Razerのヘッドホン『Razer Electra』を譲り受けた。
Razer Electra Review | Headphones | Digital Trends
Razerといえば有名なゲーミングデバイスメーカー。ゲーミングPCをやらマウス、キーボード、スマホ、ヘッドセットなど多数の製品を世に送り出している。
今回頂いたのはゲームにも音楽鑑賞にも使えるお洒落なヘッドフォンだ。
ヘッドバンドとイヤーパッドの劣化が激しい
譲り受けた理由がこれだ。ヘッドフォンとしての機能は全く問題ないが、ヘッドバンドとイヤーパッドが劣化してベロベロに剥がれてしまっている。
特徴的な黄緑色のヘッドバンドの表皮がほとんど剥がれ落ちそうになっており、中からスポンジのカスのようなものがこぼれ落ちてくる。
手元にいい写真が残っていないのだが、この緑のシワシワの部分が破れ始め、ベロンベロンに剥がれてしまっているのだ。使用している材質上仕方のないことなのだろうが、ちょっと見た目が悪すぎてそのまま使う気になれない。
じゃあ交換すればいいじゃない
ということでAliexpressで交換用のキットを購入。ヘッドバンドとイヤーパッドのセットで5.5ドル。送料をプラスしても10ドル以下。
ebayでも売ってそうなので適当に安いものなりを探してみてほしい。
ここまでは良かったのだが
交換用のキットが売っているということは、交換ができるのだろう。それぐらいしか考えてなかったのだが、いざヘッドバンドの交換方法を調べてみると結構面倒くさいことが発覚した。
※ちなみにイヤーパッドは超簡単。外してつけるだけ。
(Razer Kraken用の動画だが、イヤー部を除いて同じ仕様なのでほぼ参考になる)
こちらの動画を見ていただければ分かるのだが、ヘッドバンドを交換するには
- R側基部のネジの取り外し(ネジ隠しあり)
- R側アームのピンを除去(銅線を切らないように注意)
- イヤー部のネジの取り外し
- イヤー部の分解
- はんだごてでスピーカーユニットから銅線を外す
- 銅線をイヤー部から抜く
- ここでようやくヘッドバンドの交換
- またイヤー部に銅線を通す
- スピーカーユニットから外した銅線をまたはんだ付け
- 分解したイヤー部を戻す(ネジも)
- アームのピンを戻す
- 取り外したネジを戻す
- ネジ隠しを装着
これだけの作業が必要だ。半田ごてが必要とはなかなか厄介である。
正直ヘッドバンドはテープ等で補強してオシマイにしてしまった方が良かったのでは...と後悔したものの、もう交換用のキットを注文してしまった後。
せっかくなので試してみようと自分を奮い立たせ、キットが到着するまでの間に4番まで作業を終了させた。⇒無事交換できた
実は現在(初稿時)はまだキットが届いていないため、情報収集と分解のみ行った。
少し見えている銅線は力加減を誤って少々傷がついたがギリギリ繋がっている。
あとボロボロになっているヘッドバンドをぜひ見てほしい。これは交換したくなるレベルだろう。
あと数日で到着する筈なので
到着次第、続きの作業を行い結果を報告したい。
本件について日本語の情報が見つからなかったので、記事としては未完ながら公開することにする。
気軽に考えてたらちょっとビビるよ、ってのを交換キットを買う前に知ってほしいからだ(というか自分も知りたかった)。もちろん、知ってなお挑戦する人についてはぜひ応援したい。
追記:無事交換できた
中国から荷物が届いたので即日作業。無事ヘッドバンドの交換に成功した。
手順は解説動画の通りだったので問題はなかったが、いくつかポイントがあったので写真とともに紹介したい。
到着した箱。追跡付きの国際eパケットは受け取り確認がない(ポスト投函で終わり)だが、サイズ的にポストに入らなかったため不在票が入っていた。
中はかなり綺麗に収まっている。ヘッドバンドは袋入りだがイヤーパッドはそのまま入っていた。
ロゴ面。クオリティは悪くない。
ということで、半田ごてで配線を外しプラケースから取り外しておく。
そして今回届いたヘッドバンドを通していく。
ヘッドバンドの中には外側と内側両面にプラの板が入っているが、外と内で加わる摩擦力が違うのか、通す際にこのプラが微妙にズレて3、4回やり直す羽目になった。
何とか綺麗に通ったヘッドバンド。ちょっとプラが長すぎたのでこの後ハサミで切った。
最後に配線をまた元に戻して半田付けする。赤いドットがある方に赤い配線を接続する。この際にきちんと通電されていることを確認すること。
完成図。少々余裕を持たせたので若干シワシワになったが、無事交換が完了した。イヤーパッドの方ははめ込んだら終わり。
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