起こったことを簡単に説明すると
- Amazon欲しいものリストから贈り物をいただいたが宛先不明で返品された。
- これまで郵便局やヤマトで届いていた住所だったが、今回はAmazon配達員。
- 宛名に建物名が入っていなかった←そもそもこれが悪い(でもこれまでは届いてたんだよ...)
サポートに連絡
せっかく贈ってもらったのに受け取れないのは失礼極まりない。
Amazonのサポートに問い合わせるも、基本的に自分が買ったものしか申し込みができない仕様(購入履歴から当該商品を選んでお問い合わせする流れ)
頂き物なのに贈り主にサポートとやり取りさせる訳にはいかないので、こっちで何とか片を付けたい。
この手のサポート系にありがちな「その他」→「その他の問い合わせ」みたいな選択を繰り返し、有人サポートにまで行きついた。
Amazonサポートに事情を説明
「以前は届いた」という点を強調してサポートに問い合わせ。注文番号は分からないが、送り主から追跡番号を教えて貰ったので調べてもらうことに。
担当が違うらしく別の担当者に交代した。
先に応対してくれた中国姓と思しき担当者と違い、次の担当者は既に伝えている内容を繰り返してきて、こちらのイライラが文面に出ている。
テンプレ回答しか返ってこないためさらにイライラし「以前は届いていた」でごり押したが、結果としては宛名が不明で持ち返った、ということだった。
宛名に建物名が入ってなかった
失礼を承知で送り主に「どの宛名に送ったか」を尋ねたところ、教えて貰った住所は間違っていなかった。
が、建物名が抜けていた。「もしかしてこれじゃないか」と思いサポートに建物名まで伝えたことで、再度荷物を送るよう手配してもらうことができた。
本当に建物名が原因なのか
無事荷物は受け取れたので問題は解決したのだが、以前にも送ってもらった時は建物名なしの宛先でもきちんと届いていたのに、今回はなぜ届かなかったのか。
色々考えてみた結果、いくつかの要因が絡み合って起きたものだと推測できた。
- 郵便局やヤマト運輸は独自のデータベースを持っているため、建物名がなくてもこれまでの実績から送り先が分かる
確か前回送ってもらったときは郵便局かヤマト配達だった記憶がある。
引っ越し直後、初回配達時に郵便局から住居確認の紙が入るように、郵便局は独自の宛先データベースを持っている。そのため建物名が無くても番地や名前から宛先を補完して送ってくれることが多い。
今回の配達はAmazon配達員(個人宅配業者)だったためそういうデータの蓄積がなかったと考えられる。ちゃんと建物名は入れないとダメだね。ごめんなさい。
Googleマップの自宅が消え去っていた
- 自分の住所をGoogleマップで検索すると、別のアパート名が表示された
いやいや何なのマジで。これには正直かなりビビった。
「なんで届かなかったんだろ~な」と色々と調べている時にふと自宅の住所を検索してみたら、自分が住んでいる場所が(Googleマップ上で)いつの間にか別に建物になっていた...うすら寒いホラーを感じかなり焦った。
混乱しながらも調査を続けると、驚愕の事実が。
同じ住所に建物が二つ
- 自分が住んでいるアパートと同一住所(番地)内にもう一つアパートが存在していた(そんなことある!?)
- 隣接するアパートの番地が実は同じだった。大家さんが同じ人という新事実。
- (当然ではあるが)Googleマップで住所検索したら私が住んでいる建物名が表示されていたので、まさか同一住所にもう一つ建物が存在するなんて思いもしなかった。
- 何らかの原因でGoogleマップの検索結果が入れ替わってしまい、今検索するともう一つの建物の方がヒットする。
- いつの間にか住所で検索してもうちのアパートは出て来なくなっており、隣のアパートが表示されるようになってしまった。
さすがに「同一住所に違う名前のアパートが存在する」というパターンは想定してなかった。
Amazonの配達員は私の住所をGoogleマップで検索し、出てきた「もう一つの建物」へ行き「私の部屋番号」を訪問したわけだ。そら届かんわ。
どっちの建物がホンモノか白黒つけたろうやないかい!!
「地番検索サービス」というものを使うと登記上の住所が調べられるらしい。
早速検索してみると、以下のような青とピンクの番号が出てきた。
(画像はゼンリンのヘルプから引用)
今まで全く知らなかったのだが、一言に「住所」といっても地番と住居表示があるらしい。
ざっくりとした理解だが
・地番...土地単位に振られる番号で、土地の登記管理用。
・住居表示...建物を特定するための記号で、郵便配達の宛名等に使う。
とのこと。ややこしいけど、
「三丁目1番7号」は「住居表示による住所の表記」で、「三丁目1番地7」は「地番による住所の表記」
【Q&A】地番(〇〇番地〇〇)と住居表示(○○番〇〇号)の違いを教えて下さい。
ということらしい。
地番検索サービスを使うとこの地番と住居表示を調べることができる。
青が地番、ピンクが住居表示(参考)。
我が家の住所は...
さっそく我が家とお隣さんの住所を調べてみた。結果は「どっちも全く同じだった」。(そんなことある!?!?)
土地は一続きのため地番はどちらも同じ(これはまだ分かる)、住居表示もなぜか同じ。
違う建物なんやから分けろや...
(引用元:Twitter)
住居表示の決まり方がミソ
土地が同じだから地番も同じなのは仕方がないとしても住居表示がなぜ同じなのか。調べてみると
土地の上に建物が建てられて、主な出入り口(玄関や門など)が作られると、それらが接する部分の基礎番号が、その建物の住居番号(□号に相当するもの)となります。
新居の住所っていつ決まるの? | 共働き夫婦の家づくり
どうやら建物の玄関や門が接する部分によって決まるらしい。確かにうちもお隣も道路に接する面は同じ。
うちは道路に面してて駐車場がある。お隣は一つ内側に建ってて駐車場はなく、家から出るときはうちの駐車場の脇を歩いて道路に出ていく。出口同じやん。ハークソ。
結論
住居表示を決めるルールガバガバじゃね?
はっきり言って酷くないか。賃貸なので文句は言えないし大家さんが悪いわけでもないが。制度が悪い。
Googleマップに凸ろうにもどっちの住所も正しいわけだしGoogleマップも「全く同じ住所に建物が2つある場合」を想定されていない。
どちらの建物も正しく登録されていて建物で検索したらそれぞれ出てくる。でも住所で検索したときにどっちが出るかは神のみぞ知る。以前はこっち。今はあっち。オーマイゴッド。クソして寝ろ。
しつこく「建物名まで書け」ってのはこういう事情があったのね。今度からちゃんと書きます。ごめんなさい。
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