前回、日本→中国送金で最安値と思われる熊猫速汇(Panda Remit)をご紹介した。
海外送金の定番「Wise」よりもレートが良くて驚きのあまり登録してしまったわけだが、この度、実際にPanda Remitで送金してみたので様子をご紹介してみたい。
コンピューター、プログラミング、モバイル、ガジェットなどエレクトロニクス分野を中心にネタを提供するウェブサイトです。最近は中国ネタにも注力中。かつてはHWD15向けのAndroidアプリ「HWD15 Status Notifier」を作ってたりしていました。
前回、日本→中国送金で最安値と思われる熊猫速汇(Panda Remit)をご紹介した。
海外送金の定番「Wise」よりもレートが良くて驚きのあまり登録してしまったわけだが、この度、実際にPanda Remitで送金してみたので様子をご紹介してみたい。
を想定して書いているので、まだの場合は先に前回の記事を参考に手続きを行ってほしい。
(前回記事を参考に)会員登録、本人確認が終わったら、まずは受取人を登録する。
※受取人として登録できるのは中国の身分証を持つ個人が開設した口座に限られることに注意。
↑アプリ左下のアイコンを選択すると送金先一覧画面に移動する。
まだ誰も登録されていないので「Add a recipient」を選択する。
送金を受け取る先としてAlipayと銀行口座を指定できる。
今回はBank Card(銀行口座)を選択した。
上から受取人の氏名、口座番号、電話番号、あなたと受取人の関係、送金の目的を入力/選択する。
送金の目的は「Family Living Expenses(生活費)」か「Etc.」しか選択できないため、前者を選んだ。
次の画面に移動する前に詐欺への注意喚起が表示される。
本人確認電話の時にもしっかり確認されたことを考えると騙される人が多いのだろう。
最後に受取人の身分証番号と電話番号を入力したら「Submit」を選択。
これで送金先として登録された。
(上の画像は例としてデタラメを入力したため「入力内容が不十分」とエラーが出ている)
さて、それでは実際に送金してみる。
アプリ下部中央の「¥」のアイコンを選択すると送金/受取額の試算ができる。
ここに送金したい金額を入力する。
中国の法律により一日50万円まで、一年で50,000米ドル相当(約550万円)まで送金できる。
送金額を入力したら「Send Now」を選択する。
先ほど登録した受取人を選択する。
受取人の情報と送金額が表示されるため、内容を確認する。
「Pay Now」を選択すると次へ進む。
「オンライン送金」か「ATM送金」の選択肢が表示される。
今回は上の「オンライン送金」を選択。
注意事項が表示される。
次へ進むと振込先が表示される。
楽天銀行とゆうちょ銀行の口座が表示される(詳細は各自で確認してほしい)。
ポイントは「Account holder」と書かれているところ。
ここには自分(振込者)の名前がローマ字で表示されていると思うが、オンラインバンキング等で振り込む際に振込者名をここに表示されたアルファベット(ローマ字)の名前に変更する必要がある。
※私の登録情報には(マイナンバーカードで本人確認したにもかかわらず!)名前の読みが間違って登録されてしまっており、この「Account holder」にも間違った読みのローマ字名が表示されていた。アプリからは読みを修正できないため、諦めてオンラインバンキングで振り込む際に間違ったローマ字名の方をそのまま振込者名にして振り込んだ。
一旦アプリから離れてこの口座へ所定の金額を振り込む。振り込み後に「Transfer Now」を選択する。
振り込み後、アプリ下部の左から二番目を選択すると送金ステータスを確認できる。
表示されている1件を選択すると詳細を確認できる。
振り込んだ直後は「Processing Payment」という状態になる。
おそらく営業時間になるとPanda Remitのスタッフによって入金の確認が取れ次第、中国へ送金が行われるのだろう。
送金手続きをしたのが夜だったので即座には送金されなかった(実際に送金されたのは翌日の朝)。
念のため少しでも早く送金されるよう、画面中央の「Upload a transfer receipt (fast payment)」を選択し、オンラインバンキングで振り込んだ際のスクショをアップロードした。
おそらく日本のスタッフが銀行に入金された内容を確認する際、これがあると手続きが早く済むのだろう。なくても問題なさそうだけど。
右下の「I have transferred」を選択するとこのような画面になる。
ここで「Notify Recipient」を選択すると受取人にリンクを共有することができる。
リンク先へ飛ぶと、このように送金額などを簡単に確認することができるようになっている。
チャットアプリなどを通じて気軽に情報をシェアできるのは中国のサービスらしい便利さがある。
送金手続きをした翌朝、SMSで送金完了のメッセージが届いた。
受け取り側にも確認してみたところ、銀行から入金の連絡があったと報告があった。
↑銀行からの通知。きちんと届いたようだ。
実際に使ってみるまでは本当に送金されるか一抹の不安があったが、とても迅速に送金することができたので大変満足のいく結果になった。
ちなみに送金手数料は1回800円。初回は無料で、2回目以降もなぜか割引されて400円と表示されている(実際いくらになるかはまだ試していない)。
熊猫速汇(Panda Remit)はとにかく安い。安いは正義。
ただ、言語面やサポート、運営企業の規模など少しでも不安を感じるのであれば、多少割高でもWiseを選ぶという選択肢も十分にある。
現在50万円を送った場合、Panda RemitとWiseの差は約150元。5万円なら22元。
リスクヘッジとしてはそう高い額ではないのでよく検討したうえで選ぶことをお勧めする。
個人的には熊猫速汇(Panda Remit)は今後も使っていきたいサービスに見事ランクインした。
興味があればぜひトライしてみてほしい。
コメントする