車のバッテリーを上げてしまったお話

先日、車に乗ろうとした時のこと。

数日前からキーレスの調子が悪く、今回もご多分に漏れず反応しなかったのでカギを鍵穴に突っ込んで解錠。

キーを回すも、うんともすんとも言わない。よく見るとコンパネの一切のランプが点いていない。

しまった!」と思いルームライトを見ると、スイッチが入りっぱなし。バッテリー上がりだ。

キーレスの段階で気づけよと言いたいが、キーレスはそろそろ電池が切れてもおかしくない時期だし直接的な原因はルームライトの点けっぱなしなので許してもらいたい。
いや、過去に何度か点けっぱなしの前科があるので当然の結果か。


偶然にも友人の車にブースターケーブルが積んであったので、その場で救援してもらうことになった。

ブースターケーブルの存在は知っていたが使ったことはなかったので、使い方を調べる所からスタート。

ホントは怖いブースターケーブルのつなぎ方| 車庫いれ.com

こちらのサイトにPDFで紹介されていたので、利用させていただいた。

ブースターケーブルの繋ぎ方


■ブースターケーブルを用いたバッテリー上がりの対処方法

①まずはブースターケーブルをチェック

この配線の太さが重要らしい。

ブースターケーブルの配線は太ければ太いほどエンジンが掛かりやすくなり、逆にブースターケーブルの配線が細ければ細いほどエンジンは掛かりにくく、ケーブルが一瞬で高温になる現象が起こります。

引用元:車庫入れ.com ブースターケーブルの繋ぎ方(P4)

とのことで、細いケーブルだと過電流によってケーブルが燃えてしまうようです。

目安は
細いケーブル:配線の太さが鉛筆程度=50A以下
太いケーブル:男性の人差し指程度の太さ=100A以上

今回使用するケーブルは鉛筆よりは太い配線だったので問題なしと判断。
やや古いものの、断線やダメージもなし。


②バッテリー上がりの段階の確認
バッテリー上がりにもいくつか段階があるようで、症状によって重篤さが変わるそう。

最悪レベル :車の発電機(オルタネーター)が故障している状態。ブースターケーブル繋いでも無駄。
大レベル:キーをACCに回してもメーターパネルや室内灯が一切点灯しない場合。
中レベル :キーを回すとエンジン付近から「カチッ・カチッ・カチッ」と音が鳴る場合。
小レベル :キーを回すとセルモーターが弱々しく回る場合。

私の場合は「大レベル」に該当すると思われる。バッテリーが空っぽになってしまっており、完全に無反応。

この状態からブースターケーブルで救援するのは難しい様子。

太いブースターケーブルを使い、バッテリー上がりの車よりも大きな車種からの電力供給であってもエンジンの始動ができるか?の状態です。
この場合は新品のバッテリーを徒歩で購入できるのであれば購入してきてバッテリー自体を先に交換する方が無難です。

引用元:車庫入れ.com ブースターケーブルの繋ぎ方(P8)

バッテリーの購入を推奨されるレベルとのこと...これはもうダメかもわからんね。

とはいえせっかく準備したので、ダメ元でもトライしてみる。


③接続する前の注意事項
ブースターケーブルを接続する際に気をつけなければならないことは、「ショート(短絡)」これに尽きる。
ショートとはつまり、プラス端子とマイナス端子をそのまま繋いじゃうこと。電子工作でも同じだよね。

車の場合はエネルギーが桁外れなので、ショートした瞬間バチバチドーンで車体の塗装が剥げたり車体に穴が空いたりしてしまうらしい。

それを避けるには、「配線は必ず同じ色を1本だけ持ち、順番通りに接続」すること。
プラスの配線を接続する時は、マイナスの配線は持たない。その逆もまたしかり。vice versa。

ということで、これから救援の手順に移る。


④救援を開始する
救援車、故障車ともにバッテリーにアクセスする必要があるので、ボンネットを開ける。
大体の車種は運転席下の足元にレバーがあると思うので、それを引く。するとボンネットが少し浮き上がる。


ボンネットが浮き上がったら、隙間を覗き込み、中にあるレバーを持ち上げ(操作は車種による)ながらボンネットを持ち上げると完全に開く。


このままでは手を放すとまたボンネットが閉まってしまうので、ステー(棒)を持ち上げ、穴にセットする。ステーや穴の位置は車種によるので、分からなければ取扱説明書を確認する。

これで両手を放してもボンネットが開いた状態になる。

次に、ブースターケーブルを接続する・・・前に、先に救援車のエンジンを掛けておく
これで救援車のバッテリーは常に充電された状態になるため、故障車に電気を分けてあげても足りなくなることはない。

そしてブースターケーブル接続していく。
順番は

1故障車のプラス(画像
2救援車のプラス(画像
3故障車のマイナス(画像
4救援車のマイナス(画像

これだけ。簡単でしょ?
繰り返しになるが、「配線は必ず同じ色を1本だけ持ち、順番通りに接続」すること。
1、2の操作時にはマイナスの配線は持ってはならないし、3、4の操作時にプラスの配線や端子部に触れてはいけない。
また、プラスの配線を車のボディや金属部分に触れさせないこと。

なお、3の接続先はバッテリーのマイナス端子ではなく「車の金属部分」が望ましいようだが、ちょうどいい金属部分が無かったのでそのままマイナス端子に接続した。大きな問題はないらしい。


全ての接続が終われば故障車のバッテリーに電気が流れ、充電が開始される。焦る気持ちを抑え、バッテリーが十分に充電されるまでこの状態で五分ほど待とう。

上手く充電されていれば、故障車のエンジンがかかるはずだ。


⑤うまく行かなければ
私の場合、五分待っても十分待っても「キュル......キュル......キュル...」とセルが弱々しく回るだけでエンジンがかからない。

前もってオーディオやエアコン、ドラレコなど電力を消費する機器は取り外していたが、それでも電力が足りないらしい。

そこで救援車のアクセルを軽く踏み、エンジンを回転させることに。
この状態でまた5分ほど待ったが、エンジンはかからず。

その後色々と悩んだが、セルを回す時間を長く取ってみた。
こちらこちらに「セルは十秒以上回さない、間隔を三十秒は開ける」というアドバイスがあったため、あまり長い間セルを回さないようにしていたが、試しに10秒間しっかりセルを回してみると何とかエンジンがかかった。

メーターパネルが点灯し、息を吹き返した。


⑥一度かかっちまえばこっちのもの

今度はさっきと逆の順番で、

1救援車のマイナス
2故障車のマイナス
3救援車のプラス
4故障車のプラス

の順番にブースターケーブルを取り外す。

再度繰り返すが、 「配線は必ず同じ色を1本だけ持ち、順番通りに接続(取り外し)」すること。

取り外しが終わったらブースターケーブルをしまい、救援車・故障車のボンネットを閉める。
これでとりあえずは救援完了だ。

⑦一時間ほどドライブを

とりあえずの救援は終わったが、現在のバッテリーは殆ど空っぽ。すぐにエンジンを切ってしまうと、次またエンジンがかかる保証はない。
なので、当面のバッテリーを充電するため、一時間ほど車を走らせる必用がある。もちろん電装系は一切使用しない。

エアコン、カーステレオなし、ドラレコもないしレーダー探知機の役に立たないお知らせも鳴らない状態でのドライブというのもこれはこれで悪くない。

ただ街中でまたバッテリーが上がると困るので、途中でお店に寄ったりはできない。一時間は続けて運転する必要がある。


⑧念のため確認を
充電が終わったら復旧は完了。バッテリーやオルタネーターに問題がなければ、これまで通りに使えるようになっているだろう。
ただ、バッテリーを上げることで寿命を縮めてしまうため、直後はこまめにエンジンを掛けたり運転をしてバッテリーの状態を確認するようがよい。

私の場合、毎晩エンジンを掛けてみてセルの回りを確認し、バッテリーの充電具合を見るようにしている。
正直1時間の充電では不安なので、できるだけ長い時間車を走らせて、バッテリーの残量を常にキープしておきたい。

 

■総括

  • ルームランプはちゃんと切ろう*[2014/6/22追記]
  • キーレスの調子が悪いなどバッテリー切れの兆候が出たらバッテリーを疑おう
  • ブースタケーブルは積んでおこう
  • 場合によってはバッテリーの交換、ソーラーチャージャーを検討しよう
  • 駐車場の近くに電源がある場合は充電器を持っていてもいいかも。セルスターのなら安いし。

     


    *[2014/6/22追記]
    ルームランプというよりはスイッチ式のマップランプを切り忘れがち(光量が少ないので、ドアを閉じたら点きっぱなしに気づき辛い)。
    そこで、ルームランプを[DOOR]から[OFF]に変えて、エンジンを切ると同時に車内が真っ暗になるようにした。
    これで「エンジンOFFなのに車内が明るい = 点きっぱなし!」ということに気づきやすくなった。
    暗くて困るときは都度マップランプを点ければいい。車から出るときに車内が真っ暗であるかだけに気を配ればいいので、切り忘れは激減した。

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