マイクのノイズキャンセリング性能が高いイヤホンを探す

Bluetoothイヤホンの「ノイズキャンセリング」機能は、最近の機種では当たり前のように搭載されるようになっている。

周辺の雑音を抑制してよりクリアに音楽を楽しむことができるようになる機能だが、個人的にはあまり活用できていない。

どちらかというと「通話時に周りの雑音が入らないようにしてほしい」という思いが強い。つまりマイク側のノイズキャンセリングが欲しい

 

結構いろいろ販売されてる

色々とネット検索してみたが、どうしてもイヤホン側のノイズキャンセリングに関する記事がヒットしてしまい、マイク側のノイズキャンセリングを紹介している記事に到達するのが難しい。

口コミやYoutube動画など色々と探してみた結果、何とか候補をいくつか絞れたのでご紹介したい。

 

 

Jabra Eliteシリーズ

レビューなどでも圧倒的に「通話品質の高さ」を評価されているのがJabra Eliteシリーズ。

世代がいくつかありJabra Elite 65t、75t、85t、そしてつい最近発売されたElite 7 Proと続く。

(ちなみに「Active」が付く機種は色と防水機能、滑りにくさが強化されたスポーツ仕様だがマイク性能に違いはない)

基本的に新しい方がマイクの数が増えたりソフトウェアが改善されて性能が良くなっている。最新のElite 7 Proは骨伝導センサーも追加された。

ただ、ざっとレビューを見た感じだと75t以降は「どれもあんま変わらん」という意見が多い印象。

価格コムの口コミでは最新のElite 7 Proですら「思っていたよりイマイチ」だったようなので、個人的にはコスパを考えて75tあたりが狙い目かと。

実際の音声はYoutubeで確認できる。聞いてみると分かるが、完全にノイズが消えるわけではない。

「ノイキャンってこれぐらいなのね」という感覚を掴めるのはありがたい。あまり過信しすぎるのもよくない。

 

AirPods Pro

知らない者はないであろう、Appleのワイヤレスイヤホン。

ユーザーの多さという意味では最も評判を正確につかみやすいのではないかと。

マイクのノイキャン性能としては価格相応の高性能であり、上で紹介したJabra Elite 75tと比較した動画を見れば(聞けば)一目瞭然。

動画の最後の方で騒音下での通話音声を聞くことができる。

ロボットのような声になってしまうのは仕方がないにせよ、Airpods Proの方が環境音をしっかり抑制できているように聞こえる。

さすが75tの倍近くの価格だけのことはある。値段を考えないのであれば最強かと思われる。

 

Huawei FreeBudsシリーズ

HuaweiのAirpods Proみたいなやつ。側面をなぞって操作できるのがユニーク。

新しめのFreeBuds ProとFreeBuds 4を候補に挙げたが、後者の4は日本ではまだ売られていない(廉価版の4iは売られてるけどノイキャン機能がないので除外)。

両者を比較したレビュー動画を確認したが、ほぼ同程度のノイズキャンセリング性能がある様子。これも悪くなさそう。

動画内でも紹介されているが、FreeBuds 4は強弱モードの切り替えもできる(スマホアプリで設定できる模様)。

なお、FreeBuds Proはカナル型だがFreeBuds 4はインナーイヤー型なので、ここで好みが大きく分かれるかもしれない。

もう一つ、うるさい環境での比較テストの動画も見つかった。

ここまでうるさいと流石に明瞭には聞こえないが、何を言っているかは聞き取れるレベルなのが凄い。

後半、音声が切り替わる前後で相当うるさかった環境音がかなり静かになっていることが分かる。

 

番外編

これまで紹介したイヤホンはどれも高性能のノイズキャンセリング機能を有しているが、マイクが口から遠いのでどうしても限界がある。

「通話機能に全振り」したい場合はヘッドセットの方がいいのではないか?と思い調べてみたところ、プラントロニクスのVoyager LegendVoyager 5200の評判がとてもよかった。

Bluetoothヘッドセットといえば安物を何度か買ったことはあるが、マイク性能がダメで周りの音を拾いまくってお蔵入りになることが多かった。

プラントロニクスのヘッドセットは値段も比べ物にならないだけあって、3~4個の高性能マイクを搭載していて複数のマイクで自分の声と周囲の雑音を判断し、圧倒的なノイズキャンセリング性能を発揮するようだ。

 

両者の違いとしては、Voyager Legendが3つのマイク、最新機種のVoyager 5200は4つのマイクを搭載。

Legendはケースでしか充電できないためケース付属だが、5200は単体でMicroUSBで充電が可能になりケースが別売りになった。

値段はLegendの方が約半額でコスパ的には圧勝。マイクの数はあまり違いが無いという評価もあり、総合的にはLegendの方がよさそう。

(といいながら、Amazonのセールに釣られてVoyager 5200を注文してしまった...またレビューします)

 

結論

ヘッドセットとなると完全に用途が変わってしまうのでちょっとアレだけれども、普段はイヤホンとして使いつつ通話にも使いたい場合は、上記3つのイヤホンがオススメ。

逆に音楽用に普段使いするわけではなく、通話がメインであればヘッドセットを使った方が通話音質はかなり向上する。

見た目がドライバーさんみたいになっちゃうけど、それに見合うだけの価値はあるように感じる。

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