楽天でんわとGCall

ここ数日、楽天が新たに携帯電話向けサービスを開始したことが話題になっている。

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楽天でんわ: 電話アプリ


いわゆる「マイライン」の携帯版ということだ。
(いわゆる、といってもこの「マイライン」の仕組みはイマイチよくわからないが)

Gizmodoに掲載されているスライド写真が分かりやすい。

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つまり、発信時に任意の頭番号を追加することで、通話の際に使用する通信事業者を自分で選べるというわけだ。
(何も付けなければ、auならau、ドコモならドコモに繋がる)

楽天でんわの場合、「0037-68」を頭に付けることで、子会社のフュージョンの回線を使用することができ、結果として通話料が安くなるというわけだ。
フュージョンの回線の使用するので、当然フュージョン(楽天)から通話料の請求が来る。

このサービスのメリットは、電話番号が変わらない(IP電話のように050にならない)、電話回線を使用するので音質が落ちない回線による遅延がないという点。

IP-Phone SMARTのようなIP電話サービスでは通信回線を使用するので、不安定だったり遅延が起きたりして通話にならない事が多かったが、電話回線を使用すればこういったことは起こらない。

 

■GCallもあるよ
通話料が半額になるという非常に衝撃的な内容だが、実は同様のサービスは既に存在する。

ジーエーピーという会社が運用する、Gcallというサービスだ。

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(公式サイトが怪しげな通販をやってるのは見なかったことにする)

基本的な仕組みやサービスは同じで、料金もほぼ同一。細かいところが若干異なるため、簡単に比較してみることにする。

 

■楽天でんわとGcallの比較

  • 料金設定
    どちらも基本料金は無料。使わなければ請求されない。
    通話料に関しては、楽天でんわが「10.5円/30秒」と表記されるのに対し、GCallは「20円/分(10円/30秒)」。
    ぱっと見るとGCallの方が安く見えるが、楽天でんわが30秒毎に課金されるのに対し、GCallは1分毎。

    つまり、30秒以内の通話の場合、楽天は10.5円かかるのに対し、GCallでは20円かかることに注意が必要だ。
    (なお、GCallも10秒以内の通話の場合は10円で済むらしい)

  • 固定電話宛の番号通知
    Gcallで固定電話に発信すると非通知になってしまう。携帯電話宛の場合は表示されるので、個人的にはさほど問題ない。

    発信者番号通知は可能です。(4桁のG-Call番号は相手には表示されません) ただし、着信側がNTT東日本・西日本の回線の場合、着信側に発信者番号が表示されません。
    ※NTT東日本・西日本が実施する発信者番号偽装対策に伴い、2005年10月より順次、固定への発信者番号通知がされなくなります。

    G-Call 手続き・その他Q&A


    楽天でんわは「表示される番号もそのまま」と表記がある。ここからは「通知される」と解釈できるのだが、上記のGCallのFAQの文面を見ると、どの事業者でも発信者番号が通知されないような気がしてならない。
    楽天でんわ自体ビジネス用途を意識しているサービスなのでそのへん抜かりはないと思うのだが...楽天だけに油断はできない。

  • 国際電話への対応
    GCallでは国際電話も格安料金で発信できるが、楽天でんわは現状では国際電話には対応しない。

    Gcallの国際電話料金表
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  • アプリ対応
    楽天でんわには公式アプリが存在する(ただし評判は悪い)。GCallには無い。
    後述の別アプリを利用することで対応できるため、公式アプリの有無は殆ど重要でない。

  • ポイントの付与
    楽天でんわは100円につき楽天ポイントが1ポイントもらえる。GCallは友人紹介でポイントがもらえる
    私がGCallに申し込んだときは、「G-Call0063申込特典」と「マイG-Call登録特典」で合計300ポイント付与された。紹介は一切行っていない。

     

    ■スマホでの運用について
    上で書いた「楽天でんわアプリ」、Playストアの評判を見ると動作が非常に重いらしい。アプリ起動に7~8秒かかるというレビューもあった。加えて電話帳へのアクセス権限があるため不安を覚える方もいるかと思う。


    そんな方にオススメなのがこの「Prefixer」というアプリ。GCallを導入して以来お世話になっている。

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    このアプリを入れておけば、通常の発信と同様ネイティブの電話帳から発信するだけで、自動で頭に任意の番号(楽天なら「0037-68」、Gcallなら「0063」)を追加して発信してくれる。

    同一キャリア間の無料通話を利用したい場合は、発信するごとに番号を追加するかどうか選択するダイアログを出すことも可能だ。


    設定方法は簡単。

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    Prefixerを起動し、左上のアイコンから「Add rule」を選択する。


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    こんなダイアログが出るので、「Manual」をタップ。



    次のダイアログは「Outgoing」をタップ。


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    するとルール作成画面に入るので、まずは好きなタイトルを設定する。


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    次に一番下までスライドさせ、「Add prefix」欄に追加したい頭番号(プレフィックス)を入力。GCallなら「0063」楽天でんわなら「0037-68」だ。

    最後に「Confirm call」欄を設定したら完了だ。
    自動的にすべての電話にプレフィックスを追加したい場合は「No」に、毎回プレフィックスを付けるかどうか確認する場合は「Yes」にする。

    これで出来上がり。

    「Confirm call」欄をYESにした場合、電話をかけようとするとこのような確認画面が表示される。

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    Make call」は頭に番号を付与しての発信、「Dial Original」は元々の番号での発信。どっちがどっちかを間違えると割高になるので注意。

    また、通話前にワンクッション置かれるため、間違って発信しないための予防にもなる。
    発信する前に算数の計算を解かなければならない「Confirm call challenge」機能もあるので興味のある方は試してみて欲しい。

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    ■結局どっちがいいのか
    どっちでもいいです。どっちもそんなに変わりません。Prefixerが便利ってことを紹介できたらそれでいい←

    私は以前からGCallを使っているので、よほど楽天でんわがアドバンテージを持たない限りは引き続きGCallを使用するつもり。


    というか、普段そんなに電話しないのであんまり恩恵を受けてないのであまり偉そうなこと書けない...(笑)


    あっ、書き忘れたけど、GCallは固定電話でも利用できます
    NTT東NTT西と料金を比較したら殆ど変わらなかったので導入するメリットはあんまり無いかもしれないけど...。

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