簡易弾速測定器で初速を測定する

前回の記事でピストンを交換したUMAREX G36C。
注文していたASGKの簡易弾速測定器が届いたので、初速を測定してみる。

 

 

 
■開封する

P2020501.jpg

簡易なパッケージ。
このセットで30回測定できる。


P2020503.jpg

本体は組み立て式。
下に敷いてあるのが測定用の厚紙。


P2020505.jpg

組み立てた図。
天板を閉じれば準備完了。

 

■M80スプリングを入れて測定してみる

P2020507.jpg

1回で3発まで撃てるそう。
ちょっと間を空けて3発撃ちこむ。

P2020508.jpg

およそ0.7ジュール程度の威力です。」の所で3発とも止まる。
当初の想定通りの結果が出て良かった。これで安心してインドア戦に持って行くことができる。*

 

■元々のスプリングに交換して測定

P2020509.jpg

上の長いのがM80スプリング。下の短いのがオリジナル。

3発撃ち込むと...

P2020510.jpg

...むむ、0.8ジュール程度との結果。

1発はややめり込んでるが...明らかにおかしい。スプリングを入れなおしてもう一度測定。

P2020514.jpg

今度は3発とも「0.9ジュール以上の可能性があります。」まで貫いた。

P2020515.jpg

再度測定すると、3発中1発が「0.9」まで貫通。

撃つ度にバラバラの結果が。ちょっと安定しない様子だった。グリス塗った後まだ安定していないのかも。ある程度慣らした後、再度測定の必要があるかな。
今回の計測から、少なくとも90m/sを超えることはある、ということは分かったのでよしとしよう。

2014/2/5追記
他のユーザーさん()のレビューを見ていると、「5枚目を貫通したら0.98ジュール以上の可能性大=アウト」と記載があってビックリ。ASGKのサイトを見てみると、

4枚抜いたらおよそ0.8ジュール以上、5枚抜いたらおよそ1ジュール以上と判断できます。そして6枚目のレッドカードを撃ち抜いたら、その銃は確実に1.2ジュールを超えた違反品であり、(略)

ASGK - 簡易弾速測定器

あれ?元スプリングのG36Cアウト?おかしいなあ。そんなはずない。

弾速計のパッケージを見直すと、

spd1.jpg

ほら、やっぱり、5枚目貫通(⑥に到達)は「0.9ジュール以上の可能性あり」だよね。

裏面の説明には

spd2.jpg

「レッドカード貫通でアウト確定」、5枚目貫通はやはりあくまでも「0.9ジュール以上」であって、法律が定める0.98ジュール超えというわけではありません。

おそらく何度か改定があったんでしょうね。
先に紹介した2件は表紙が青色ですが、私のは赤色。こちらの方のは緑色ですね(中身は私のと一緒)。

紛らわしい上に心臓に悪いので、公式サイトの文言ぐらい書き換えておいて欲しかったなあ...。

まー、とりあえず即アウトなガンではないことがわかったので〇.五安心。
本当の一安心は、精密測定後ということで。いくらレッドカードを貫いていないとはいえ、0.9ジュール以上は要精密測定の域であることに変わりはないので、確認が取れるまでは元バネは封印するつもり。もとより、インドア戦ばかりなので、使うつもりはありませんが。

追記終わり

 

■おまけ:ピストン付属のスプリングを試してみる

P2020512.jpgP2020513.jpg

0.7ジュールあるかないか程度。思ってたより弱い。

 

■と、いうことで

M80スプリングを入れたG36Cはインドア戦にちょうどいい初速になってくれた。

オリジナルのスプリングでは当初の計測通り90m/sを超えることがありそうなので、調整・チューンの後アウトドア戦用として使用したいと思う。
ただ、これ以上あれこれ弄ると今度は1J超えの危険性が出てくるので、きちんとした弾速計を購入してからだな。

身近に弾速を測定できる環境があればいいんだけど、なかなかそうはいかない。
そういう状況でも手軽に弾速を測ることができるこの簡易弾速測定器はなかなかありがたい存在だ。


*2014.2.24追記 後日フィールドで計測した結果、初速は79m/sだった。高すぎず低すぎず、期待通りの数字で満足。

コメントする