今年の3月に書いた記事「CloudFlash CLF-WF01を購入した - 7MC.ORG」の続きのお話。
MicroSDカードとスマホをWi-Fiで繋いじゃう魔法のガジェット、それがCloudFlash。
まあぶっちゃけ安かったから買っただけだったんだけど、使ってみるとなかなか悪くない。
詳しくは前回の記事を読んでもらうとして、今回は実際に使用した上での所感を書いてみたい。
↑何だかんだで当時より値上がりして3000円近くなっている。これだったらコピー元のPQI AirCardでもいいような気もする←
■前提として、
CloudFlashには以下の用途を期待している。
- 旅先で撮ったデジカメの画像をその場でスマホに取り出したい
- そのままTwitterやFacebookにシェアしたい
- 全ファイル取り込みではなく、欲しい写真だけを取り出したい
旅先で写真を撮るときは手軽にスマホを使用することが多いが、望遠を効かせたいときはデジカメを使用する。そうすると写真データがスマホとデジカメに散らばるし、デジカメで撮った写真はSNSに即時アップできない。
そんなときにCloudFlashを使えば、デジカメの特定の写真だけをスマホに取り出すことができ、そのままSNSにもアップできる。
■CloudFlashとの接続
前回の記事で紹介したとおり、ES ファイルエクスプローラー(以下ES)を使ったFTP接続で取り出す。
FTPの接続方法や細かな設定については全快の記事を参考にして欲しい。
一度ESにはFTP接続の設定しておけば、次回からはアプリを立ち上げて数回のタッチでFTP接続が完了する。
FTP接続さえできてしまえば、ESに限らずどのようなFTPクライアントでも使えるのはとてもよい点だ。
■ファイルの取出しからシェア
ESでFTP接続さえできれば、後はアップしたい画像を選択してシェアするだけ。
このとき、そのまま画像をタッチしてしまうと画像ビューアが立ち上がってしまうので、①長押し→②他→③共有→アップしたいSNSと選択することでそのままSNSの投稿画面を表示させることができる。
そのままTwitterへ投稿することも可能。
(選択した画像を間違えてるけど気にしないこと)
この一連の流れが非常に便利。
アップする前にいったん編集を加えたい場合は、SNSではなくフォトエディターを選択すればそのまま加工できる。
このように、ESファイルエクスプローラーのおかげで、写真の取出しからアップまでが非常に簡単に行えている。
このへんの利点はCloudFlashに限らずFTP接続ができるデバイス全てに言えることだが。
じゃあ欠点は?
自分が使っている限りでは特に欠点という欠点は思い当たらなかったが、楽天のレビューに以下の書き込みがあった。
つまり、Wi-Fi接続中はインターネットに繋がらない、ということだ。
(その他にも書かれていたが全て公式アプリの話で、FTP経由にすれば解決する)
こればっかりはどうしようもない。スマホはWi-Fi接続があればそちらを優先するため、CloudFlashと接続している限りインターネットには繋がらない。
私は電池の消費を考えて転送は短期間(必要最低限)にしているため気にならないが、確かに長い間転送する場合にずっとオフラインというのは気になるかもしれない。
実はこの点はEye-Fiに軍配が上がる。
Eye-Fiはルーター経由でデータを送る(ダイレクトモード除く)ため、インターネットに繋がったままデータ転送が行える。
そのため、転送中もネット接続を維持したい場合はEye-Fiを使うほうがいいだろう。
(レビューにあるような"LTE接続"はできないが。)
ただ、WiMAX等のモバイルルーターを使用している場合、通信量が増える分消費電量も増えるため、あまり積極的に使いたいくないのが本音なのだが。
MicroSDスロットもちょっと不安
また、前回の記事にも書いたように、MicroSDスロットの接触が怪しいことがあり、その点はちょっと心配している(SDを認識しないことがある)。
何度か挿しなおしたら認識するようになるので、接触が悪くなっているのだろう。MicroSDスロットの宿命だ。
いくつかある手持ちの中から、接触を考慮して、やや寸法の大きいものを選ぶようにしている。それでもダメならテープでも貼ってかさ上げするものありかも。
また、スロットの磨耗を考え、MicroSDはあまり頻繁に抜き差しせず、できればずっと固定で使用するようにしたい。
ということで、
機能面ではまったく不満なし、ハード面で耐久性にやや難あり?といったところか。
ハードについては代理店の1年保障があるので、いざというときは交換してもらえるとは思うが、領収書が手元にあるかちょっと分からないので大事に使って行きたい。
機能面は正直ESファイルマネージャーに依存しているので、厳密にはCloudFlashの功績ではない。
が、それがむしろ功を奏しており、変に使いにくい公式アプリを押し付けられることを考えれば何倍もよい。
また、余談ではあるが、スマホで取ったスクリーンショットをWebにアップする際も、PCを介さずFTP経由で直接アップできるので非常に助かっている。
最近では簡単な画像編集程度ならスマホでも行えるので、アップまで一貫してスマホで済むのはありがたい限りだ。
話がそれたが、つまり、ESファイルマネージャーは非常に優れたアプリであるということと、
それに乗っかる形で使用できるCloudFlashも同様に使い勝手が優れているということだ。
ただ、安いだけあってハード面には不安が残るので、MicroSDの選定と接触不良対策については考えていかなければならない。
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