CloudFlash CLF-WF01を購入した

CloudFlashはWi-Fiを内蔵したSDカードアダプタ。
本体下部にMicroSDカードを挿入することで、Wi-Fiを経由してMicroSDカードにアクセスが可能になるスグレモノ。

 

 

 

今回、この商品が1980円で販売されているという情報が流れてきたので衝動買いしてしまった。

ひとりぶろぐ » Linux搭載無線LAN内蔵SDカードアダプタCloudFlashが値下げで1,980円!めちゃくちゃ魅力的だし間違った使い方も可能

こちらの記事を参考に購入。送料無料1980円。メール便だったが注文して2日で届いた。有能。

↑私が購入したのはこちら。今は売り切れてしまっている。

その後発売されたのがこちら↓

Rev.2が出るため、旧版が安く売られたというわけね。
こちらは送料込みで2,480円。500円高くなった分、安定性が向上し、対応機種が増えたとのこと。

 

■何番煎じかって商品だけど
上の記事によると、CloudFlashは性能的にもPQI AirCardにそっくり、というかPQI AirCardのファームウェアがそのまま入っちゃうらしい。
このPQI AirCardには前々から目をつけてたんだけど、MicroSDとの相性が激しいようなので敬遠していた。
この安さなら失敗しても納得できる、というのが衝動買いの理由でもある。

買うのがちょっと怖いPQI AirCard。買うならMicroSDセットのものが堅い。

 

■Eye-Fiはあるものの...
この手のものは、先駆けであるEye-Fiをデジカメ用に購入し、Dell Streakと連携して使っているのだが、色々と使い勝手が悪く悩んでいたところ。


具体的には、特定の画像を取り出したい場合

  • Eye-Fiはデジカメ側で欲しい画像を選択する必要があるのだが、デジカメ操作が非常に手間。
    Android側で選択して引っ張り出す(プル)ことはできず、カメラ(Eye-Fi)からAndroidへ送り出す(プッシュ)しかできない。

  • 一方でCloudFlashやPQI AirCardは、専用アプリ(もしくはFTP)を用いてAndroid側で画像を選択してダウンロードできるので、操作が簡単。
  • という違いがある。

    そもそもEye-Fiは撮った写真全部を全自動で送ってくれるのが便利なわけで、そこは理解して購入している。ただ枚数を多く撮ると思いのほか転送に時間がかかる&電池が減るため、結局家に帰ってPCで取り出すようになっっちゃってるのが現状。これじゃただの電池を食うSDカードだ。

    そこでこのCloudFlashが役に立つわけですよ!

     

    ■開封&触ってみる
    ということで前置きが長くなったが、早速今回購入したCloudFlashを開封してみようと思う。

    メール便なのにしっかりとした箱に入ってた。素晴らしい。
    本体はブリスターパッケージに入っている。

    裏面の注意書きはシールで後から貼ってある。ちゃんと保証期間が一年間ある。

    製造元はSPECTECで型番はSDW-829のようだ。


    ちなみにこのロゴも後からシールが貼ってある。日本代理店のデジナビによるものだろう。
    頑張って透かすと元のWireless LAN Adapterの文字と型番が見える。


    内容物は非常にシンプル。本体の取説のみ。

    裏面にはプリントがたくさん。技適マークがあることに注目!*


    カードリーダーを使ってPCに接続し、動作を確認する。
    リーダーによってはきちんと給電してくれず、動作しないものがあるので注意。
    こいつはEye-Fi付属のカードリーダーなので、まず問題ない。

    10秒ほど待つとアクセスポイントが検出される。
    デフォルトではオープン接続だが、後で暗号化の設定を変更することも可能。

     

    ■ブラウザ経由でのアクセス


    アクセスポイントに接続したら、あとはブラウザに「http://192.168.1.1」と入力するだけ。

    ■ステータス画面

    Status画面ではCloudFlashのMACアドレスやIPアドレス等が確認できる。


    ■設定画面

    Setup画面ではWi-FiのSSIDやWAPキーの設定が可能。


    ■画像・動画閲覧画面

    Pictures、Videos画面ではSDカード内の画像・動画を閲覧できる。
    が、うまく表示されてないね。ブラウザで使用する予定はないのでまあよしとする。


    ■MicroSDカードの認識テスト

    手元にあるMicroSDカードをかき集めてみた。上から

  • Dell Streakに付属していたSanDisk 16GB Class4
  • 上海問屋で購入したノーブランド 8GB Class6
  • トランセンド 4GB Class6
  • PNY 4GB Class4

    を試してみたところ、全て正常に認識し、使用することができた。
    PQI AirCardの前例から半分は認識しないと思っていたので驚き。マジ有能。

     

    ■活用してみる

    CloudFlashの今回の使用目的はWi-Fi経由でのMicroSDへのファイル転送(送受信)。
    デジカメから写真を取得するだけでなく、ちょっとしたファイルをMicroSDへ移すのにも使用したい。

    Android機を母艦とするため、公式アプリ*の使用も検討したが、複数のファイルをダウンロードできない上、ファイルのアップロードも出来ないため却下。

    ということで、FTPプロトコル経由の送受信を試してみることにした。

    使用するFTPクライアントはES ファイルエクスプローラー
    ファイルマネージャーとして有名なアプリだが、FTPクライアントとしても優秀で、SSH接続にも対応している気合の入れよう。この機能だけでも価値がある。

    先のブログによると、

    アドレスに192.168.1.1を指定。プロトコルはftp。ユーザ名、パスワードは空欄

    で接続ができるようだ。

    早速ESファイルマネージャーを開き、FTPの設定をする。

    しかし、「サーバーパスが空です」と表示されてうまくいかない。

    数分間格闘した結果、ユーザ名、パスワードを空欄にしたい場合、「匿名」にチェックを入れる必要が有ることが判明。

    これで上手く入力できた。

    こんな感じでファイルシステムにアクセスできる。
    sd」フォルダがSDカードのルートディレクトリ。


    FTP接続なので、自由にファイルの転送が可能。


    スマホからCloudFlashにファイルを転送。速度は300~400KB/s程度。

    速度はまあまあだが、全てスマホによる操作なのでストレス無くファイルの転送が行える。
    これで本来の目的は達成したといえるだろう。

    なお、転送後すぐに取り外してしまうと、最後に転送したファイルが破損する(ファイルサイズが0)ことがあった。取り外す際は最後の転送が終わってから少し待ってからにするとよいだろう。

     

    ■総括
    衝動買いではあったものの、CloudFlashを活用することでEye-Fiで不満があった点が解消された。
    使い方も難しいことはなく、汎用性の高いFTPプロトコルが使用できるため、FTPクライアントの設定を一度してしまえば以降は特別は操作は不要。
    環境が変わっても、Wi-FiとFTPクライアント(なければブラウザ)があれば使用可能なのも高評価。

    購入した直後はどこも売り切れてしまっていて入手性が悪かったが、すぐRev.2が発売されたため容易に入手できるのも良い点だろう。代理店の出荷体制も素晴らしい。

    その他気になるのは、MicroSDスロットの耐久性。
    MicroSD→SDカード変換アダプタなんかは挿しても反応しなくなることが多いので、同じようなことが起こらなければよいのだが。
    そういう意味では代理店での1年保証はありがたい。対応のほどは不明だが。

    総合的には好評価。コスパ良し、使い勝手良し、MicroSDの相性も問題なし。
    今後使用していく上で問題が発生してくるかもしれないが、その場合はまた詳しくレポしたい。

     


    *今気づいたんだけど手持ちのEye-Fi Connect X2に技適マークが見当たらないんだよなあ...公式サイトからリンクされているAmazonだったか楽天だったかで買ったんだけど。
    *パッと見て中国語にぎょっとするかもしれないけど、「- 支援多國語言包括中文、英文與日文」とあるので、日本語にも対応している様子。文字を見れば何となく意味がわかるからそのままでも平気だけどね。
  • コメントする