VAIO PにLinuxをインストールしてみたい

3年ほど前に購入したVAIO P(後継版。旧型のtype Pではない。)

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主に持ち運び用途として購入し、自宅でも気軽に使えるだろうと目論んでいたのだが、スペックの低さも相まって、思わず窓から捨てたくなるもっさり加減。

これまで何とか騙し騙し使っていたが、そろそろ堪忍袋の緒も首の皮一枚で繋がっている状態だ。

何とかこいつを生き返らせて、昨今のタブレット人気を逆行してやりたい←


ということで、まずはVAIO Pについて簡単にまとめてみる。

■簡易スペック

  • CPU: Atom Z560 2.13 GHz
  • メモリ: DDR2 SDRAM 533MHz 2GB(ビデオメモリー共有)
  • 液晶: 8型ワイド 1600×768ドット
  • SSD: 128GB(SATA)
  • 駆動時間: 約5時間~約6時間

    詳しいスペックは公式サイトレビューを参考にして欲しい。

     

    AtomといえばEeePCを皮切りに流行ったUMPC(ウルトラモバイルPC)に多く導入された低消費電力CPUだが、その分処理能力がトレードオフになっており、VAIO Pのもっさり感発揮にも多大に貢献してくれている*

    ただこれでも頑張って最上モデルAtom Z560 (2.13 GHz)にしたわけで。店頭販売モデルなんてAtom Z530 (1.6GHz)。想像しただけでもゾッとする。

    VAIO Pの動作の遅さについてはこちらのレビューを見れば分かるが、「最新モデルの最上位機でさえ、使うには割り切りが必要だ。」と評される始末。ほんと、店頭モデル買ってたらどうなってたことやら。


    SSDもSATAと書いてあるが、チップセットのUS15XがPATAオンリーなのでmSATA→PATA変換してあるという罠。もっさり感マシマシ。
    てか今どきPATAて。...んなこと言ったら今どきDDR2ってのもアレか。

     
     
    ■付属品

  • 予備バッテリーS
    コンパクトさを重視してLバッテリーは購入しなかった。が、この選択により後々泣く事になる。
    というもの、もっさり感を少しでも解消させるためにバッテリープランを常に「高パフォーマンス」にしなければならないことが判明したのだ。「バランス」なんかにした日にはブラウジングもままならない。これによりCPUが常にフル稼働するので実質駆動時間は2時間。予備があるので4時間持つことにはなるが、公称約5~6時間と聞いていた身としてはがっかり感もマシマシ。

  • ウォールマウントプラグアダプター
    ACアダプタと合体させることでACアダプタを直接コンセントに差すことができる。可搬性がかなり向上する。駆動時間からACアダプタの持ち運びが必須なので、かなり助けられている。

  • キャリングポーチ
    デザインはいいけど耐衝撃性は無さそうなケース。今はほとんど使っておらず、代わりにEeePC用に購入した衝撃吸収ケースを使っている。サイズ的に幅が余るけど、そこに予備バッテリーがぴったり収まる。

     

    ■改善策を考える
    VAIO Pへの愚痴はこれぐらいにして、改善策を考えてみる。ハード面での拡張性はゼロなので、OSに手を加えるしかない。

  • Win7のチューニング
    これまでも様々なチューニングを行ってきたが、根本的解決には至っていない。

  • WinXPにダウングレード
    動作は軽くなると思われるが、サポート切れによるセキュリティー不安がある。

  • OSをWin8に更新
    最も真っ当な方法と思われるが、効果が不明瞭な上コストが見合うとは思えない(1400円ならまだしも)

  • 軽量なLinuxOSを使用
    無料かつ選択肢は多いが、Windowsとの互換性が無いため用途が限定される。

     

    以上の方法が思いついた。最も現実的なのは、Linuxの導入。高機能なものから軽量化に特化したものまで、数多くのディストリビューションがあるのが魅力だ。

    現状の用途を考えると、ほとんどがブラウザ上で完結するので、Windowsとの互換性に拘る必要もない。インストール時に指定すればデュアルブートも可能なので、いざというときに困ることもないだろうし。
    加えて、EeePCでUbuntuを導入していたこともあり、自分の中でのハードルもさほど高くない。

    ということで、VAIO Pに軽量なLinuxをインストールし、快適なブラウジング環境を手に入れようと思う。
    え?SplashTop?何それおいしいの?(白目)

     

    ■ディストリビューションの選定

  • Ubuntu
    ubuntu.png
    クライアント用Linuxと聞いてまず思い浮かぶのがUbuntuではなかろうか。使い勝手と多機能性に優れ、少々貧弱なスペックでも問題なく動作するため評判が高い。
    ただ、最近のUbuntuはUIにUnityを使っており、こいつったらVAIO Pのグラフィックドライバ(GMA500)に対応しておらず3D表現を全てCPUにソフトウェアレンダリングさせちゃうファンキーな野郎で、まともに使えたものじゃないらしい。
    そもそもUnityのUIは好みじゃない*ので、これちょうどよしとばかりに他のディストリビューションを探してみる。

  • Xubuntu
    xubuntu.png
    Ubuntuの派生版。Ubuntuと違いUnityを使用せず、XfceというUIを使用しているのでVAIO Pとも相性がいい。XfceといえばG400でお世話になってるし、EeePC時代にeeeXubuntuでもお世話になってるのでこいつに軍配が上がりそう。

  • Lubuntu
    lubuntu.png
    初めて聞いた名前で、こちらもXubuntu同様Ubuntuの派生版。「軽量で、リソース消費量が少なく、省エネ」を目指してるらしく、今回の目論見にピッタリ。Windows2000の代替として使える点からもその軽量さが伺える。
    使ったことがないのでどんなものかはわからないけど、大いに期待できそう。ただ個人的な好みとしてはちょっと簡素する印象があって心配。PuppyとかDSLとか軽量なディストロって総じて使いにくかった印象があるので...。 

    ということで、差し当たってはほどよい軽さと使いやすさを備えてそうなXubuntuでトライしてみることにする。ただしXubuntuで不具合があるようなら次点のLubuntuに切り替えることにする。

    どちらも駄目だったら...Linux Mint(Xfce)かKubuntu(KDE)を放り込むか、諦めよう(弱気)

     

    とここで残念だが時間が切れてしまったので、続きは次回に持ち越したい。

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    *最近ではデルの新タブレット「Venue 8 Pro」の発表で目にしたが、この新しいAtom Z3000シリーズはパフォーマンス面を見なおしたようで、Windows 8.1もサクサク動くらしい。
    *しかもUnityって操作性悪すぎて嫌い。Wikipedia見て合点がいったんだけど、どうやらタッチパネル用に特化したUIみたいね。そりゃマウスじゃ操作しづらいわ。

  • コメント(4)

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    はじめまして、

    MS創業者、ゲイツさんのXp終了宣言以来、Ubuntu6.10に切り替えました。つまり2007年以来、ウインドウズは使っていません。

    9.10までUbuntuでしたが、10.04からUnity(アイコン仕様)が入り、事務処理には不向きとなったために、LinuxMint12-Lisaに切り替えました。なんの違和感もなく、切り替えられました。

    以後、LinuxMintも様々な仕様に分化発展しました。事務用コンピューターとしてはLinuxMint-MATE、現在16Petraが最適と感じております。

    ただ残念なことに、日本ではMSのOS攻勢もあってUbuntuは多くのサーバーがありますが、LinuxMintはわずか一個ですよね。Torrentでダウンロードするならなんの問題もありませんが。

    ゲーム主体ならウィンドウズ、画像や事務ならLinuxMintですね。
    ただ、はがき印刷は出来ません。

    Seki 返信

    EeePcですか、私はAcerAspireOneの同様ノートを持っていました。
    立ち上げにnoapic追加が必要かも知れません。

    最近のLinuxMintは容量が大きく(Petraは1.3GB)、それなりのメモリー及びディスク容量も必要ですから、動いてくれないかも知れません。

    ご無事を祈ります。

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