中国工商銀行で口座を開設したら貰える「オモチャ」を見せてもらった。「金融@家」とか「u盾」と呼ばれている。
日本の銀行でいう所の「パスワードカード」みたいなものか。
中国工商銀行のオモチャ
見せてもらったのはこのタイプだが、ネットを検索すると様々なバージョンがあるようだ。
ネットで見つけたu盾
ツノが二本生えているタイプ。
尴尬的银行U盾 - 金评媒
Bluetooth接続のものもある。
无需插入U盾,即可大额转账!一个支付新时代或将来临
PC専用のもの。
金融e家u盾怎么用_安粉丝网
格好いいようなダサいような(iPhoneの型が古い)
中国工商银行U盾 为网上大额支付转账保驾护航__万家热线-安徽门户网站
USB専用のちょっと古そうなu盾。電卓式のは日本のパスワードに近い。
PC/スマホに繋ぐ前提らしい
「パスワードカード」と異なるのは、USBポートでPCにつないだり、イヤフォンジャックでスマホに繋ぐ事ができる点。
ネットバンキング使用時に、この機器を物理的にPCに接続することで認証するらしい。
イヤフォンジャックを介してスマホに接続している様子。あまり格好よくはないが、コストを考えるとやむを得ないか。
三星S8+手机:为何无法使用U盾 仍是迷团
何より驚いたのは
機械の話はこれで終わりなのだが、何より驚いたのは口座開設の簡便さ。
日本であれば窓口であれこれ手続きが必要だが、何とセルフカウンター式で機械とやり取りするだけで口座開設・カードの受け取りができるそうだ。
中国の強固な「IDカードへの各種情報の紐づけ」により、信用情報の確認や本人確認が即座にできてしまうわけだ。
テクノロジー的には(個人情報の保護という点を抜きにすれば)これは理想的であることは言うまでもない。
その一方で日本では、引っ越しして住所が変わった・結婚して姓が変わった、等々の時、役所や銀行での手続きの手間が非常に多い。
基本的に紙に手書きで、ハンコを捺して提出、後日郵送。無駄の塊である。
そこを何とかしようとして導入したマイナンバーがこの有様であることを考えると、もうしばらくは日本は中国に「追いつけない」ままなのだろう。テクノロジーの進歩も、国のスピード感も。
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