中国旅行とデータ通信用SIM

先月に中国へ行く機会があり、スマホのSIMカードについて調べたあれこれをまとめておく。

■概要(要件)
・今使ってる、日本国内で購入したスマホで使えるSIMが欲しい
・データ通信専用でいい(通話は不要)
・LINEとかGmailとか使いたいやん?

 

・今使ってる、日本国内で購入したスマホで使えるSIMが欲しい
わざわざスマホを買い直すのもアホらしいので、今のスマホで使えるSIMを探すことにした。

中国の通信会社(日本で言うドコモ、au、ソフトバンク)は以下の3つらしい。

・中国移動(China Mobile)
・中国聯通(China Unicom)
・中国電信(China Telecom)

1つ目の中国移動が一番メジャーだが、使用する電波の周波数帯が日本とは異なり、日本国内のスマホは対応していないことが多いらしい。
3つ目の中国電信はマイナーなためSIMの入手性が悪く、結局2つ目の中国聯通が良さげということに。
スマホによって対応周波数が異なるため、SIMを選ぶ前に自分の機種の周波数帯を確認することをお勧めする。

 

・データ通信専用でいい(通話は不要)
日本で言えばLINEやSkype(中国ではWeChatやQQ)の通話サービスを使えばいいので、電話番号はいらない。
ホテル等の無料WiFiの認証でSMSが必要なことがあるらしく、そのへんを考慮するのであれば電話番号があった方が良い。のだが、最近中国では電話番号を取得するには実名登録が必須となったようで、手間を考えるとデータ通信だけでいいや、っていう結果に。

 

・LINEとかGmailとか使いたいやん?
中国のインターネットといえば、「金盾」と呼ばれる検閲システムによって通信が監視・ブロックされている。
日本に住んでいる限りではどうでもいい話だが、旅行でいざ中国に行った時に面倒くさい。FacebookやTwitterはまだいいが、LINEやGoogleの各種サービス(特にGmail)が使えないとわりと不便だったりする。
何かあった時の為に、日本との連絡手段は電話以外にも確保しておきたい。
(LINEやGoogleのサービスが不要な場合は、現地でSIMを買った方が安上がりかもしれない。ただ、SIMの入手可能性やスマホとの相性など不確定要素が大きくなるため、日本で買って持って行く方がいいと思う)

 

ということで、この辺の事情をクリアしたプリペイドSIMがこちら。

  
(どれも同じだが、1つ目のはパッケージが日本語らしい。SIMは同じ)

香港の中国聯通が発行しているSIMカードで、中国全土で7日間2GB使用可能。香港を経由するので金盾にもブロックされないらしい。
Band1/3対応で、日本で買えるスマホなら大抵カバーしている周波数帯だ。
値段もそこそこで、何より事前に日本で買って持っていけるのが良い(いざ現地で入手しようとすると、探したり買ったりに手間が掛かったりする)

 

私が購入したときはまだ日本語パッケージのものが出ていなかったため、真ん中のリンクのものを購入した。複数のマーケットプレイス取扱業者が出品しているため、値段に微妙なバラツキがある。
私は少しでも安く買いたかったため、最安値の「株式会社ワイズ・ソリューションズ 」から1290円で購入したが、この販売店は現在はAmazonでは取り扱っていないらしい。

と思ったら、今は公式サイトで1300円で販売しているようだ。
売り手としてはAmazonを介さない方が無駄なコストがかからなくて済むだろうが、買う側としては何かあった時にAmazonに守ってもらいたくもある。まぁそこらへんを参考にして、購入の際は各自で判断してほしい。

 

手元に届いたのがこちら。

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名刺を一回り大きくしたぐらいの紙(二つ折り)のパッケージ。中にはSIMカード本体と、チャージ方法が書いてある紙が一枚。

IMG_20180225_111909.jpgIMG_20180225_111929.jpg

SIMサイズは通常・micro・nano全対応なのは嬉しい。使用したスマホはmicroSIMだったので一皮むいて使用したが、後にnanoSIMサイズのスマホに買い替えたのでもう一皮むいて使用している。


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設定は簡単で、SIMを差した後に「APN設定」を「3gnet」に設定するだけでいいらしい。
現地に着いてからごちゃごちゃした作業をしたくなかったので、先にSIMをスマホに差しておいた。中国本土でスマホの電源を入れると何やら広東語でメッセージが表示されて自動的にAPNが設定されたため、実質何も設定しなくても使えた。
(「ローミングを有効にする」もチェックを入れた気もする...そこらへんは同梱の日本語説明書に細かく書いてあるので参照されたし)

 

なお余談、6年ほど前に香港経由で深圳に行った時は飛行機内でスマホを(もちろん機内モードで)使えていたが、今は電源を切らないといけないらしく、飛行機内でスマホを出したらえらく注意された。今回使用した航空会社が中国系だったので厳しかったのかもしれないが。

 

無事繋がるとこんなSMSが届く。
sms.png

モザイク処理をしたところが自分の電話番号。あと注意すべきなのは使用期限ぐらいか。ここまで来れば後は7日間2GBが過ぎるまでは自由に使用できる。

 

■チャージしますねん
さてこのSIMの売りはまだあって、途中でチャージもできるようになっている。

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こちらの説明に書いてある通りに、www.cuniq.com/tp にアクセスすればOKだ。

 

charge.png
SIM本体(または台紙)に書いてある19桁の番号を入力して「充值」をクリック。

 

charge2.png
クレジットカード(左)かチャージ用カード(右)かを聞かれるので、左を選択して「充值」をクリック。

 

charge4.png
チャージする金額を指定(デフォルトでは100HKD)し、「確認」をクリック。
なお、任意の金額でもチャージできるが、100HKDに満たない限り使用できないので注意(残高が100HKDを超えると7日2GBが使えるようになるらしい)。

 

charge5.png
チェックを入れて「確認」をクリック。

 

charge6.png
赤で囲った3つの中からクレジットカード会社のロゴ画像をクリックすれば支払者情報の入力画面に遷移する。

そこでカード番号やら名前やらを入れれば支払いが完了する。のだが、なぜかうまくいかなかった。VISA/Master/銀聯(三井住友)を全て試したが決済に失敗。
時間が無かったため仕方なく、現地人の銀行口座に100元を突っ込んで、その銀行カード(デビットカード)で決済してもらった。

次に使用するときは余裕をもってチャージしてみて、何とか自分だけでチャージできるようにしたい。
それか、このSIMカードを複数枚持って行くのも手だなぁと。使わない限り約一年間は有効期限があるので買い溜めできるし、現在100HKDは1300~1400円程度なので値段的にも変わらない。
チャージ失敗のリスクは回避できるが、荷物が増えるのとSIM自体を無くすリスクがある。まぁそこらへんはトレードオフかと。

 

■有効期限
このSIMには有効期限が定められており、Amazonの商品紹介欄には、記事の作成当時では「有効期限:2018/12/31」と記載がある。
この日までに開通処理(APN設定をしてネットワークを掴む)をしないと無効になりますよ、という期限である。
一度開通処理を行えば、その日から数えて7日間または2GB使いきるまでが使用期限となる。

 

なお、使い切っても30日以内であればリチャージ可能のようだ。リチャージ後にまた使い切った場合も同様に、30日間後にSIMが無効になるらしい。
チャージ金額もSIMの値段もそう大差ないので、頻繁に訪中しないのであれば無理してチャージするより新しくSIMを買った方がいいかもしれない。

 

■データ使用量(残量)の確認方法
ググってみたり、AmazonのレビューとQ&Aを中心に探してみたが分からず。
China Unicomのサイトには「*118*35#」をダイアルすればデータ使用量が確認できる旨記載があるが、日本からは確認できないため次回訪中時に試してみようと思う。
念のためダメ元でカスタマーサービスにもメールを投げておくので、判明次第追記したい。

追記:
夜にメールして翌日には返事が来た。

感謝閣下的咨詢,閣下查詢數據用量及有效期,可撥打*118*50#,會收到短訊提示,或請登入http://service.cuniq.com/ 並輸入完整SIM卡卡體上之手機號碼/SIM卡號碼及密碼(PUK),[手機號碼]為SIM卡激活後收到的11位數字ID,[SIM卡號碼]為SIM上的19位數字,而[登錄密碼]為SIM卡上之8位PUK碼。請閣下知悉,謝謝!

ということで、やはりダイアルするのが一番のようだ。

なお、Webサイトからでも確認できるそうだが、 http://service.cuniq.com/ はリンク切れでcuniq.comのトップページに戻されてしまうので、残高確認をする場合はこちらのサポートページ(英語無し)から、右側にある「用量查詢」をクリックすればよさげ。

web.png

そうすればポップアップが出てくるので、下の画像の通りに入力すれば紹介できるはず(だが、残念ながら手元のSIMは期限が切れていたようで、「有効な電話番号を入力してください」といった旨のメッセージが出て先へ進めなかった)

web2.png


 

■容量とお値段
どうでもいい話ではあるが、昔はこのSIM、7日間1GBだったことがAmazonのレビューを見ていると分かる。
テキストメッセージぐらいの使用であれば問題なさそうだが、写真や動画のやりとりをする可能性を考えれば2GBまで増量されているのは嬉しい。その上、昔は倍以上していたらしい。

コスパも良くて便利でロングランな商品だけど、携帯電話番号への実名制導入やVPNのブロックなど今の中国の方向性を見てると、こういう抜け穴的な商品はそのうち廃止されてしまいそうな気もするのだが。
場合によっては各種VPNサービスや、最悪の場合は個人でVPNサーバーを立てる等の方法を考えた方が良いかもしれない。

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