1年と4か月という短い命だった。合掌。
きれいな顔してるだろ。死んでるんだぜ、これで...。
Mi 11 Lite 5Gくん、Huawei Bandとの一悶着があったりタスクキルに悩まされたりもしたが、Xiaomi 11T Pro購入後もサブ機として重宝していたんだが。残念。
シャオミタイマーはありまぁす!
何があったかというと、いきなりフリーズした後にパタリと電源がつかなくなった。本当に突然。あっけない最期だった。
うんともすんとも言わず、どのボタンをどれだけ押しても(長押ししても)反応すらしない。充電ケーブルを繋いでもダメ。完全に無反応。
そういえば昨夜にも同様のフリーズがあったのだが、その時は電源ボタン長押しで再起動したら動いてくれてたんだが...。そういう意味では兆候はあったのか。今思えば。
何とか復旧を試みる
サブ機なので突然死してもそこまで痛くはないのだが、可能であれば復旧してデータの保全や個人情報の消去をしたい。
とりあえずPCにUSB接続してみると、謎のデバイスとして認識された。
この「QUSB_BULK_CID: SN: 」でネットで検索してみると、Qualcommのチップを搭載したスマホをUSB接続するとこう認識されることが分かった。
その中でもわかりやすかったのがこちらのページ。他機種だがこのガイドに従って復旧を試みてみる。
復旧の手順
1.こちらからQualcmmのドライバーをダウンロードする。
2.Mi 11 Lite 5GをPCにUSB接続し、上記ドライバーをインストールする。
3.MiFlash Toolをダウンロードする。上のガイドだと古いバージョンへのリンクしかないので、こちらから最新版をダウンロードする。
4.どのサイトからでもいいのでMi 11 Lite 5G(Japan)のFastboot ROMをダウンロードする(左記のリンクはググって適当に見つけたもの)。
MiFlash ToolでROMを焼いてみる
とりあえずガイドの通りに操作してみた。
何度か試したが、エラーメッセージが出て失敗に終わった。
電源ボタン長押ししてから試してみる
「電源ボタンを長押ししたら接続できる」という情報もあった。
確かにUSB接続した状態で電源ボタンを長押しすると「ピロリン」と音が鳴りUSB接続が解除され、また接続された(内部では再起動しているっぽい)
そのタイミングで「flash」を押したりしてみたが、特に変化はなかった。引き続きエラーが出て先に進まない。
当初は古いリンクから古いバージョンのMiFlash Toolを使っていたが、途中で気づいて最新版に更新した。
エラーメッセージは変わったものの、残念ながら効果はなかった。
QFILを試してみる
他にも、QFILというQualcomm純正のROM焼きツールがあるらしいのでこれも試してみた。
これもエラーが出てダメだった。
XiaoMiTool V2を試してみる
もっと新しいROM焼きツールがあった。これも試してみよう。
このツール、リカバリ専用モードも搭載していてよくわかっている。早速リカバリしてみる。
が、事前の注意書きに「Fastbootモードに入れない状態で復旧はできない」と書かれており門前払い。
"Hard Brick" つまりハードの問題なのでどうしようもないようだ。
ハードの故障はどうしようもない
MiFlash Toolで出ていたエラーメッセージ等をキーワードにググってみたが、この症状はeMMCの破損だという投稿がいくつか見つかった。
残念ながら物理的に死んでるものはどうこねくり回しても復旧のしようがない。
中国にいる魔改造技術者に頼んで物理的にeMMCを付け替えてもらわない限り、復旧は難しそうだ...。
廉価機は一見コスパがいいのだが、すぐスペック不足になったり耐久性がアレだったりで結局は微妙なこともある、といういい勉強になった。
今はXiaomi 11T Proが調子よく使えているからいいのだが、早いうちにまたちょうどいいサブを探さないとなぁ...。薄型軽量で各種性能も悪くなく、サブとしてはもってこいの機種だっただけに非常に残念だ。
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