2021年10月に発表されてから8か月の月日が経ち、ようやく日本国内で発売開始されたRaspberry Pi Zero 2 W。
入荷連絡後に在庫が瞬溶けする中なんとか注文に成功したため、届くまでの間にいろいろと調べ物をしてみた。
CPUが強化されマルチスレッド性能は5倍以上に
Raspberry Pi 3と同じクアッドコアのCPUを搭載したことで、無印Zeroと比較してシングルスレッド性能は約1.4倍、マルチスレッド性能は5倍以上になったとのこと。
動作クロックは1.2→1GHzに下げられているが冷却すればオーバークロック可能。
SoCを除く各種スペック(寸法やポートなど)が旧機種のRaspberry Pi Zero Wと全く同じに揃えてあるため、ハードをそっくりそのままリプレースすることで性能強化できるのが心強い。
ラズパイのSoCは以前よりBroadcomのBCMxxxxシリーズが定番だが、今回のSoCの型番は「RP3A0」と見慣れない文字列。
何となくラズパイオリジナルっぽい型番だが、これは何だろうか。
5ドルで買えるラズパイという触れ込みで4年前に発売されたRaspberry Pi Zero。
今更ながら「低消費電力でコンパクトなラズパイが欲しい」ってことで探してみたものの流石にもうかなり少ない。
頑張って探したらいくつか見つかったので、2020年4月15日現在で買えそうな販売ページを記録しておく。
2020/06/17追記
スイッチサイエンスにRaspberry Pi Zero WHが入荷。Raspberry Pi Zero v1.3も入荷しているので、現在は最安値で購入可能。
以前ラズパイを使ってエアコンを遠隔操作する工作をした。
しかしながら信号の飛距離に難があるのと「家に帰ってからエアコンを付けても数分我慢すれば涼しくなるやん」という真理に辿り着いた結果、使用することはなくなってしまった。おしまい。
Wake On Lanのおはなし
ところで外出中、自宅PCの電源を点けて何やら操作したいと思ったことはないだろうか。一度はあるよな。
実は我が家では既にこのPC遠隔起動の環境が整っている。とはいっても以下のような流れだ。
[スマホ]→Chrome Remote Desktop→[自宅でつけっぱなしのVAIO P(Windows7)]→WoL信号を送信→[メインPC]が起動
Chrome Remote Desktopを使ってスマホから自宅のVAIO Pにリモートデスクトップ接続し、そこから「WoL信号を送るbatファイル」を起動してメインPCの電源を入れている。正直面倒臭い。
しかももうじきWindows7のサポート延長期間も切れるため、VAIO Pをインターネットに接続してつけっぱなしにするのも危険。この代替として眠っているラズパイを使えないか、と考えた次第だ。
最近寒すぎて帰宅直後が辛いので、家に帰る前にエアコンをオンにしたかったお話。
参考元記事はこちら。というかこれ見れば全部オッケー(と思ってたら結構ハマったので記事を書くことにした)
Slack経由で家の外からエアコンをon, offできる装置を、Raspberry Piで作ってみた。(しかも御坂美琴ちゃんが応答してくれる) - Qiita
元記事では途中Slackを使っている部分があるけど、利便性を考えてDiscordに置き換えることに。