonのようなお買い物アプリ。
iQIYIは中国の動画サービス。香港に変更したときの映画タブの正体はこれか。
eBayはいったんアメリカに戻したからインストールされたか。
最適な地域を見つけるために色々と地域を変更してみるのもいいが、こんな感じで後片付けが面倒くさいのであまりお勧めしない。イギリス一択で。
]]>きれいな顔してるだろ。死んでるんだぜ、これで...。
Mi 11 Lite 5Gくん、Huawei Bandとの一悶着があったりタスクキルに悩まされたりもしたが、Xiaomi 11T Pro購入後もサブ機として重宝していたんだが。残念。
何があったかというと、いきなりフリーズした後にパタリと電源がつかなくなった。本当に突然。あっけない最期だった。
うんともすんとも言わず、どのボタンをどれだけ押しても(長押ししても)反応すらしない。充電ケーブルを繋いでもダメ。完全に無反応。
そういえば昨夜にも同様のフリーズがあったのだが、その時は電源ボタン長押しで再起動したら動いてくれてたんだが...。そういう意味では兆候はあったのか。今思えば。
]]> 何とか復旧を試みるサブ機なので突然死してもそこまで痛くはないのだが、可能であれば復旧してデータの保全や個人情報の消去をしたい。
とりあえずPCにUSB接続してみると、謎のデバイスとして認識された。
この「QUSB_BULK_CID: SN: 」でネットで検索してみると、Qualcommのチップを搭載したスマホをUSB接続するとこう認識されることが分かった。
その中でもわかりやすかったのがこちらのページ。他機種だがこのガイドに従って復旧を試みてみる。
1.こちらからQualcmmのドライバーをダウンロードする。
2.Mi 11 Lite 5GをPCにUSB接続し、上記ドライバーをインストールする。
3.MiFlash Toolをダウンロードする。上のガイドだと古いバージョンへのリンクしかないので、こちらから最新版をダウンロードする。
4.どのサイトからでもいいのでMi 11 Lite 5G(Japan)のFastboot ROMをダウンロードする(左記のリンクはググって適当に見つけたもの)。
とりあえずガイドの通りに操作してみた。
何度か試したが、エラーメッセージが出て失敗に終わった。
「電源ボタンを長押ししたら接続できる」という情報もあった。
確かにUSB接続した状態で電源ボタンを長押しすると「ピロリン」と音が鳴りUSB接続が解除され、また接続された(内部では再起動しているっぽい)
そのタイミングで「flash」を押したりしてみたが、特に変化はなかった。引き続きエラーが出て先に進まない。
当初は古いリンクから古いバージョンのMiFlash Toolを使っていたが、途中で気づいて最新版に更新した。
エラーメッセージは変わったものの、残念ながら効果はなかった。
他にも、QFILというQualcomm純正のROM焼きツールがあるらしいのでこれも試してみた。
これもエラーが出てダメだった。
もっと新しいROM焼きツールがあった。これも試してみよう。
このツール、リカバリ専用モードも搭載していてよくわかっている。早速リカバリしてみる。
が、事前の注意書きに「Fastbootモードに入れない状態で復旧はできない」と書かれており門前払い。
"Hard Brick" つまりハードの問題なのでどうしようもないようだ。
MiFlash Toolで出ていたエラーメッセージ等をキーワードにググってみたが、この症状はeMMCの破損だという投稿がいくつか見つかった。
残念ながら物理的に死んでるものはどうこねくり回しても復旧のしようがない。
中国にいる魔改造技術者に頼んで物理的にeMMCを付け替えてもらわない限り、復旧は難しそうだ...。
廉価機は一見コスパがいいのだが、すぐスペック不足になったり耐久性がアレだったりで結局は微妙なこともある、といういい勉強になった。
今はXiaomi 11T Proが調子よく使えているからいいのだが、早いうちにまたちょうどいいサブを探さないとなぁ...。薄型軽量で各種性能も悪くなく、サブとしてはもってこいの機種だっただけに非常に残念だ。
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