そろそろマイナンバーカードを作るべきか

マイナンバーカードで最大5千円のポイント還元があるとの報道を聞いて、そろそろ年貢の納め時、カードを作るかなぁと考えていた。

そしたらちょうどマイナンバーカードを作ってみた人の記事があったので、目を皿のようにして読んでみることに。

 

 

結果としては「なんだかなぁ」という感じで、またもや作るのを躊躇してしまう結果だった。

というのも、タイトルとは裏腹に記事の結論は「必要な人だけ作ればいいのでは?」だそうで、それは確かに頷ける内容だったからだ。

 

マイナンバーカードを作るメリットを再確認

先の記事でまとめられているメリットは以下の通りだ。

  • 便利1 コンビニで住民票や印鑑証明書が入手できる
  • 便利2 オンライン本人認証時にアップロード書類が少なくて済む
  • 便利3 結局のところ、電子確定申告にも必要

 

便利1 コンビニで住民票や印鑑証明書が入手できる

コンビニ・スーパーで住民票・印鑑証明書を即時取得できるらしい。これは確かに便利だ。

ただ個人的には役所が家の近くにある上、この手の書類を取得する頻度が非常に低いためそこまで大きなメリットには感じられない。

 

便利2 オンライン本人認証時にアップロード書類が少なくて済む

LINEスマート投資に申し込む際に「マイナンバー通知カード」または「マイナンバーカード」を求められ、「マイナンバー通知カード」を選んだ場合は別途免許証などの証明書が必要だった、とのこと。

確かにマイナンバー通知カードはただナンバーが書いてあるだけの紙なので、別途身分証が必要になるのは分かる。

ただ個人的にこれまで使用してきたサービス(送金や外貨両替)で「個人番号の入力」を求められることはあっても、「マイナンバー通知カードそのものの写真」を求められたことは無い。

あくまで必要なのは個人番号で、マイナンバー通知カードそのものには何の価値もないはず。LINEスマート投資がなぜ写真まで求めるのかは謎だが、極めて限定的なパターンと言わざるを得ない。

 

...正直に言うと私の通知カードは今どこにあるか分からず(実家を漁ったら出てくるかもしれない)、その為もちろん引っ越し時の住所変更もしていない。そんな杜撰な状態でも、番号さえ知っていれば大抵の場合は何とかなる。もし番号も分からない場合でも役所に行って住民票を取ればいい。

 

便利3 結局のところ、電子確定申告にも必要

これも「必要な人には必要なやつ」のパターン。

リーマンにとっては必要ないので評価できない。

将来独立・起業でもすることになればその価値に気づけるのかもしれないが。

 

結局めっちゃ微妙やん...

ということで、私の個人的な状況からいえば「今マイナンバーカードを作っても特にメリットが無い」という結果になった。

寧ろ免許証、保険証、パスポート、キャッシュカードに加えて保管するカードが増えるのは大きなリスクでありデメリット。

残念ながら当面は作らないままにしておくことになりそう。

 

保険証とマイナンバーカードが統合される...?

一つ気になったのが「2021年3月からはマイナンバーカードが保険証代わりになる制度がスタートする」という文面。

マイナンバーカード 保険証に 22年度中に全国で:日本経済新聞

普及策の柱の一つが、健康保険証の代わりに医療関連のサービスで利用できるようにすることだ。保険証は日常的に利用する人が多いため、代用できれば普及が進むとみている。医療機関にはカードの読み取り端末が必要になるため、政府が支援する。オンラインで資格を確認するため、失効した保険証の不正利用などを防ぐ効果もある。

医療費控除の手続きも簡単にする。利用者はまず、確定申告する際に国税庁のサイトからマイナンバーカードで個人認証する。「医療費通知」のボタンを押すと、1年分の医療費の合計額がサイト上で一覧できるようにする。合計額が控除の適用基準を超えていた場合は、そのままサイト上で申告もできる。

政府の運営サイト「マイナポータル」で様々な医療情報も閲覧できる。21年3月からは特定健康診査(メタボ健診)の情報、同年10月からは過去の投薬履歴を見ることができるようにする。

ようやくマイナンバー制度の考え方に沿った使われ方がされ始めるようだ。

もしマイナンバーカードを保険証の代わりに持てるのであれば、保険証だけを持っているのと実質同じであり管理コストは変わらない。

ゆくゆくは免許証や銀行のカードなども統合されていってくれればありがたいのだが。

 

中国では既に保険証と銀行カードが統合されている

いつも中国を引き合いに出して恐縮だが、中国では既に銀行口座と保険証が紐づけられており、医療費精算や医薬品のネット購入、病院予約や順番待ちも行えるようになっている。

よくよく見ればこれはもう3年前のツイート。今年の記事を探すと所持率が93.1%になったと報道されている。

10年前にスタートしたばかりの頃は加入率も低く日本と同じただのカードだったようだが、10年でここまで利用者が増え、便利になっていっているのである。

 

日本も続け続け~

ぜひ日本も他国のいい所を取り入れ、便利な世の中にしていってほしい。

具体的に言えば「マイナンバーカードに免許証と保険証、欲を言えば銀行カードが統合されるようになればとっても便利なので、そうなればマイナンバーカードの申し込みをしますね」といった感じだ。

まぁ実際そこまで簡単には到達できないだろうが、せっかく世の中がキャッシュレスに向けて盛り上がっているところなので、この流れで無駄な手続きやカードを減らしてより効率的で便利な世の中になっていってほしいものである。

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