中国の銀行口座なしでAlipayへチャージが可能に(WeChat Payも追随)

中国へビザなし短期滞在する人に朗報!

中国の銀行口座がなくても、国際クレジットカードからAlipay(で使える口座)にチャージできるようになったようです。

この情報は非常にありがたい。感謝。

(追記:WeChat Payも対応するようです。後述)

百聞は一見に如かずということで、実際に使ってみる方法をご紹介します。

なお、使用するアカウントはパスポート写真と顔写真が提出済み(中国の身分認証は未完)で、中国の銀行が一つも紐付けられていないアカウントです。VisaとMasterの国際クレカは登録済み。

 

 

①トップ画面から「更多」を選択

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あまりAlipayを使いこなせておらず探すのに手間取りました。ここです。

 

②検索欄に「Tourpass」と入力

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参考元ツイートの方いわく「资金往来」の欄に「Tourpass」というアイコンが出ているらしいのですが、私の環境では表示されず。検索しないと見つかりません。

 

③ヒットしたミニプログラムを選択

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Alipayの機能ではなくミニプログラムのようですね。サービス提供元は支付宝なので結局Alipayのようですが。

 

④チャージ金額を選択

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画面には色々と情報がありますが、まずはチャージ金額を選択(入力)するようです。

100元から2000元まで選べます。チャージしたお金は90日で返金されるようです。

 

⑤詳細情報を入力

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国籍、パスポート番号、名前、誕生日、ビザの写真、カード番号を入力。

「ビザなし短期滞在者はどうするねん!」というお方も心配なく。タッチすればわかります。

 

⑥ビザ写真選択欄に注目

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ビザ免除国用のサンプルもあります。つまりビザ無しでも使えるという証拠。

 

⑦パスポートの写真だけで良さそう

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これが実際のサンプル。パスポートの写真を添付するだけで良さそうです。

 

⑧最後に注意書き

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一通り項目を埋めて「Next」を押すと注意書きが表示されます。

2019/12/31までは無料で使える...ということは、それ以降は有料になるのかな。

 

追記→2%ほど上乗せされたレートで請求が上がっているようです。

 

また、来年以降は更に5%の手数料が上乗せされるようです。

 

国際クレジットカードの加盟店手数料が5%程度のはずなので、その分が転嫁されてしまうのは仕方がないですね。

ポケットチェンジやVpayfastでクソ不利なレートで入金するよりは安いでしょうし。

あとプリペイド口座は90日間有効で、それを過ぎると返金されるとのこと。

 

⑨チャージ完了

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チャージが完了すると金額や期限が表示されるようになります。

90日経過後の返金の挙動も気になりますが、それは3ヶ月後のお楽しみということで。

なお、デビットカードの場合は引き落としが上手く行かずエラーが出る場合があるようです。

デビットカードは決済タイミングなどがとクレジットカードと異なるので上手く行かないのかもしれません。

 

⑩プリペイド口座なのでAlipay残高にチャージは不可

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ちなみにこのお金、あくまでもチャージされるのは「上海銀行のプリペイド口座」宛であってAlipay残高には入りません。

つまり「余額宝」に入れて投資する、というような使い方はできません。いやいや、支払いに使えるだけでも御の字でしょう。

 

実際に試してみた方のツイート

実際に試した方。同様に上手く行っていますね。

やはりAlipayに直接チャージされるのではなく、上海銀行のミニプログラムを経由して上海銀行のプリペイド口座にチャージされるようです。

そしてその口座をAlipayの支払い用口座に登録すれば、まるで中国の口座を持っているかのようにAlipay支払いができる、ということのようです。

 

既に中国の銀行口座が紐付けてあるとダメみたい

あと、どうやら中国の銀行口座が既にある人は対象外のようです。

わざわざこのTourpassを使う必要も理由も無いのである意味当然ではありますが。

 

追加チャージしても有効期限は延びない

追いチャージしても有効期限は延びないようで、実質「90日間2000元まで」の金額上限制限があるとも言えます。

訪中する頻度や消費する金額によっては、現金とTour Passをうまく使い分ける必要がありそうですね。

 

これは期待が膨らむ

ということで、これまではトリッキーな方法でWeChat Payが使えたり使えなかったり非常に不安定でしたが、ついに短期滞在者でも安心してキャッシュレス支払いができるようになりそうです。

これまで非っ常に不便していたので非っっ常にありがたいですね。期待。

なおアリババも「外国人観光客をターゲットにしている」と言っているようで、近々正式に発表されるとのツイートも目にしました。

 

実際にアリババのJPアカウントがツイートしていました。

アリババ日本法人のWebサイトにはプレスリリースもあります。

これまでご紹介した以上の情報はありませんが、公式のプレスリリースがあると概要が理解しやすくていいですね。

 

私も年末年始の休みを使って訪中する予定なので是非その際に試してみたいと思います。

実はもう現金を手配(両替)しちゃったけど、ぶっつけ本番は怖いのでしばらくは現金とAlipayを併用して様子見をするつもりです。

 

WeChat Payも後を追う様子

微信支付(WeChat Pay)もVisa、Mastercard、JCB、AMEX、Discoverに対応するとのこと。いいぞもっとやれ。

この記事によると、10/30に中国人民銀行が「外国人のスマホ決済利用への障壁を取り除くよう」お達しを出したことに関係しているようです。やはりトップダウンで動いているということですね。

加えて、シンガポール系の大华银行(UOB)も同様のサービスを始めるようです。

実際にUOB深圳支店を訪問された方曰く、個人向けサービスを行ってない支店では受け付けていなかったようで説明は貰えず。もうしばらく様子見をしたほうが良さそうです。

ともあれ、この調子で他の銀行やアプリも追随してくれることを期待しています。この流れが更に広まって、短期滞在外国人に便利なサービスを増やしていってください(懇願)。

 

最後に

ほんと頼みます(切実)

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