コンピューター、プログラミング、モバイル、ガジェットなどエレクトロニクス分野を中心にネタを提供するウェブサイトです。最近は中国ネタにも注力中。かつてはHWD15向けのAndroidアプリ「HWD15 Status Notifier」を作ってたりしていました。
前回の記事でマイクのノイキャン性能の高いワイヤレスイヤホンを探してみた。
約一年経って状況が変わってきたので【令和最新版】【2022年】バージョンをお届けする。
色々なレビューを見ているとかなりイチオシされていたのがElevoc Clear。
マクアケというクラウドファンディングサービスで販売されていたようだが、今はもう販売終了している。値段は1万円少々。
公式ショップでは送料込み129ドルで販売されている。今1ドル136円なので1.7万円ぐらい。
海外通販でハードルが高くなっている上にこの価格差、ちょっと手が出にくい。
Elevoc Clearは大象声科(Elevoc)という深圳の音声処理技術を開発する企業の製品らしい。
同社は技術開発の会社でハードウェア製造設備を持たないファブレス企業とのことなので、Elevoc Clearの本体は製造委託などをしているのだろう。
このVocplusという技術がミソらしい。
この技術はいろんな会社に販売されており、そのライセンス料が主な収入源なのだろう。
ということは、Elevoc Clearを買わなくても、このVocplus技術を搭載した他社製イヤホンを買えばいいわけだ。
色々ググってみたがあまりヒットしない。製品によってVocplusと表記していたりElevocと書いてあったり単純にAI Technologyと書いてあるだけだったり。
そんな中見つけたのがHead-Fi.orgというヘッドホンのレビューサイト。
イヤホン・ヘッドホンの外箱からケース、着け心地など様々な観点で点数がつけられている。例えばElevoc Clearはこちら。
気になる"Call Quality"の欄はIndoors - 8.5/10, Outdoors - 9.5/10と室内外ともにかなり高評価。
このサイトでVocplus搭載製品のレビューを探し、"Call Quality"の評価を抽出してみた。
| 製品名 | 室内通話 | 室外通話 |
| Elevoc Clear | 8.5/10 | 9.5/10 |
| Sony LinkBuds WF-L900 | 8/10 | 9/10 |
| Edifier NeoBuds Pro | 9/10 | 8.5/10 |
| TaoTronics SoundLiberty 80 | 9/10 | 8.5/10 |
| SoundPEATS Mini | 8/10 | 8/10 |
| Jabra Elite 75t | 7.5/10 | 6.5/10 |
Elevoc Clearが最強なのは言うまでもないが、他にも結構いい感じの評価のものがある。
室内8、室外9。評価は最強だけど値段も高め。
とはいえElevoc Clearとほぼ変わらない値段なので、Elevoc Clearを買うぐらいなら音質のいいこっちを買った方がいいかも。
室内9、室外8.5。イヤホンとしての全体評価もよい。その分値段もなかなか高い。
室内9、室外8.5。実売4000円と低コストながらなかなかの高評価。
コスパを考えると最強だが、見た目がどぎつくてちょっとアレ...。
ちなみに日本での型番はSoundLiberty Pro S10。
室内8、室外8。まあまあのスコア。こちらも実売4000円程度。
後継機にMini ProもあるがこちらはElvoc Vocplus非搭載で、評価も室内7、室外6.5と微妙。
実は前回の記事で紹介したイヤホンのうちJabra Elite 75tを購入したのだが、正直イマイチだった。
確かにレビューでも室内7.5、室外6.5という評価で、その感想は間違っていなかったようだ。
「通話品質は2020年の基準で言えば良いものだが、2021年になって限界を感じるように」「Soundpeats MiniやQCY製の、定価が10分の1の安イヤホンにも負けている」との評価で、技術の進化によるノイキャン性能向上が著しいようだ。
Prime Dayセールで安くなっていたのでコスパの良いSoundPEATS Miniを買ってみた（もともとSoundPEATSのワイヤレスイヤホンをつかっているということもあり）
SoundLibertyの方が性能は良かったんだけど、流石にちょっとあの見た目は気が引けた...🙂
しばらくSoundPEATS Mini使ってみて性能を確認してみたい。
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